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EF65 541
【実車について】 1965(昭和40年)から製造された直流用電気機関車。 基本的には貨物用として設計されたが、500番台、1000番台は特急旅客/貨物用として専用機器の装備、塗装で登場した。 500番台のうち、寝台特急(ブルートレイン)用として製造されたものはP型とも呼ばれる。1965年から1978年まで、主に東京発着のブルートレインに使用されたのちは、貨物用として使用、全機JRへ継承されたが、現在は501号機が稼働するのみ。 【この模型について】 2020年に発売されたKATOのNo.3060-3 EF65 500番台 P形特急色(JR仕様)がベース。JR仕様を国鉄仕様にして、1975年前後の東京機関区所属時代の姿を再現した。基本的には小加工で、「JR」マークの削除、無線アンテナ撤去・穴埋め、避雷器変更、クイックヘッドマーク用磁石取付、屋根板塗装変更、誘導員ステップの色差しなど。ナンバーは541号機とした。P型はKATOではNo.3060-1ですでに製品化されているが、1次型(501~512)であり、本モデルの2次型とはテールランプ形状、誘導員手摺り長さなどが異なり顔つきの印象が違う。1970年代後半、ブルトレブームの時にこれに興味を持ったこともあり、KATOの現行バージョンで再現したい一両だった。
鉄道模型 Nゲージ KATOベース IMON横浜店ngt001675
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マイテ49 2
【実車について】 1938年(昭和13年)に特急「富士」用展望車として製造された。当時の型式はスイテ37040⇒スイテ49。戦後は連合軍接収を受け、返還後は「つばめ」「はと」に使用。冷房装置を追加してマイテ49となる。1956年に青大将塗装となり1960年まで活躍した後は交通科学館に展示、1987年に再整備され車籍復活、現在でもイベントなどで見ることが出来る。 【この模型について】 日記にも掲載したが、1979年発売のKATO製品を中古で購入したが、デッキ支柱が破損、一部紛失状態で入手したため、以下の項目で加工した。 ①展望デッキ支柱破損修理 ②尾灯取付 ③室内灯取付 ④屋根のベンチレータ撤去(実車通りに) ⑤塗装変更(旧製品の淡緑3号⇒もう少し濃い現行の淡緑5号) ⑥その他ディテールアップ等 車番はマイテ49-2で、塗装や屋根などは実車の青大将塗装時代の形態に似せた加工をした。 テールマークはシールをやめて、現行のハメコミ式を両面テープで貼り付けてみた。また、キハ58の胴受を加工して、ジャンパ栓、スチーム用ホースなども再現した。 #展望車 #青大将
鉄道模型 Nゲージ KATO 2020年6月ngt001675
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ナロ20 54
【実車について】 ナロ20は1958年(昭和33年)から9両製造された、20系客車の2等車(現グリーン車)である。当時はビジネス利用で需要があり(逆に寝台車は経費として落とせない会社があった)、「あさかぜ」「さくら」などに連結されたが、東海道新幹線開業以降は需要減となり1968年に6両がナハネ20へ改造された。残った3両は引き続き「あさかぜ」に連結され、1975年の山陽新幹線博多開業まで使用された。 【この模型について】 KATOのナロ20のうち、単品設定されたNo.5093-1を以下の項目を加工した。 ①車番「2」⇒「54」 ②グリーンマーク移設 「あさかぜ」用として最後まで残った4、5、54のうち、日立製の54で比較的晩年の姿を再現。 グリーンマークは出入り台(後位)寄りだったのを、消しゴムで一旦消して前位寄りに数ミリずらしたところにインレタ貼りした後、半艶クリアで押さえてある。 当時のグリーンマーク貼付位置は、工場や施工時期によって若干バラツキがあり、ナロ20の3両もそれぞれ違うようだ。 ちなみに、製品オリジナルの車番:2でグリーンマーク貼付は実車では存在しない(1等車時代にナハネ改造の為)。 2015年にKATOから発売された『10-1321 20系寝台特急「あさかぜ」』のナロ20にグリーンマークが無く、「エラー」だという声を聴いたが、インレタを貼れば済む話。上記のような変な拘り(?)があると、マーク無しのほうが返って好都合だと思う。 #20系 #ブルートレイン
鉄道模型 Nゲージ KATO 2020年5月ngt001675
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153系非冷房車
【実車について】 1958年に登場した急行型電車。当初は91系の標記だったが、車両称号規定改正があり153系となった。新性能第一世代の101系、151系などと走行装置は共通である。準急「東海」に使用されたことから「東海型」とも呼ばれる。 東京~大阪間や伊豆方面、房総方面、山陽本線での準急、急行の他、京阪神地区では新快速に抜擢された事もある。1982年に引退。 【この模型について】 時代設定は1960~1970年代前半として、非冷房仕様とした。今ではマイクロエースから製品化しているが、1980年代はKATO製品のみで冷房付き仕様の為、当時は台座を含む冷房装置とベンチレーターの撤去、穴埋め、平滑仕上げを地道に行った後にGMのベンチレーターを千鳥状に接着していた。 KATO製で1985~87年頃に上記手法で仕上げたもの(クハの高運転台⇒GMの低運転台の顔面入れ替えを含む)、Nゲージ再開後の2013年頃に仕上げたKATO製(平滑屋根のアフターパーツからの仕上げ、サロ110⇒サロ153緑帯改造、新快速色からの色替え等を含む)、マイクロエース製(サロ110スカ色⇒サロ153青帯改造を含む)、GM製(サロ111⇒サロ153改造)と、さまざまな形態となってしまい、総勢25両を超える大所帯となっている。
鉄道模型 Nゲージ KATOベース/マイクロエース/GM 不明ngt001675