191系

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【実車について】
191系電車は1973年に181系電車からの改造によって誕生した直流電気検測用試験車。種車は東海道・山陽用本線用車で余剰休車となっていたサハ180-5、モハシ180-11で、サハはM車として電装化され、2両一組で使用するため両車とも運転台は当時の標準である特急型風の高運転台となった。窓割り、出入扉などは一部が埋められた程度でオリジナルの箇所が多く残された。
塗装は当初青15号+クリーム1号であったが、後に事業用車の標準である青15号+黄色5号となった。廃車は1983年。

【この模型について】
自分が高校生時代の1988年頃に改造して作成しました。出来は良くありませんが、30年以上保管していたものを引っ張り出して、多少の整備を施し撮影したものです。
M車のクモヤ191はKATOモハ484の下回りとモハ181のボディから改造、クモヤ190は実車に近いモハシ150からの改造です。当時(今も)はモハシの完成品がある訳でも無いので、モハかサハのボディとモロかサロのボディを「2個1(ニコイチ)」にして改造し、「こだま」編成を再現していました(1985年頃)。その後シバサキ模型(のちのキングスホビー)からコンバージョンキットが発売され、入手、作成したので、玉突きで余剰となっていたものを191系に再改造しています。
架線試験用機器の詳細がよくわからず作成は困難だったので、雰囲気重視、微妙に未完成部分もありますが、扁平な前面や高運転台もかなり強引ながらカタチにはなりました。
作成後30年以上経過し、切り継いだ屋根が反ってきていています。また、当初はレールクリーニングカーとして使えないかと目論んでいましたが、結局やれずじまいでした。
出来栄え的にも車両の知名度的にもなかなか日の目を見ない作品ですが、この機会にアップしました。
レストアしつつ、未完成部分に手を付けようかとも思っています。

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