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Edox King star 200246
丸っこいケースデザインが気に入って4万円台後半で購入。近い時期にオーバーホールされていたので安心していたが、日付・各ハンド共に「23時40分」でフリーズする現象が発生。保証期間を利用して修理を依頼したらすっかり治ってしまった。それからはすこぶる元気に動いている。 ダイアルがダークウォームグレーのサンレイという、アンティークではあまりお目にかかれない代物だったのでそこも気に入っている。跳び箱状の巨大なアワーマーカーで押し出しの効いた面構えも特徴的だ。 カットガラスのカケなどもなく、傷といえば裏蓋のスレくらいでアンティークとしては状態が良い。とはいえ、アンティーク市場のEDOXにはあまり価値がない。探せばそこそこの状態のモノなら数千円で見つかるかも知れない。なので私が出した購入金額のほとんどはOH代金だと理解している。時計は動いてナンボですからね(;´Д`)
2015年11月 ミネラル・カットガラス 37.5ミリ EDOX砂布巾
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CATOREX C'Vintage 8162-1
創業から150年以上、延々と血脈経営を続けてきたカトレックス。そもそもは庶民向けの懐中時計専業のメーカーとして知られていたが、投機的な経営に委ねず地道を貫いたおかげで、スイスの時計産業を壊滅の淵に追い込んだ「セイコーショック」に揺るがされることもなく現在に至る。 私が所有するのは499個の世界限定生産で販売されたシー・ヴィンテージ。クラシカルなケース、絞り込まれた形状の奥ゆかしいハンド、シンプルだが深い味わいを湛えるブルーのダイアルなど何ともビューティーな一本。 8162最大の特徴は搭載されたムーブメントにある。アドルフシールド社「AS2063」のデッドストック。振動数は21600。嘗ては世界最高の精度と謳われた名機がひっそりと内蔵されているあたり、時計バカとしてはグッとくる要素。 「可愛い時計だな~」と思って買ったわけだが、実際何度か使ってみて心底気に入ってしまった。非常にシンプルなデザインだが細かいところに拘りが感じられて、使えば使うほどジワジワしてくるのだ。ブルーのサンレイダイアルの美しさは私のコレクションの中でも特別な存在。NATOストラップとの相性も抜群で、着せ替え人形のように雰囲気を変えて楽しめる。オトナの男がまるで「りかちゃん人形」のように遊べる楽しい時計だ。
サファイアクリスタル 幅42ミリ CATOREX カーフレザー砂布巾