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エコー(20本入)-その3
日本たばこ産業株式会社発足当時、それまでなかったバーコードが初めて刷り込まれた。以降、その時代の要請に応じて、様々な情報が主たるデザインとともにレイアウトされてきた。 ついに2005年、「たばこ規制枠組条約」の発効に伴って、表面の30%を警告表示に費やすこととなり、それぞれの銘柄はその表情を大きく変えることとなった。 ・以下末尾の数字は 「ニコチン/タール」表記 「リサイクルマーク表示」 【画像1】用紙紙質変更。 14/1.2(賞味期限 平成14.10) 【画像2】包装形態変更。 14/1.1(賞味期限 平成17.5) 《販売価格推移》 ・2006年7月1日 180円 ・2010年10月1日 250円 ・2014年4月1日 280円 ・2016年4月1日 310円 ・2018年10月1日 350円 ・2019年10月1日 440円
U字2型→スタンダード型 高田 定雄 2019年10月以降shirotanino
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エコー(20本入)-その2
日本たばこ産業株式会社発足以降のもの。 専売公社時代にはなかったさまざまな改変が行われる。 ◎日本たばこ産業株式会社旧社章 【画像1】専売公社時代のデザインを継承、賞味期限刷り込み 【画像2】封緘紙幅細に変更 ◎新社章「JT」・ ・以下末尾の数字は 「ニコチン/タール」表記 「警告文面小型」 【画像3】価格記号GI-13。 16/1.3(賞味期限 平成3.6) 【画像4】価格記号GI-13。 15/1.3(賞味期限 平成7.7) 「警告文面大型」 【画像5】価格記号GI-13。 14/1.1(賞味期限 平成9.3) 【画像6】価格記号GI-13。 14/1.2(賞味期限 平成11.6) 【画像7】価格記号廃止。 14/1.2(賞味期限 平成12.1) 「問い合わせ先電話番号刷り込み開始」 【画像8】 14/1.2(賞味期限 平成12.1) 《販売価格の推移》 ・1986年5月1日 130円 ・1998年12月1日 150円 ・2001年7月1日 170円
U字2型 高田定雄 2019年10月以降shirotanino
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わかば(新デザインー20本入)
1968年5月の価格改正時に新デザインが採用された。 「わかば」は、旧デザイン当時から封緘紙の銘柄名を〇で囲む2つのバージョンがあったことが知られている。 〇で囲んだ方は、日本で独自に開発された「ネオフィルター」を採用していた。〇のないものは、日本のフィルター付きタバコの歴史から考え、アセテートフィルターであったものと思われる。 おそらくは嗜好調査的なことが行われたものと考えられるが、結果、あの独特の柔らかさをもつネオフィルターが採用されたのだろう。しかしながら「ネオフィルター」の使用は、「わかば」・「エコー」・「ハイライト(一部地域)」に限られる結果となった 「エコー」・「しんせい」・「ゴールデンバット」とともに旧3級品に分類されている中では唯一のロングサイズである。近年のたばこ税増税および値上げの中で、その安さから銘柄として見直され、自動販売機でも見かけるようになった。2019年10月以降、在庫売りつくしをもって廃止となり、代替銘柄となる「わかば・シガー」が発売されている。 【画像1】1968年5月1日~ 60円へ価格改正 ☆同時にデザイン変更 【画像2】1968年5月1日~ ☆ネオフィルター使用分 ☆封緘紙の銘柄名を〇囲み 【画像3】1970年秋以降~ ☆側面フラップ余白部70㎜に変更、上部のラインが消える 【画像4】1972年7月頃 ☆「健康に注意」の文言が入る 【画像5】1975年7月頃 ☆新価格品表示「np」マーク入り 【画像6】1975年12月18日~ 80円へ価格改正 ☆新価格品表示シール貼付 【画像7】同 ☆同時に新価格品表示のためハイライト型封緘紙を並行して使用。 ・1980年 4月22日 100円へ価格改正 ・1980年6月1日~ ☆専売公社証票変更 ・1983年5月1日 120円へ価格改正 ◎1985年4月1日 日本たばこ産業株式会社発足、以降も継続販売 [1979 日本専売公社]
U字2型 本多 八郎 2019年10月以降 1968年5月shirotanino