CHEVROLET CORVETTE (1986)

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American Car Collection Vol.69
1983年にフルモデルチェンジした4代目コルベット、いわゆる「C4コルベット」は、先代のマッシブなスタイルから一転、シンプルかつスマートなフォルムへと生まれ変わった。しかも60kgほど軽量化され、重量配分も49:51と、スポーツカーにふさわしいパッケージを手に入れた。ボディバリエーションもクーペのほか、ルーフが脱着可能な「タルガ」に加えて、1986年にはオープンモデルである「コンバーチブル」を追加し、人気を博した。デビュー当初は排ガス規制などの影響を受け、排気量5.7リッター、最高出力は205馬力で、最大トルクは393N・mを発生。駆動方式はFR。最高速度は241km/h、0-100km/h加速は7.1秒といったスペックだった。だがのちに改良が加えられ、1990年にデビューしたハイパフォーマンスモデル「ZR-1」では375馬力を発揮するに至っている。
 今回のモデルカーは、1986年式「コルベット コンバーチブル インディ500 オフィシャルペースカー」を1/43スケールで忠実に再現したものだ。ボディカラーは「Yellow(コード:35)」。デカールを貼るだけでオフィシャルカーとして成立してしまうほど華やかなモデルであることが分かる。コンバーチブルモデル特有の、サイドから見たときの伸びやかなフォルムは、モデルカーになっても健在だ。そして、彫りの深いテールランプまわりの造形が見事なまでに再現されている点も、実物を手に取ってじっくりとチェックしていただきたい。
ラインナップのご紹介 vol.32参照

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