ピッチドヒールとは?

靴のヒール部分が真っ直ぐではなく、若干えぐれながら落ちて行く様なフォルムを取った、ビスポークなどの高価な靴に見られる仕様。既成靴に採用されるのはエドワードグリーン(Edward Green)やガジアーノ&ガーリング(Gaziano&Girling)など、海外でも一握りのブランドのみとされる。
ヒールを先細りにするため、スッキリ見せながらもヒールアップが可能で、横から見た時のフォルムも美しいため、ドレッシーに見せる時にもこの加工が用いられる。また、見た目の美しさだけでなく、踵のホールド感も向上させている技術。

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今日も変わらず銀座四丁目の交差点を見下ろす、銀座のシンボル。

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前編では当ショップの代表ブランド「名も無きビジネスシューズ」のディテールについてご紹介した。

後編となる本稿では「LEATHER PORT」で取り扱う美しきマスターピースを制作する中国南部の靴職人について、日本、いや世界の靴マニアにとって未知の領域である中国の靴業界事情についてお届けする。

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