Baden (スイス)

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スイス北部の町で、ローマ時代より硫黄泉で有名でした。Badenという地名自体、ドイツ語のBad(風呂)からきています。

その温泉地という地の利からローマ自体の1世紀前半は商業や別荘が集まるリゾート地として栄えましたが、その後異民族などの襲撃を受けました。11世紀になるとレンツブルク伯の領地となりバーデン城が建設されます。さらに13世紀前半に当地を支配することになったキブルク伯により中世のバーデンの町が造られました。その後、ホーエンツォレルン家の支配を経て、1415年に八州連合(旧スイス連合)の支配下となり、1712年までバーデンに連合の議会などがおかれたことから、当該連合の実質的な首都として機能しました。

掲載の地図はSebastian Munster作の「Cosmographia」(複数年に亘り、数か国語で刊行)の内、1554年刊行のラテン語版になります。

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