ミニチュア王冠【ルイ15世の王冠】

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1715年からフランスの王位に就いたルイ15世が、戴冠式の為にローラン・ロンデに制作させた王冠のミニチュアです
それまでのフランス王冠はシンプルなデザインだったそうですがルイ15世以降のルイ16世の戴冠式にもこの王冠が受け継がれたようです
正面のフランスブルボン王朝の象徴であるフルール・ド・リスにはルイ15世が購入して以降、激動のフランスと運命を共にすることになるリージェントダイヤモンド、7つのアーチのフルール・ド・リスとサークレットにマザランダイヤモンド、他にも数々のダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイア、真珠がふんだんに使われた絢爛豪華な王冠です

多くの王冠がフランス革命期の混乱で失われた中、現在に残った貴重な宝冠です
現在ルーブル美術館で公開されている王冠はルイ15世によって宝石がイミテーションに交換されたものだそうです

ミニチュアとしては、トップモチーフのフルール・ド・リス以外の造形は簡略化されて直線のアーチになってます
また本物は中側のキャップ部分が金刺繍のされたサテン布製なのですが模様が掘り込まれた金属で表現されてます
全面にスワロが嵌め込まれてるのでキラッキラしてます(取れやすいですが…)

大きさ:王冠の底面の径約2cm 高さ約3cm

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