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マロネ29 102
【実車について】 マロネ29 100番台は旧マロネ37400として1933年~1936年に製造された2等寝台車(現在のA寝台車に相当)。寝台はツーリストタイプで、下段が座席車のロングシート風のベットになっていた。1941年の称号改定でマロネ37、戦時中は座席車化されてマハ47、GHQの接収後の称号改定(1953年)でマロネ29となる。 戦後は本州、九州の各長距離急行列車の優等寝台車に使用され、1960年代半ばまで活躍した。 【この模型について】 日記にもご紹介したように、レボリューションファクトリーのブラスキットを組んだもの。妻面、デッキ部分はKATOオハ31、屋根、床下はGMオハ35、台車はKATOのTR73。 室内は仕切り板のみで寝台は設置していないが、自作のLED室内灯を装着した。 1960年頃3等制末期の九州急行に合うように塗色、標記(レタリング貼付)としている。
鉄道模型 Nゲージ レボリューションファクトリー 2020年8月ngt001675
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マシ29 2
【実車について】 マシ29(0番台)は旧スシ37746~で1929~31年に製造された食堂車。このシリーズは型式改番や冷房有無等で複雑な構成となっているが、マシ29型となるのは1953年以降。0番台と100、200番台が存在するが、0番台は二重屋根が特徴。戦後は「つばめ」「はと」などにも連結された他、マシ29-2は長崎などの九州地区に配置され、急行「雲仙」などに使用、晩年は急行「玄海」用として京都向日町に配属、1968年まで使用された。特徴的な3軸台車を履いた戦前製食堂車としては最後まで生き残った一両である。 【この模型について】 レボリューションファクトリーのブラスキットを組んだもの。妻面はKATOオハ31、二重屋根と床板、内装の食堂テーブルはアルモデル(旧キングスホビー)、台車はKATO TR73にレボの部品を追加してTR74風にした。 自作室内灯を設置。 年代設定は1965年前後で「ぶどう2号」とし、向日町運転所在籍時(急行玄海用)の仕様とした(車体標記は「大ミハ」で代用)。
鉄道模型 不明 2020年5月ngt001675