京王帝都6000系電車

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都営地下鉄新宿線との直通運転規格に則って製造された車両で1972(昭和47)年に登場。車両全長20m・片側4扉の車体や運転台のワンハンドルマスコン、電気指令式ブレーキ等新機軸づくめとなった。なお、最初期製造の車両は5000系電車同様の抵抗制御・発電制動であったが、以降の増備車両では界磁チョッパ制御・電力回生制動を採用しており、直通運転用の車両はこの増備車両から充てている。
車体外観は裾部分を垂直に仕上げたことと、角形とした側窓・戸袋窓、並びに隅部のRを小さくした前面窓・ドア窓により、全体的に角張った印象を与えている。前面については、保安機器類の設置スペース確保のために助士側の窓のみを小型化して左右非対称の姿となっているのが大きな特徴で、この助士側の窓下に車体番号板を取り付けたり、運行番号・行先・列車種別の各表示器をブラックアウト・一体化した枠の中に収めて窓上部に配置したりするなど、デザイン上の工夫が見られる。
既に後継の7000系電車の増備に切り替わっていた1991(平成3)年には、ラッシュ時の遅延対策として片側5扉とした車両が6000系の増備車として再登場している。
#京王6000系

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    sat-2019

    2020/06/02

    大学が八王子の方で、サークルで都心のキャンパスに移動するときによく乗りました。
    大学時代を思い出します。

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      Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)

      2020/06/03 - 編集済み

      コメントありがとうございます。首都圏で古くからある“学生の街”というと、いずれも古風な構えの書店やリーズナブルな食堂、或いは学生向けのアパートが集まっている、といったイメージがありました。主に1980年代、多くの大学が広大な用地を求めて、郊外へと移転または新キャンパスをオープンさせ、これに伴って新たなスタイルの“学生の街”も続々と生まれましたが、八王子周辺はその代表格と言えると思います。
      この京王6000系電車もたくさんの学生たちの笑顔と希望を運んだでしょうし、sat-2019さんの学生時代の思い出の中にもまたこの電車が走り続けているとしたら、とても素敵なことだと思います。

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      sat-2019

      2020/06/03

      こちらこそ、ご返事ありがとうございます。
      仰る通り、80年代に都心の大学が、続々と郊外へ新たにキャンパスを建設した以降に学生生活を過ごしました。
      ちょうどバブル期と第2次ベビーブームの世代が入学する時期でしたので、八王子周辺も学生たちで賑わっていました。
      京王レールパークに6000系電車を始め、往年の車両が保存されていますので、時間があれば、当時の思い出に浸りに行こうかなと思います。

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