-
FERRARI 248F1 2006
2006年のF1参戦車。前年、新たに施行されたタイヤ交換の禁止とルノーの台頭により5連覇したタイトルを失ったフェラーリでしたが、V8エンジン初年度の06年、捲土重来を期しこの248F1を投入します。 シーズンはルノーのアロンソのリードで始まりましたが後半にかけシューマッハが追い上げ、同年限りでの引退を発表した後も一進一退の攻防が続き、シーズン残り2戦の時点で遂に両者は同点で並びます。 そして迎えた日本GP、シューマッハは後に2017年(!)まで残る1分28秒954という驚異的なコースレコードを予選で記録、決勝でもアロンソを従え首位を走りましたが、最終スティントに向けたアウトラップにまさかのエンジンブロー、、、事実上ここで06年のタイトルを失うこととなりました。 この年も自分は現地観戦をしていましたがまだ若かったせいか1分28秒954という数字もエンジンブローの瞬間もはっきり覚えています。日本でも人気のあったシューマッハですが、エンジンブローの直後、近くに座っていたお兄さんが大きなフェラーリフラッグを肩にかけ、がっくりとうなだれていたのが忘れられません。 本ミニカーはシューマッハが引退を発表したイタリアGP仕様なですが、彼は同GPの優勝した会見の場で引退を発表したわけです。やはり絵になる男、といったところですが、優勝してなかったら一体どこで発表するつもりだったのか興味が尽きません。
HOTWHEELSRyan008
-
FERRARI F2004 2004
2004年F1チャンピオンマシン。シューマッハのキャリア最後にして実に7回目のタイトル獲得を実現したマシンです。 ピーキーな特性と信頼性の不安に悩まされた前年型をブラッシュアップすることで誕生したマシンでしたが、 18戦15勝を達成するF1史上でも指折りのスーパーマシンとなりました。 熟成のエンジンとロリー・バーン率いるデザインチームの手による優れた車体、ブリジストンとの強固なパートナーシップに モンテゼモロ/トッド/ブラウンらの強力マネジメント、そして当代随一のドライバー。 その後2020年までのF1を見るにフェラーリの強さのこの年を境に下がり続けてきた気がしてなりません。 とはいえフェラーリF1の長い長い歴史を見ると、常に強豪だが常勝ではないのもまた事実。 むしろ強すぎた2000年代前半がフェラーリにとっては「異常事態」だったということでしょうか。 自分が初めて観戦したF1で勝利したマシンということで、1/18を購入しました。 こちらはチャンピオン決定戦となったベルギーGP仕様、故にレインタイヤ、片側チムニーになっています。
HOTWHEELSRyan008
-
FERRARI F1-2000 2000
2000年F1チャンピオンマシン。このマシンで遂にシューマッハはフェラーリでの初戴冠を成し遂げます(コンストラクターズタイトルは前年1999年から)。その後アロンソは結局悲願を達成できず、ベッテルも苦難の道を進んでいる事実を考えると、シューマッハ時代のフェラーリが如何に優れた仕事をしたかが分かります。3リッターV10は自分のF1原体験ですが、とにかくいい音。いろんな事情はあるのでしょうが、あの音に勝るものは未だに見つかりません。
HOTWHEELSRyan008
-
FERRARI F60 2009
2009年F1参戦車。自分が唯一触ったことがある現役マシンです。大幅なレギュレーション変更の1年目、フェラーリはシューマッハ黄金期から一転、大苦戦を強いられます。マッサがシーズン中に大怪我を負い、シューマッハが代役として復帰すると一旦発表するも撤回、と色々な出来事があったシーズンでした。 この年唯一の勝利はベルギー、スパ・フランコルシャンでライコネンが挙げた1勝。振り返るとシーズン序盤~中盤、トヨタのマシンは明らかにフェラーリより速かった。しかしトヨタは勝てず、フェラーリは1勝とはいえ勝った。当時トヨタを応援しながら、勝つことの難しさと勝ち方の両方を知り尽くした名門の底力を見せつけられた気がしたものです。
HOTWHEELSRyan008
-
FERRARI 312T 1975
1975年のF1チャンピオンマシン。水平対向12気筒の弱点である前後長の長さをミッションの横置き化で補い、見事にラウダを王座に押し上げました。不死鳥、走るコンピューターなど数多くの異名をとるラウダですが、もしかしたら自分が一番好きなF1ドライバーかもしれません。この後ラウダ~プロストと続くことになるステディドライバーの系譜。私生活はともかくも、できるだけ無理のない方法で勝利を狙い、勝ち取ってくる彼らの姿に、派手さのない自分は何かを仮託しているような気がします。
HOTWHEELSRyan008
-
FERRARI FXX #30
現在も続くフェラーリのXXプログラム最初の一台。29台限定と言われつつ登場したこの30台目は、F1史に残るドライバーにして当時のフェラーリのエース、ミハエル・シューマッハーにプレゼントされました。これも市販車、、、でいいのか?買っても自宅に置けないし。(同車は購入しても、乗らない時はフェラーリ本社に保管されるという触れ込みです)
HOTWHEELSRyan008