MUUSEO SQUARE
英語でマッド(mad)は「泥、ぬかるみ」、ガード(guard)は「守る」という意味から、マッドガード=「泥除け(madguard)」のこと。革靴ではアッパー(甲革)とソールの接合部分にぐるりと巻きつける、革やゴム素材でできているパーツで、横に厚みがあるソールのように見える。泥除けとしてだけでなく、装飾として用いられることもある。クレープソールの靴や、汚れの手入れがしにくいスウェード素材をアッパーに用いた靴に使用されることが多い。特にチャッカブーツ(くるぶし丈で複数の紐穴を持つ革靴)によく見られる。
【後編】靴好きの3人が思いのままに語る革靴談義。僕らが愛する至極の3足。
靴に興味を持ち始めたきっかけについて語った前編に続き、後編では3名の至極の靴について。更には素材の革へのこだわりにまで話は広がります。革のカラーと種類だけにとどまらず、製造元の指定まで! まさに歩く靴事典!と賞賛したくなる精通っぷり。ではでは、引き続き3名の靴談義に耳を傾けてみましょうか。
クレープソール
ウィスキーコードバン
ジョンホワイト
チャーチ
ジョンストン&マーフィー
平和堂靴店
ランチオックスハイド
マッドガード
ボックスカーフ
オールデン
チャーチ、ジョンロブ、リーガル。ものづくりの哲学とヒストリーを携えた、著名革靴ブランド10選。
チャーチ、ジョンロブ、エドワードグリーン、リーガル……。英国や米国の名ブランドたちはどんな歴史と個性を持ち合わせているのか。ブランドごとの特徴を服飾ジャーナリスト・飯野高広氏の監修でわかりやすく解説。各革靴ブランドの愛好家たちのシューズフォトも豊富に掲載!
EDWARD GREEN(エドワードグリーン)、変わらないロジカルなものづくり
わが国でも三陽山長やRENDOなど、木型にしっかり美意識を込めた既製の紳士靴が近年多くなっています。が、その原点として位置付けられるメーカーはイギリスのEDWARD GREEN(エドワードグリーン)ではないでしょうか。今回は服飾研究家の飯野高広さんと、そのオーセンティックな美しさに迫っていきます。話題は木型の変遷からペットネームの名付け方まで拡がりました。聞き手はミューゼオ・スクエア編集長の成松です。
春夏の革靴、再び惹かれはじめたのはスリッポン
あらゆるモノ・素材を愛するミューゼオスクエア編集長の成松が愛用している革靴の魅力を語ります。今回は、服飾ジャーナリストの飯野高広さんにより詳しい解説をもらいながら、春夏の足元にぴったりのスリッポンをご紹介。
足元にはいつもオールドチャーチ。
ファッションライター倉野路凡さんが今気になるモノ、従来愛してやまないモノについて綴る連載第7回。「倉野さんにとって英国靴といえば?」「チャーチ!」と即答が返ってくるほど思い入れの強いブランド靴について。しかもオールドチャーチについてブランドの歴史を交えつつ語ってもらいました。