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Jeremejeviteエレメーエファイト(ジェレメジェバイト)
細長いルースが多い石ですがスクウェアで濃い色目のものを見つけました。 内包物の影響でかなり暗い色目ですが顕微鏡で観察すると青と茶色の色合いがとても美しいです。 最近インクルージョン観察にハマっています。
鉱物 ルース 2024 5月 Al6B5O15[F,OH]3ネルママ
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アゲート(ユンガイト)
アメリカ、ワイオミング州の限られた地域で産出する強蛍光を示すアゲートです。 産地の名前からユンガイトと呼ばれています。 原石は肉色の碧玉が圧力で破砕された後に瑪瑙が流れ込んだような姿をしています。 蛍光の起因となるのはウラニルイオン (英: uranyl ion) です。 Wikipediaより ウラニルイオン 化学式が UO22+ と表されるウランのオキシカチオンで、ウランの酸化数は+6である。ウランと酸素の間に多重結合性があることを示す短い U-O 結合をもち、直線形構造をとる。4つまたはそれ以上のエカトリアル配位子がウラニルイオンに結合する。特に酸素ドナー原子をもつ配位子と多くの錯体を形成する。ウラニルイオンの錯体は、鉱石からのウランの抽出、そして核燃料再処理において重要である。
鉱物 カボション アメリカ ワイオミング州ネルママ
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チタン酸ストロンチウム
先日の石フリマで出逢いました。 1955年代当時の包装紙も付いているマーキスカットのルースです。 甲府の研磨職人のオールドストックのようです。 人造石ですが内包物もあり(黄色、緑色の粒々)顕微鏡観察が楽しい逸品です。 天然鉱物として産出するものはタウソン石 (Tausonite) と呼ばれるそうです。
鉱物 ルース 石フリマ浅草 SrTiO3ネルママ
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ブルーティントアキシナイト
ブルーの部分と茶色の部分の配色が美しいアキシナイトです。 アキシナイト自体に多色性という性質がありますが、この様なブルーのインクで染まった様なタイプのものをブルーティントアキシナイトというそうです。 アキシナイト(和名:斧石)グループは4つの種類からなる鉱物グループです。 基本となるものは鉄を多く含むフェロアキシナイト(鉄斧石)で、一般的に流通しているアキシナイトのほとんどがこのフェロアキシナイト。 そのため、わざわざフェロアキシナイトとはいわず、これをアキシナイトと呼ぶようになっています。 1枚目の画像の色味が肉眼で見たのに1番近いと思いますが、ライトを当てるとかなり色鮮やかです。 4.2×3.9×2.6mm
鉱物 ルース Ca 2 (Fe,Mg,Mn)Al 2 [OH/BO 3 /SiO 12 ] 0.400ctネルママ
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金紅石 ルチル単結晶
金紅石は同じ二酸化チタンの組成を持つ板チタン石(ブロッカイト)と鋭錐石(アナテーズ)等、5種類の同質異像の鉱物の一つです。 いずれもアルプス型の変成作用を受けた熱水鉱床やペグマタイト鉱床に産しますが、生成時の温度や圧力の違いにより硬度、比重、結晶系の異なる別種の鉱物となります。 金紅石の和名は、金色や濃赤褐色の色合いに因みます。”Rutile"の名もラテン語の "rutilus : 赤味を帯びた” に因みます。 結晶は柱状、ピラミッド状、更に正方膝型接合双晶、正方輪座三連晶など、魅力的な姿の連晶で産出することもあります。 金紅石は鉱物の中では最も高い屈折率(2.616-903)と複屈折(0.287)と分散値(0.300)を持つ鉱物です。 即ち透明な結晶はダイアモンド*をはるかに凌ぐ煌きとファイアを放ちます。 従って1948年に登場した透明な合成ルチルの結晶はチタニアの名称で手頃な値段のダイアモンドの代替品として一世を風靡したものです。 しかしながら余りにもぎらぎらと光りすぎて如何にもダイアモンドの贋物の印象が強く10年足らずの短命に終わりました。 金紅石が宝石として脚光を浴びるのは、その針状結晶が水晶に包有物として含まれる場合です。(ルチルクオーツ) *ダイヤモンド屈折率2.419分散値0.044 4.6×4.5×3.2mm
鉱物 ルース TiO2 0.520ctネルママ
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キャシテライト
私の愛読サイト 宝石と宝石クリスタルの仮想 空想の宝石 結晶 博物館 のキャシテライトのページには 宝石鉱物は普通はアルミニウム、カルシウム、ベリリウム、マグネシウム、硼素等の軽金属の酸化物や珪酸塩が多めですが、ジルコニウムやさらに重いタングステンを主成分とする鉱物も宝石としてカットされます。 このような重金属も宝石になるとはいささか驚きです。 とは言え、錫石には常に鉄分が入っているので濃褐色や黒の不透明な結晶が問題です。稀にカットされる石もボリビア産の石のように全く見えません。 と書かれていたボリビア産をゲット出来ました。 淡い褐色の地色に墨汁を溢した様な大胆な色合いです。
鉱物 ルース SnO2 7.2ctネルママ
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ピンクユークレース
