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オロ61
【実車について】 1959年から1962年にかけて、オハ61形客車から改造されて誕生した特別二等(のちの一等、現グリーン)客車。 当時リクライニング機能を持つ特別二等車が好評で、ほぼすべての急行に連結されるよう準備がなされていたが、特に電気暖房付き車両が不足していた。しかし、既に国鉄は座席列車の電車化方針に舵を切っていたことから新製は出来ず、余剰気味のオハ61形普通客車を改造して誕生させた。1966年から屋根交換を伴う冷房化が実施されスロ62へと再改造、1968年に全車冷房化されこの形式は消滅した。 【この模型について】 ぶどう色と青の2両をご紹介。 ■ぶどう色 GMスロ62ベースの非冷房化した車体と、KATOスロ62用床下、台車を組み合わせて作成。塗装はぶどう色2号+グリーン帯で時代設定は1961年~1965年頃。作成時の様子は「モノ日記」: https://muuseo.com/ngt001675/diaries/5 https://muuseo.com/ngt001675/diaries/6 でも紹介済み。 ■青色 KATO No.10-1546 特別企画品 43系 急行「みちのく」の中の1両。青15号は1964年~1968年頃に見られた仕様。内装の色差し、室内灯(自作品)取付。
鉄道模型 Nゲージ 2020年8月 2019年ngt001675
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マロネ29 102
【実車について】 マロネ29 100番台は旧マロネ37400として1933年~1936年に製造された2等寝台車(現在のA寝台車に相当)。寝台はツーリストタイプで、下段が座席車のロングシート風のベットになっていた。1941年の称号改定でマロネ37、戦時中は座席車化されてマハ47、GHQの接収後の称号改定(1953年)でマロネ29となる。 戦後は本州、九州の各長距離急行列車の優等寝台車に使用され、1960年代半ばまで活躍した。 【この模型について】 日記にもご紹介したように、レボリューションファクトリーのブラスキットを組んだもの。妻面、デッキ部分はKATOオハ31、屋根、床下はGMオハ35、台車はKATOのTR73。 室内は仕切り板のみで寝台は設置していないが、自作のLED室内灯を装着した。 1960年頃3等制末期の九州急行に合うように塗色、標記(レタリング貼付)としている。
鉄道模型 Nゲージ レボリューションファクトリー 2020年8月ngt001675