モンパルナス 1934 村井邦彦/吉田俊宏 2023(令和5年)

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小説、いや、帯書きにある通り「ヒストリカル・フィクション」、丹念な歴史/時代考証に基づいた胸のすく様な一冊です!

2023年現在、根自子さん登場の最新の小説…と言えましょう。

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時は1939年。ドイツが周辺国侵攻を開始し第二次大戦が勃発したその頃、場面は9月のパリ。

クラブ、シェヘラザード

登場人物は・・・

川添紫郎、

その妻、原智恵子

そしてその友人、諏訪根自子!

当夜、演奏するのはD・ラインハルト、然し相棒のS・グラッペリは…

ジャンゴはバイオリンケース携えた"とんでもない美人"の日本人をステージへと促す

客・聴衆はハンガリー、ポーランド等故郷を追われた人達も多く、

その郷愁に訴える選曲、見事に奏できり涙と大喝采!

…しかし日本人を糾弾する一部徒たち、

智恵子がすっく!と立ち上がり、ピアノへ向かう。…そして最後のジャンゴの台詞・・・。

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是非!機会あればご一読くださいませ。素晴らしいシーンで、僕は鳥肌と涙を禁じえませんでしたT_T

昨夜、村井さんのトーク・イベントがあり居てもたっても…で、出向き拝聴させて頂きました。當然、殆どの方はYMO/ユーミン/アルファレコード、あの頃の音楽ファン・マニアさんでしたが、村井さんは根自子さんのお名前こそ出されずもこのシーンにも触れて下さったので嬉しかったです^^

サイン頂く際、この場面に大感激しました事だけ直にお伝え出来たのは本望でした♪ありがとうございました。

#諏訪根自子 #nejikosuwa #村井邦彦 #モンパルナス1934 #川添紫郎 #キャンティ #原智恵子

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    ktr

    2023/11/01 - 編集済み

    19歳の彼女が登場ですか。
    ステファンの代役を務めたんでしょうか。
    しかもパリの最後の火が消えそうなあの時代ですよね。
    これはいいものを教えていただきました。
    ぜひ目を通してみたいと思います。

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      nine_o_nine

      2023/11/01

      ぜひぜひ!

      '39/9月、フランス・ホットクラブ五重奏団イギリス公演旅行後、史実通りの設定。
      ・・・さて当夜のVnは^^!?

      短いこのシーンは勿論ですが、他のエピソードもとてもわくわくします。

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