23-01 四谷の千枚田

愛知県新城市四谷
棚田枚数：420枚（3.6ha）
平均勾配：約1/4
主生産品種：米（ミネアサヒ）
農作業時期：代かき：４～５月　田植え：５月　稲刈り：９～10月　脱穀：９～10月

千枚田の石積みは、鞍掛山の転石のほか、山崩れで流出してきた石が使われており、「日本三大石積み棚田」の一つとも。無数の石積みが積み重なる光景からは、土石流災害に遭いながらも復旧に努めてきた先人達の努力と、今もなお保全に取り組んでいる人々の想い、歴史の重さが偲ばれます。
「ミネアサヒ」は、中山間地域を栽培適性地として栽培される良食味品種。生産量が少なく、「幻の米」と呼ばれることも。四谷の千枚田のお米は、そのほとんどが自家用に消費されて市場に出回る量が少ないので、さらに貴重な一品です。