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励磁型ツイーター
1930年代あるいは戦後でも比較的早い時期に製造されたと思われる励磁型のツイーター、ウーファーやフルレンジ型は多く見られるがツィーターは珍しいので、レア度は星5つとした。メーカーは銘板、刻印等は無いがTelefunkenと思われる。 外径は約10.5センチ、内径は約9センチ、後のアルニコタイプとほぼ同じ寸法である。音の傾向も似通っているので、ドイツ音響の基本的性格が戦前にはすでに出来上がっており、戦中、戦後を通じて一貫している。25センチクラスのフルレンジ型と組み合わせて高級電蓄等に使われたのだろう。 定格は不明。ヴォイスコイル直流抵抗12.5Ω、11.7Ω、 フィールドコイル直流抵抗 5.1キロΩ、 4.8キロΩ
スピーカー TELEFUNKEN 1930'~めろでぃや МЕЛОДИЯ 〜失われた音を追い求めて〜
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TELEFUNKEN フィールドコイル、励磁型フルレンジスピーカー 20cm
1930年代 ドイツ、TELEFUNKEN社製励磁型フルレンジスピーカー 外径は20センチ フィールドコイル巻き紙に Feldspuls 120V 62mA SH Zub.Bv.7603/45 Ausg.II Tel. Bv. 657 a とある。 口径:内寸 約18.5センチ(実測) 外寸 約20.5センチ スパイダーダンパー 定格 Bv.7603 外寸 205mm 直径 195mm コーン紙の深さ 145mm Moving coil ca.14Ω impedanz Field coil 120v/652mA 1.7K 高級ラジオのためのスピーカーである。ラジオ本体のアンプ部から電源を供給される。センターダンパーを採用。20cmクラスのフルレンジスピーカーでは他にフェノリックスパイダーを採用している型もある。インピーダンスが15Ωほどだったり、4Ωほどだったり用途に応じ様々な型が製造されたのだろう。4Ωの型はフレームにマッチングトランスを積んだ固体もあるので長距離の伝送に対応していたと思われる。 定格より低い電圧を供給したとしても常時使用するには製造から70年あるいは80年以上経ているということを十分理解する必要がある。
スピーカー TELEFUNKEN Tel Bv.657aめろでぃや МЕЛОДИЯ 〜失われた音を追い求めて〜