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球状閃緑岩(オーストラリア)
Boogardie Station, Mount Magnet, Mount Magnet Shire, Western Australia, Australia 西オーストラリアのブガーディ球状花崗岩採石場から採取された標本です。 母岩の花崗閃緑岩またはトーナル岩内に、幅約40m、長さ55m以上、中央部の最大厚さは11.4mの楕円形の岩体として形成されています。 球顆は最長軸約140mm、幅は75mmの楕円体で、厚さ10mm未満の中〜濃い灰色の外殻によってマトリックスから分離されています。内部は角閃石閃緑岩組成を持ち、鉱物組成が明確に分かれた5〜7層の同心球状の構造が特徴的です。 参考: http://www.nationalrockgarden.com.au/
10000円 峠の石屋 2021年3月prin
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子産石
関根海岸 関根海岸に打ち上げられたほぼ真球のノジュールです。地元では子を生み出す生殖の象徴、安産の神が宿る石として崇拝されています。 標本は広い海岸線で唯一見つけたモノで、割れてしまった面に同心球状の構造が確認できます。不思議な石です。 #子産石
神奈川県横須賀市秋谷 2021年3月prin
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美杉球状花崗岩
美杉町下多気亡櫓橋付近 津市の天然記念物に指定 平成14年9月県道美杉嬉野線の工事(別資料では「美杉町内の林道の工事現場で発見」又は「亡櫓橋付近の八手俣川で転石として発見」)により美杉トーナル岩体から発見されました。三重県内ではじめての確認として、2005年に津市(旧美杉村)の天然記念物に指定されています。 山田茂氏により発見された標本は現在MieMuに保管されています。津村善博先生によれば「平成11年度の崖崩れ防止工事の現場写真に球状花崗岩の露頭が写っている」とあり、京都教育大学のフィールドワークでの地元アンケートには「球状花崗岩はもっとギザギザしたものもある、それを菊石と呼んでいた」とあり、産出は以前から知られていたようです。 標本は亡櫓橋より約500m下流の転石として発見しました。工事掘削により採取されたと想定されるMieMu所蔵標本と比べ全体的に磨滅しています。 #美杉球状花崗岩
球状岩 三重県津市 2021年3月prin
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津軽鹿の子石
青森県むつ市関根浜 青森県津軽地方の錦石は沖合に浮かぶ竜宮城を嵐が襲い、嵐の過ぎ去った翌朝、海岸に柱や石垣の破片の美しい石が流れ着いたと伝聞があるそうです。錦石は神様の贈り物と信じられてきました。 縄文時代は石鏃や勾玉等装飾品に、江戸時代には"津軽玉"を制作した磨きの技術は、若狭瑪瑙細工や山梨水晶細工の基礎になったとされています。標本はむつ市で石の加工販売をしておられる"おしま工房"さんの出品でした。 「青森県伝統工芸品」に認定されている錦石の中でも、鹿の子供の模様(鹿の子絞りの模様)から名がつけられた"鹿の子石"は珍しさがあります。
6350円 ヤフオク 2021年3月prin
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ガイロル石
Poona,India 名前の由来は、ギリシャ語の"回転する"を意味する「Γυρίζω(Gyrízo)」です。鮮明な標本では薄板状~葉片状の結晶ブロックが回転する様に絡みあって球状の結晶集合体を形成しています。 この標本は微細な表面構造が磨滅しています。
500円/1個 クリスタル・ワールドⅡ 2021年3月prin
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丹生俣球状岩2
下多気八手俣川河原の転石 未記載 この産地の球状岩は2種類あり、1の他、やや大きめの球体〜楕円体、マトリックスに似た粗粒の核が確認できるこのタイプがあります。 #丹生俣球状岩
球状岩 三重県津市 2021年3月prin