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ダイハツ ミゼット・後期型
ダイハツのオート三輪、ミゼットの後期型です。前期型はバーハンドルでしたが、後期型になって通常の丸ハンドルとなり、運転席も密閉型になりました。 オーナーズクラブは昭和40年代までの車種は一通り購入しており、このミゼットもエルエス時代に真っ先に買っていました。その後、一旦は完成せましたがそれを処分しちゃいまして、それ以来長い間手に取らないままでした。近所のヤマダ電機で再会したのでようやくこの部屋のアイテムに加えられます。 完成を急ぎたいんですが、一台も出来上がってないので完成は遥か先となりますね。 #自動車 #プラモデル #懐かし
アリイ 600円 ヤマダ電機オマハルゲ
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脱走山脈
本作は一風変わった戦争映画であり脱走映画です。ドイツ軍の捕虜となり動物園のゾウの世話を命じられたイギリス兵ブルックス。彼は空襲を避けるためゾウを疎開させる事になるんですが、いざこざから同行していたドイツ兵を殺してしまいゾウを連れてスイスまで逃げるという、一見荒唐無稽なファンタジーっぽいお話です。ところがこれは実際にあった話を脚色したそうで、ホント「事実は小説より奇なり」ですね。原題の「ハンニバル・ブルックス」というのは主人公の名前と古代ローマでゾウを連れてアルプス越えをしたといわれる猛将ハンニバルを掛けています。 吹き替えは2時間枠で放送されたTBS版とそれ以前に90分枠で放送されたNET(テレ朝)版の二種類が収められてます。主人公を演じたオリバー・リードは本館で展示済みの「吸血狼男」の主役でもあり、コワモテの役者さんです。そのイカつい主人公ブルックスとメスのゾウ「ルーシー」のミスマッチなコンビがいい味を出してるんですね。TBS版では石田太郎氏が吹き替えてますが子供の頃に見て印象に残っているのがNET版の福田豊土氏の方です。福田氏はケンちゃんシリーズで父親役を担当した事もある役者さんなんですが、声優としてはテレ朝版「ターミネーター」の黒人刑事役で聞き覚えがあるかもしれません。 もう一人、空襲のどさくさで脱走してレジスタンスのリーダーになって再会する捕虜仲間役のマイケル・J・ポラード。ジャケ写に描かれてる様に悪ガキがそのまま成長したような雰囲気の俳優ですが、TBS版は納谷六朗氏が担当。そしてこちらもNET版の朝倉宏二氏の方が印象深いです。同時期に放送された「俺たちに明日はない」でもポラードを吹き替えていて「悪ガキ」っぽくてピッタリだと思います。 最期に付け加えると、フランシス・レイ作曲の主題曲もレコードを買ったほど好きな曲なのです。 #吹き替え #洋画 https://youtu.be/o9pPWHIjU44
2021年5月オマハルゲ
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パリは燃えているか
今年、個人的に「絶対にもう一度観たい」という吹き替え入り映画のソフトが偶然にも纏まって数点、発売されたので順次展示します。 本作は第二次大戦の連合軍による「パリ解放」をフランス人の視点から描いたもので、監督のルネ・クレマンを初め俳優ではアラン・ドロン、J・P・ベルモンド、イブ・モンタン等々、フランスの映画界が総力を結集した大作です。と言っても戦闘シーンは少なく、フランス人同士の派閥争いや駆け引きが中心のどちらかといったら地味な内容です。因みにカーク・ダグラス等のハリウッドのスター達も顔を見せています。 さて、吹き替えですが日テレで放送されたものが収録されています。ベルモンド=山田康雄、モンタン=家弓家正といったお馴染みの声優が起用されてますが、日テレ独自の配役も見られます。ドロンと言えば野沢那智氏で有名ですが本作の吹き替えは久富惟晴氏。久富氏は現代劇での悪役が多い印象の方で、一時期日テレのドロンの担当でした。ドイツの占領軍司令官役は・ゲルト・フレーベ。007のゴールドフィンガー役で有名で、殆ど滝口順平氏が吹き替えてますが本作では田中明夫氏。滝口氏だとコメディ寄りに聞こえるからでしょうか? 田中氏は「オリエント急行殺人事件」を初め役者が変わっても主役のポアロを演じておられましたね。 そしてもう一人、意外な配役がスェーデン領事役で出演したオーソン・ウエルズを担当した金田龍之介氏。体格で決まった訳ではないでしょうが、短い出演シーンなのにも拘わらず渋い演技で定評のある金田氏を起用したセンスに脱帽です。金田氏の吹き替え作品は少ないので貴重なのです。 モノクロ作品で地味な映画ではありますが、次々に出て来るスターを鑑賞して楽しむ映画ですね。 #吹替え #洋画 https://youtu.be/zz-nK3RU4JU
2021年5月オマハルゲ