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マルレラ Marrella
マルレラは大きくても3㎝ほどの小さな生き物です。カンブリアの海を優雅に泳いでいました。 このフィギュアの紫に塗られた部分の独特の形が好きなんです。体色については顕微鏡で見ると細かい溝があってこれは構造的にCDやDVDの溝に近いらしく、一説には虹色に光を反射していた可能性があるそうです。泳ぐ立体的なCD、と考えると「貴婦人」と呼びたくなります。 #絶滅動物 #カンブリア紀 #フィギュア
フェバリットオマハルゲ
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オパビニア Opabinia
学会でこの生物について存在が発表された際に、場内が爆笑の渦だったと言います。学者でさえこんな生き物がいたという事は信じられなかったでしょう。オパビニアは「岩のもの」という意味だそうです。 カンブリア紀の生物では一、二を争う見た目のインパクトがありますね。体こそアノマロカリスっぽくはありますが、マッシュルーム状の飛び出た五つの目と掃除機のホースみたいな長い吻、その先にはギザギザのハサミ。このハサミが口かと思ったら長い吻は「ゾウの鼻」の役割をしていて、底部にある口へ獲物を運びます。アノマロカリスと違い小さな足があって海底を這っていたそうです。 オパビニアを初めて知ったのは書店で立ち読みした子供向けの図鑑でした。暗い海底を這うこいつが見開きのアップで描かれたイラストは衝撃的でした。大きさが分からなかったので何メートルもの大きさのこいつが這い回る姿を想像してゾッとしたものです。後に5㎝ほどの小さな生き物と分かって愛着が湧きました。 このアイテムは若干スミ入れを施しただけです。 #絶滅動物 #カンブリア紀 #フィギュア
フェバリットオマハルゲ
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アノマロカリス Anomalocaris
みんな大好きアノマロカリス(?)、という訳でカンブリア紀の生物の中で一番知名度がある生物でしょう。 三葉虫みたいに多くの体節を持った平べったい体をしてますが、特徴と言えば飛び出した大きな目と二本の付属肢でしょう。内側に巻き込んだこの付属肢で獲物を抱き込んで底面にある口まで運んでいました。この付属肢と円形の口は最初はバラバラの状態で発見され、それぞれ別の生物と思われていたそうです。確かに付属肢はエビみたいだし、円形の口も丸い生物に見えなくもありません。一時期アノマロカリスは1m超えの大きさとされてましたが、実際はそこまで大きくはないそうです。それでも小さな生物が多かったカンブリア紀の海で王者として君臨していたようです。 このシリーズのフィギュアはオモチャ感覚なので細かい部分の塗装はあっさり。そこで体節を目立たせるために黒でスミ入れを、口も黒でアクセントを入れました。底側の明るい体節はグレーでスミ入れを施してあります。 #絶滅動物 #アノマロカリス #フィギュア
フェバリットオマハルゲ
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ハルキゲニア Hallucigenia
カナダのバージェス頁岩という地層からカンブリア紀の海に棲息していた生物の、保存状態の良い化石が大量に発掘されました。その中でも代表的な生物のフィギュアを幾つか展示します。 体長3㎝のハルキゲニアは最初学者の頭を悩ませました。細長い胴体に上下両面につらら状の細長いトゲトゲともう一方に触手が生えた姿。どっちが上下か不明、前後もあやふやでした。で、トゲトゲは七対あるので足だろうと。それに大きなふくらみがある方が頭だと。背中に生えた触手は一列でこれで獲物を捕らえていたんだろうと。そう考えて最初は4枚目の画像みたいに復元図が描かれたんですね。(画像は加工してますが) ところがその後の研究で触手状のものも二列あって鉤爪もあると分かり、背中のトゲトゲは身を守るためのもので、結局上下がさかさまだという事になって5枚目の画像のように復元図が変更されました。 ところがところが更に尻尾と思っていた方に小さな目と歯が確認され、大きなふくらみは体が潰れた際に体から出た内臓だという結論に。これで前後も反対だったとなった訳です。1枚目の画像が正しい姿。ああ、ややこしいw よく見ると小さなお目目が可愛らしいハルキゲニア、ラテン語で「幻覚が生んだもの」という意味があるそうです。 #絶滅動物 #カンブリア紀 #フィギュア https://youtu.be/p5LMG0fEBb8
フェバリットオマハルゲ