Basel (スイス)

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バーゼルはスイス最北部、ライン川沿いのドイツ及びフランスの国境に隣接する町です。

バーゼルは紀元前後にローマ人が居留を始めたことが起源とされます。870年に東フランク王国に属すようになり、その後変遷を経て、神聖ローマ帝国下での司教支配下の町として成長します。14世に入ると町の成長とともに市の力が強くなり司教支配から解放されることになります。1387年にはレーゲンスブルクと共に自由都市としての地位を獲得し、1451年に八州同盟(旧スイス連邦)に加わります。経済的には、ライン川の終着点及び南北の街道の中継地点としての立地から交易により反映しましたが、15世紀以降は製紙・出版や金融業も盛んになりました。

掲載の地図はSebastian Munster作の「Cosmographia」(複数年に亘り、数か国語で刊行)の内、1554年刊行のラテン語版になります。

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