-
レマゲン鉄橋
第二次大戦末期の、レマゲン鉄橋を巡るドイツ軍とアメリカ軍の攻防を描いた戦争映画です。 主演はドイツ軍の少佐役にロバート・ヴォーン。彼がドイツ軍将校を演じるのは珍しい。そして実際の主人公はアメリカ軍の中尉(ジョージ・シーガル)と部下の軍曹(ベン・ギャザラ)。このブルーレイ版には最初に放送されたTBS版とノーカットで放送されたテレ東版の2種類の吹き替えが収録されています。 まずはTBS版。ヴォーンは西沢利明氏。ヴォーンと言えば矢島正明氏の持ち役なんですが、この映画が放送された前後にNHKの「刑事コロンボ」でヴォーンが犯人役の際に担当したのが西沢さんだったので意識してのキャスティングだったのかも知れません。アメリカ軍の中尉は和崎俊哉氏。松竹の「宇宙大怪獣ギララ」での主演や「ミラーマン」の村上チーフ役でお馴染みの俳優さんで、和崎さんの吹き替え自体珍しいと思います。部下の軍曹役は個性派俳優内田良平氏。内田さんも吹き替えは数本演られているもののこちらも珍しいキャスティングです。内田さんはアニメ「まんが偉人物語」ではナレーションを担当されてましたがこれもちょっと珍しい。 次はテレ東版。こちらは中尉がサンダーバードのスコット役でお馴染みの中田浩二氏と軍曹役がモーガン・フリーマンが持ち役の坂口芳貞氏という本職の声優さんが起用されていますが、ヴォーンの声を担当したのが昨年亡くなられた川津祐介氏。川津さんは松竹映画で活躍されたほか「ワイルド7」や「Gメン‘75」でも有名でしょうかね。平成のゴジラ・ガメラ映画両方に出演されてもいます。川津さんの吹き替えの仕事も珍しく、これ一本だけじゃないかと思います。 両方とも吹き替えには馴染みの薄い俳優が起用されたというこれまた珍しいパターンの映画です。 音質は悪いですがテーマ曲 https://youtu.be/6RBzVuE11Uw #吹替え #映画
ハピネットオマハルゲ
-
恐怖の雪男
雪男を見付けて一攫千金をを狙う男たちが、ヒマラヤに住んで雪男の論文を書いた事のある植物学者の元へ協力を求めてやって来る。一行はヒマラヤの山に入って雪男を探すが…という、おそらく初めて雪男を題材にした英国ハマー制作の映画です。吸血鬼や狼男といった古典的なホラー以外にもこういう映画を撮っていたんですね。 欲に目が眩んだ男たちは過酷な山の天候に次々命を落とし、植物学者だけがかろうじて生き残る。何故彼は助かったのか? それは… モンスター映画だと思ってみるとガッカリするかも知れません。画面には雪男はちらっとしか映らないんですね。それは予算の関係と言うより「敢えて」映さなかったんだと最後に分かる構成になっております。助かった学者にチベットのラマ僧が「雪男などいないのだ」というラストが余韻を感じさせます。 モンスターを少ししか登場させなくとも、素晴らしい映画は撮れるといういい見本だと思うのです。 https://youtu.be/eUcMsy96sps #映画 #SF #ホラー
ハピネットオマハルゲ
-
昭和情景博物館 都電6000形
今から15年ほど前、今は亡き実相時昭雄監督が監修した食玩がありました。都電や商店を立体化したもので、これはそのうちの2種、都電の6000形の色違いです。シリーズには江ノ電もありました。 自分は電車よりも商店の方が欲しかったので、「ハズレ」という事で小箱の中で放置状態でしたが、今回発掘されました。なので汚れているのはお許しください。 黄色い方は日本橋辺りを走っていた系統だそうです。300円で販売されてたのを忘れてましたが、300円でこのクオリティー、コスパ的には優秀な出来ではないでしょうか? 地方民としてはあまり馴染みがない都電ですが、最近70年代初めのドラマを見てその頃もまだ現役で走ってたんだな、と感慨深く思いました。 #ストラクチュアー
ハピネット 300円オマハルゲ