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ホープ(50本入)
50本入「ホープ」。併せて発売された50本入「コハク」が平型ブリキ缶であったのに対し、「ホープ」は縦型丸缶で発売されました。これも、10本入に倣って輸出用の包装が存在しました。 1931年4月1日~ 75銭で発売開始【画像1】 1936年11月11日~ 90銭へ価格改正【画像2_6】 1938年1月31日~ 1円10銭へ価格改正【画像7】 1939年11月16日~ 1円50銭へ価格改正、ただし新装品発売されず 1940年9月15日製造中止 1940年10月7日販売中止
ラベル貼縦缶 専売局(懸賞入選作修正) 1940年10月7日 1931年4月1日shirotanino
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ホープ(10本入)
昭和恐慌の影響による高級銘柄の整理・廃止時に、それらの代替銘柄として発売されました。 「ホープ」は廃止された「スター」の代替品として発売されました。「スター」は、英国産バージニア葉と国産葉のブレンド製品であったので、「ホープ」もそれにならいヴァージニア葉の混合率を80%までに高めた高級品でした。デザインは「コハク」同様に懸賞により選ばれましたが、最終的には応募作品の中から複数を組み合わせて修正したものが採用されました。 50本の缶入りも併せて発売され、インドおよびニュージーランド向け輸出用の10本入も製造されましたが、1940年7月7日施行の「奢侈品等製造販売制限規則」(通称-7.7禁令)の影響を受け、9月15日には製造中止、10月7日には小売の店頭在庫分が販売中止となりました。 1931年4月1日~ ・15銭で発売開始【画像1】 1936年11月11日~ ・18銭へ価格改正【画像2】 ・前期型(15銭~18銭)の内小箱【画像3】。 ・品名と「Fine Virginia」の文字。 1938年1月31日~ ・22銭へ価格改正【画像4】 ・後期型(22銭~)の内小箱【画像5】。 ・見えにくいが「HOPE」の上下に黄色いラインが入っている。 1939年11月16日~ 30銭へ価格改正【画像6】 1940年9月15日製造中止 1940年10月7日販売中止 [1972 日本専売公社]
シェルアンドスライド(小箱) 専売局(懸賞入選作修正) 1940年10月7日 1931年4月1日shirotanino
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コハク(10本入)
昭和恐慌は、タバコの銘柄存続にも大きな影響を与えました。恐慌による購買力の低下と、喫味嗜好の変化が影響し、口付タバコと両切タバコの販売高が入れ替わり、明治以来の高級銘柄が相次いで整理・廃止されました。それらの代替銘柄として「コハク」と「ホープ」の2製品が発売されます。 「コハク」はそれまでの「オリエント・ナイル・アルマ」などのトルコ葉高級品の代替品として発売されました。それまでの上記3製品との差別化を図るため、デザインは懸賞により選ばれました。皮革をイメージした暗めの色遣いに、甲丸型の紙蓋が重厚さを添えています。また、トルコ葉タバコの伝統的スタイルである、切り口が楕円形になる「オーバル巻き」仕立て、吸口には金口とプレーン口の2種が用意されていました。 「コハク」と「ホープ」の2製品は、それぞれ容量50本のもの(缶入)も併せて発売されましたが、1940年7月7日施行の「奢侈品等製造販売制限規則」(通称-7.7禁令)により9月15日には製造が中止、10月7日には小売の店頭在庫分は販売中止となりました。 1930年11月29日~ 40銭で発売開始【画像1-4】 ・「コハク」は吸口に金口とプレーン口の2種が用意されたが、その違いによって意匠を変えることはせず、裏面に添え書きがされるにとどめられた【画像5】 1936年11月11日~ 50銭へ価格改正 1938年1月31日~ 60銭へ価格改正 1939年11月16日~ 70銭へ価格改正 1940年9月15日製造中止 1940年10月7日販売中止
印籠型蓋付小箱 竹中良吉 1940年10月7日 1930年11月29日shirotanino