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うずら石
東京都小笠原村硫黄島 火山爆発と共に噴出した灰長石の一種で、うずらの背に似た黒白模様があるため"うずら石(鶉石)"と呼ばれています。 硫黄島は島内全域が自衛隊の基地です。ゆえに、一般人の上陸は禁止されています。英霊の遺骨1万3千柱が残される島の"砂"は「持ち帰ってはいけない」暗黙のルールがあるようです。 小笠原国立公園や世界遺産の登録からも除外されている島の"砂"ではないこの標本は、隊員さんが本土に持ち帰ったモノなのでしょう。
1200円 ヤフオク/e_stonemall 2021年11月prin
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安倍川鉄丸石
静岡県静岡市安倍川 安倍川は水源を静岡県静岡市梅が島地区の大谷嶺とし、流域の大部分を古第三紀漸新世に堆積した瀬戸川層群の砂岩・頁岩から成っています。含まれる鉄質ノジュールは風化により下流に流され、特に足久保川でよく礫として見られます。水石愛好者は"安倍川鉄丸石"と呼んでいます。 このノジュールは硫化鉄が濃集し固まっており、比重が2.8~3.2と大きく、切断面では黄鉄鉱の結晶が多数観察されることもあるようです。対角線状に貫く痕跡があることから"へそ石"とも呼ばれます。 #馬糞石 #鉄丸石 #へそ石
1200円 ヤフオク 2020年6月prin
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自然砒
福井県 福井市赤谷町赤谷鉱山 赤谷鉱山は、金平糖状の結晶集合をなす自然砒が流紋岩の風化した粘土から産出する事で古くから知られています。自然砒の自形結晶は非常に稀で、トゲの部分が菱面結晶の角に相当し球の内部は針状結晶の放射状集合になっています。世界的に見てもこのような産状は珍しく、海外の博物館でも展示される大変有名な標本となっています。 日本地質学会は福井県県の鉱物として”コンペイトウ石”を認定しています。 #コンペイトウ石
1200円 e-stonemall 2019年3月prin
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黄鉄鉱
スペイン(中国?) 標本は業者がスペイン産としていますが、中国産に似ています。綺麗な立方体の黄鉄鉱産地としてスペイン産が流通してることから間違えた結果かもしれません。 小さな黄鉄鉱の結晶が集まり球状になって、表面に無数の四角い結晶が確認できます。中国産の球状黄鉄鉱は、同質異像の鉱物”白鉄鉱”として結晶化し、やがて黄鉄鉱に変化したものと考えられています。粘土の中で、まわりに成長を妨げるものがなく、四方八方、自由に成長するとこんな形になると説明されています。
1200円 東源株式会社 2017年3月prin