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VICTORY IN THE PACIFIC(太平洋の覇者)
「太平洋の覇者」は開戦から1944年末までの太平洋での艦隊同士の戦いを戦略規模で再現したゲームです。 先に1975年にJedko Gamesから「War at Sea(英独大西洋の戦い)」というゲームが発売され、人気を博したのでアバロンヒルが権利を買い取り翌年メジャー発売し、さらに人気がでたので同じシステムで太平洋版として作られたのがこのゲームです。 そのシステムはへクス方式ではなく当時としては珍しいエリア方式で、極限まで抽象化した簡単なルール、つまり戦闘結果にCRT(コンバットリザルトテーブル)を使用せずに、いわゆる6出ろシステム(ダイスを振って6が出れば1発命中)であるにもかかわらず、制海権を取る難しさ、駆け引きの妙を実現しつつ、更に戦略級でありながら重巡以上の艦船が1隻1ユニットになっており、大和の主砲が火を吹いて敵戦艦撃沈、というシチュエーションも楽しめるという、キャラクターゲーム性もある非常に素晴らしいゲームとなっています。私も大のお気に入りです。ちなみに、ウォーゲーム界の芥川賞、1977年のチャールズロバーツ賞を受賞しています。 #ビクトリーインザパシフィック #太平洋の覇者
1本 無し 戦略級太平洋戦争キャンペーン 1Turn=半年 1へクス=? 1Unit=1艦ちょこ大佐
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RUSSIAN FRONT
「ロシアンフロント」は、第二次世界大戦における最大規模で決定的な戦役、すなわち1941年半ばから1944年終わりまでのソ連領内における戦闘をシミュレートした戦略級ゲームです。マップはモスクワは勿論、スターリングラードからレニングラードまで、東部戦線全体をプレイできるようになっており、バルバロッサ作戦から攻勢の転機となったクルスク包囲戦までを再現できます。 東部戦線全体を扱うゲームの中で、プレイしやすく、ルールも簡単で繰り返しプレイできる東部戦線の傑作です。当時かなりの人気があり、誰もが一度はプレイしたと思います。流れからいうと、私の周りでは当時は東部戦線全体の戦略級と言えば「独ソ戦(ロシアンキャンペーン)」一択で、これが発売されてからロシアンフロント一択にシフトした感じだったでしょうか。 #ロシアンフロント #東部戦線 #独ソ戦
3本 無し 戦略級東部戦線 1Turn=1ヵ月 1へクス=40㎞ 1Unit=師団~軍ちょこ大佐