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ボーキサイト
Pulaski Bauxite District,Pulaski Co.,Arkansas,USA ボーキサイト鉱床はカルスト型とラテライト型に分類され、その90%はラテライト型の風化残留鉱床とされています。この鉱床は、亜熱帯または熱帯の条件下で、アルミニュウムを含む長石などの鉱物が風化し、カオリナイトなど粘土鉱物に変化し、更に分解してギブサイトが生成されると考えられています。 不思議なのはギブサイトが球状に凝集することで、水の流れと関係すると説明されていますが、詳しくわかっていません。
2700円 VecStoneClub 2019年3月prin
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セプタリアン
モロッコ セプタリアンの名前の由来はラテン語の“隔壁”からきているそうです。外見がドラゴンや恐竜の卵を想像する事からドラゴンストーンとも言います。日本では水石や鑑賞石の分野で亀甲石と呼ばれています。ノジュールの内部にできた亀裂を方解石や霰石が充填している模様が個性的で人気があります。 海か沼の干上がった泥の割れ目に炭酸塩が結晶して形成されたと説明されていますが、モロッコのセプタリアンについては、ほぼ固結したノジュールが圧力を受け偏平し、内部に亀裂ができ、鉱物が充填したと考えた方がスマートかなと思います。
2700円 ㈱CHIMERA 2018年12月prin
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砂状方解石
Malyi Borsod-Abauj-Zemplen,Hungary 外見から、富山県氷見市飯久保から産出するひょうたん石と非常に近いと思われます。炭酸石灰で固められたノジュールの一種で、固結度の弱い部分が流され、残った部分がひょうたんの形をしていることから名付けられました。仏生寺川左岸の50m四方の極狭い範囲に分布しており、範囲の大部分が個人宅の庭にあります。 成因は凝灰質砂岩に含まれる有孔虫の石灰分が周囲の砂粒子を固結させたと説明されていますが、産出地点が限定されていることや、特徴的な形状についてはよくわかっていません。
2700円 中津川鉱物博物館ミュージアムショップ 2019年3月prin