可塑性とは?

可塑性(かそせい)とは、固体に外力を加えて変形させると、その後力を取り去っても元に戻らない状態や性質のこと。または永久変形する物質の性質で歪んだ固体の回復が一時的な事。「塑性」と略されて呼ばれることもある。また、固体に限界を越えた力を入れると変形したままで元通りにならないことを永久変形や永久歪として、この状態になるまで必要な力を「弾性限界」と呼ぶ。
物質だけでなく人の能力や性質に対しても用いられ、訓練・教育によって変化したときの伸びしろが大きい場合や大化けした場合に「可塑性が高い」「可塑性に富んでいる」と表現する。

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本当に良い「革」とは? 「なめし」と「仕上げ」が個性を決める!_image

本当に良い「革」とは? 「なめし」と「仕上げ」が個性を決める!

以前、『革』というタイトルのムック制作をした。一通りの仕事を覚えたとはいえ、まだ20代後半の編集者にとって、歯ごたえのある大それたテーマであり、無我夢中で取り組んだ記憶がある。
今回、改めて『革』というテーマと向き合うことになったが、相変わらず『革』は大きなテーマであり、ワクワクしながらも、どこか身が引き締まる思いもする。
第1回は、海外等から革を仕入れる問屋さんである株式会社ストック小島の岩﨑久芳さんにお話をうかがった。革の基礎である「なめし」と「仕上げ」を学び、本当に良い革とは何かを探る。

革の王道のなめし方、植物タンニンなめしとクロムなめしを比較する_image

革の王道のなめし方、植物タンニンなめしとクロムなめしを比較する

「なめし」とは、動物の皮から革へと変化させる工程だ。なめしの工程ではどんなことをしているのか、なめしの種類によってどう革が変化するのかを植物タンニンなめし、クロムなめし、混合なめしそれぞれ紹介していこう。

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靴の履き心地は形状と機能で決まる

足の形は人それぞれ異なります。しかし、市場に出回っている靴のほとんどはより多くの人の足に合うように設計されています。履きやすい靴、歩きやすい靴を選ぶためにはどんなことを知ればいいのでしょうか。

この連載では、義肢装具士として働く傍ら、靴ブランド「LIGHTBULB.」を主宰する野口達也さんと一緒に「足に適合する靴」を考えていきます。第三回はいよいよ「適合とは?」を掘り下げます。

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とにかく重い! それでも持ち歩きたくなるベネシャンバッグの魅力

服や小物を選ぶ基準は人それぞれ。実用性を重視する人もいれば、トレンドを追いかける人もいるでしょう。今回、ミューゼオ・スクエア編集長の成松が紹介するのは英国ビルアンバーグの代表作と言われるブリーフケース、「ロケットバッグ」と「ベネシャンバッグ」。渋くて、カッコいい。けれど、見るからに重そうなカバンを選んだワケとは?

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オールデン(Alden)、コードバンの輝きと質感に惹かれて。

憧れの男性革靴の一つとして名前が上がることの多い「オールデン」。ミューゼオ・スクエア編集長もこの革靴、特に素材として使われているコードバンに魅了されているよう。チャッカブーツなど、オールデンならではというコードバンが活かされた革靴たちを紹介する。

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1,300年前の意匠に想いを馳せながらお茶をする。 ロマンが詰まった清課堂の「純銀含綬鳥文急須(じゅんぎんがんじゅちょうきゅうす)」

触れたいけれど、触れられない。強く惹かれるその世界を壊してしまいそうだから、触れずにいよう。子供の頃にはそんな感情がもっと近くにあったような気がするけれど、ここしばらく忘れていた。それを一瞬で思い出させてくれたのが、清課堂の銀の急須、「純銀含綬鳥文急須」だ。

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優美さ漂うスーツ&ジャケットを作り出す、Vick tailor(ヴィックテーラー)を訪ねて。

ファッションジャーナリスト倉野さんは「近藤君の作るオーダーメイドのスーツは、フォルムがエレガントで素敵なんだ」と以前から力説していました。何でもその理由は丁寧な手縫いの技にあるんだとか。次世代テーラーを代表すると倉野さんが太鼓判を押すVick tailor 近藤卓也さんの手仕事についてインタビューしてきました。