カトラーアンドグロスとは?

カトラーアンドグロス(Cutler and Gross)は、1969年に眼鏡技師(オプティシャン)であったグラハム・カトラー(Graham Cutler)とトニー・グロス(Tony Gross)によりイギリス・ロンドンにて創業した老舗のアイウェアブランド。
メガネを視力矯正の道具からファッションアイテムに変えたアイウェアブランドの先駆け的な存在で、アイウェアの歴史においても重要な役割を果たしている。
クラシックな形や、厚みのあるフレームを得意としたスタイルの全ては、イタリア・カドーレにある工場にて、職人たちの手作業によって作られている。

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ジャケパンに華を添える春夏のストールやネクタイ、ソックス。倉野路凡の美しい小物たち

会うたびに異なる色柄のストールを巻いていたり、トラウザーズの裾からカラフルなソックスがチラりと見えたり。初対面の人でも、特にファッションの話をしようと思っていない人でも「それ、キレイな色ですね」と自然に言わせてしまう。

倉野路凡さんの小物使いは、人の緊張感を解いてパッと明るくしてくれる。

長年、服飾ジャーナリストとしてクラシッククロージング業界で活動し、2020年には『The three WELL DRESSERS』を執筆。日本のテーラー界でも名が知られており、倉野さんに取材をしてもらいたいと依頼がくるほどだ。

今回は、そんな倉野さんに春夏に使う美しい色柄の小物コレクションを紹介してもらった。ページ後半では、倉野さんのファッションルーツの鍵となるアイテムも登場。

いつだったか「もし僕が道端で倒れても、可愛いモノを身につけていれば助けてもらいやすいでしょ?」と笑いながら話されていたのを思い出す……。コレクションを見ると、その冗談も的を得ているような気がしてくる。