カクカクしたドロップ型のユークレースさんをお迎えしました。 石屋さん曰く、 「この子はピーチピンクがかわいいのですが、変形カイト?宝石カットのシュッとしたヤツ? ゴスっぽいイメージのカットが、可愛らしさの中に小悪魔のスパイスを効かせている、絶妙なバランスです♫」 との事。小悪魔かどうかはさておきフレッシュなピーチピンクです! 化学組成が示すように、鉱物としては緑柱石に極めて近く、ペグマタイト鉱床生成の最終段階で熱水の温度が600~400℃に下がり、緑柱石が水酸基を取り込んで出来た鉱物と考えられています。 ソ付き
鉱物 ルース AlBeSiO4・OH 0.321ctネルママ
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トレモライト 透角閃石
透角閃石(Tremolite) 名前の由来はスイスのイタリア側、Ticino州 Campo Lungoアルプスの Tremola渓谷 で最初に発見されたことから,緑閃石の鉄分が少ない一般には白っぽい変種 結晶構造は二重鎖状。普通は針~繊維状の、放射(または平行)集合体であるが、柱状結晶にもなり、潜晶質の緻密な塊(いわゆるネフライト)にもなり、あるいは石綿状にもなる。
鉱物 ルース Ca2Mg5Si8O22(OH)2 0.94ctネルママ
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斧石 Axinite
斧石の名前通りかなり鋭利な結晶です。 透過しみえる色合いは落ち着いたブラウンです。 結晶の表面に小さな結晶もツクツク生えている姿も可愛らしいです。
鉱物標本 Ca 2 (Fe,Mg,Mn)Al 2 [OH/BO 3 /SiO 12 ] 宮崎県日之影町オシガハエネルママ
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キャシテライト 錫石
錫の酸化鉱物であるキャシテライト。 起源は、ペグマタイトのマグマ、花崗岩および変質岩に伴う高温鉱床の熱水です。一部の沖積鉱床にも非常に豊富に存在します。 結晶は通常短い角柱状ですが、時には細長い角柱状または両錐状であり、複数の双晶が一般的です。色は鉄の不純物により一般に茶色から黒色で、まれに無色になります。 比重が6.95と驚く重さです。 複屈折が観察でき、屈折率1.997とダイヤモンドよりも高い分散率(0.071)をもつことから、カットによっては強いファイアを放ちます。※ダイヤモンドは0.044
鉱物 ルース SnO2 0.99ctネルママ
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非加熱グリーンゾイサイト
ブルーやパープル系よりも希少なグリーンのゾイサイトです。 青味〜オリーブグリーンまで様々なグリーンを堪能出来ます。 一般に含まれる、酸化ヴァナジウム(V2O3)/酸化クロム(Cr2O3)の比率が2倍以上の場合に褐色がかった青い色を示しますが、2倍以下の場合には緑になります。 酸化チタンを多く含む淡青色の結晶は加熱処理でも濃い青になりにくいといわれます。 パキスタン産の緑のゾイサイトとインド産のピンクのゾイサイトは鉄分を多く含みます。
鉱物 ルース Ca2Al3[O/OH/SiO4/Si2O7] 0.78ctネルママ
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千葉石
日本地質学会の記事より抜粋ですが、 千葉石は変わった特徴を持つ鉱物です 主成分は石英と同じ二酸化珪素(シリカ)ですが,それらが‘かご’状の結晶構造をつくり,その‘かご’の中にメタン,エタンなどの炭化水素ガスの分子を1個ずつ含みます(シリカクラスレート:シリカ包摂化合物). ‘かご’の直径は1 nm程度という微小なものです. 結晶の形は千葉石そのものですが,内部は石英に変質(仮像).透明感のない白く濁った結晶です.
鉱物標本 SiO2•n(CH4,C2H6, C3H8,C4H10);(nmax=3/17) 千葉県南房総市ネルママ
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レッドベリル
地表付近での温度変化の大きい気成鉱床での結晶化がレッド・ベリルの結晶が小さく、亀裂が多く、透明度が低い原因であったと考えられます。 このレッド・ベリルの純粋な緑柱石成分は97%で、その他に、チタン、カリウム、鉄、マンガン、亜鉛、錫、セシウム、ホルムアルデヒド、カルシウム、硼素、バリウム、クロム、銅、ニオブ、鉛、ジルコニウム、ガリウム、ルビジウム、カルシウムとで3%のもの多くの元素が不純物として含まれている程度です。 普通の緑柱石の不純物は0.28-0.5%ということで10倍も多く、この地のレッド・ベリルがいかに特異な生成条件で結晶を示すものです。 赤紫色は主に三価のマンガンによる着色です。
Be3Al2Si6O18 0.303ct USA ユタ州 ワーワーマウンテンネルママ
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クリソコーラインカルセドニー(自然銅入り)
ジェムシリカはクリソコラにクォーツが浸透してできた美しい石です。 淡いピーコックグリーンが瑞々しい石ですが、こちらはカルセドニーの半透明な部分と自然銅の部分とジェムシリカの部分とが観察出来ます。
鉱物 カボション Cu4H4[(OH)8|Si4O10]・nH2O インドネシアネルママ
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氷翡翠
ヒスイという宝石は微細なヒスイ輝石が集合した塊状で産出します。 純粋なヒスイ結晶は無色〜乳白色で、色の起因となる元素や他種鉱物が含まれることで様々な色柄となります。 緑 オンファス輝石に含まれる鉄やクロム 青 オンファス輝石に含まれるチタンと鉄 ラベンダー 微量のチタンと鉄 黒 石墨(炭素)
鉱物 カボション 4000円 NaAlSi2O6ネルママ