グラマシーアートフェアとは?

1994年にコリン・デ・ランド(Colin de Land)、パット・ハーン(Pat Hearn)、マシュー・マークス(Matthew Marks)、 ポール・モリス(Paul Morris)の4人のアートディーラーが、アメリカ・ニューヨークにあるグラマシー・パーク・ホテル(Gramercy Park Hotel)上層階を借りきってグラマシー・インターナショナル・コンテンポラリー・アートフェアー(The Gramercy International Contemporary Art Fair)を開催したことが始まり。世界で最も重要な20世紀と21世紀のアートを発見、収集するためのアートフェアであり、文化的にも重要な役割を担っている。世界的な規模のアートフェアに成長し、ニューヨークの中心部で開催される他に類を見ないアートイベントとしての地位を確立してきた。

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「古着」の魅力とはなんだろうか? その答えは一様ではないし、世代によっても異なる。


たとえば、その洋服が生まれた国が好きなのかもしれない、周りとは違う珍しい服を着たいのかもしれない、はたまた異国の文化が生み出した着物にロマンを感じるのかもしれない。


初めてオールドのデニムに価値を見出したのは日本人だと言われているが、いわゆる「ヴィンテージ」を定義すると、古くて希少かつ、生まれた当時の文化を映し出す貴重な資料ということができる。

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犬印鞄製作所がシンプルさにこだわる理由

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父から娘へ。タグチアートコレクションのこれまでとこれから

タグチアートコレクションの名で知られる、ミスミグループ創業者の田口弘さんの現代アート・コレクション。

現在、蒐集や管理は長女の田口美和さんに引き継がれ、さらなる広がりをみせている。2018年11月時点で、作品数は約470点。

これほどのビッグ・コレクターならば、「いつかはプライベート・ミュージアムを」という思いがあってもおかしくない。

しかし弘さんも、美和さんも、特定の箱(スペース)をもつことは考えていないという。

かといって、コレクションを自分たちだけの楽しみにすることもない。コレクションの質の高さから、美術館などから出品依頼の声がかかることも多く、むしろ積極的に公開をしている。

過去には、タグチコレクションの名を冠した展覧会もたびたび開催され、来年も北海道内の美術館を巡回する予定だ。

父から娘に引き継がれるコレクション。インタビューで、弘さんは、しばしば実業家としての顔をみせながらアート購入時のアドバイスや、現代アートが持つ力を語った。美和さんからは、ギャラリー巡りを始めたころの意外なエピソードが明かされた。