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とり・みきの映画吹替王
マンガ家とりみき氏による吹替え本第二弾。こちらはベテラン声優諸氏へのインタビューで構成されています。 本書は22名にも及ぶ声優さんの、吹き替えに対するスタンスや思い出深い吹き替え作品、生い立ちまでが事細かに書かれております。発行は2004年、既にベテラン勢でも山田康雄、富山敬両氏が亡くなられていました。そんな両氏の思い出を語られる方もおられます。 そして2020年現在、22名のうち約1/3の方が旅立たれてしまいました。年齢的な事もあり、非常に残念ではありますが、こうして貴重なインタビューが残っていて思わぬプライベートの一面を知る事が出来て感無量です。 羽佐間道夫×広川太一郎の対談で、冗談半分で「年上の羽佐間さんが先でしょう」と仰られてた広川氏が先にあちらの世界へ行かれてしまったというのは今読むと何だか切ないです。しかし羽佐間さんはご健在、他の方々もまだまだそのお声を聴かせて頂きたいと、切に思います。 #洋画 #吹替え
洋泉社 1680円オマハルゲ
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怖いテレビ
海外のホラー系のドラマを特集した書籍です。「Xファイル」等の有名どころも紹介されてますが、その辺りはさらっと。 結構ページ数が割かれてるのが「事件記者コルチャック」です。「事件記者コルチャック」は米国シカゴの新聞記者が毎回怪事件に遭遇、オカルトを認めない警察からは鼻つまみ者扱いされながら事件の真相に迫るというフォーマットのドラマです。コルチャックだけでは売り難いのでホラー全般を扱ったんじゃないかと思わせる内容です。 コルチャックを演じたダレン・マクギャビンという俳優は気難しくてアドリブも多い曲者らしく、それを吹き替えで大塚周夫氏が見事に伝えてくれてます。アニメのねずみ男やブラック魔王の系統ですね。 現行のDVDのソフトではカットされた予告が載ってます。昔出てたLDでは収録されてたんですけどね。 #懐かし #TV 本編です。長いです。 https://youtu.be/HF1X3YQMMck
洋泉社 1680円オマハルゲ