SHELBY MUSTANG GT500 KR (1968)

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American Car Collection Vol.42

1960年代後半、シェルビーは当時最高のマッスルカーと称されていたマスタング GT500をベースに、7リッターコブラジェットV8エンジンを搭載した「GT500 KR(King of the Road)」をつくりあげた。エンジンの最高出力は335HPとされているが、実際にはそれ以上のパワーを誇っていたようだ。まさに、名実ともに「道の王者」の名にふさわしい、史上最強のシェルビー・マスタングであった。日本でもおなじみのGT350と比べると、明らかに獰猛で、リアに配されたコブラのエンブレムがただ者ではない雰囲気を醸し出していた。GT500 KRの総生産台数は、ファストバッククーペが1053台、コンバーチブルは518台といわれている。
 モデルのボディカラーは「Candy Apple Red(カラーコード:71528)」だ。同系色は存在せず、1968年式では唯一となる真紅のボディカラーだ。ボンネットの特徴的なふたつのエアインテークのほか、前後バンパーに配された「SHELBY」やボディ左右に走るホワイトライン上に刻まれた「GT500 KR」の文字、そして左右フェンダーのコブラのロゴなど、細部に至るまで忠実に再現されている。

記事参照:(ラインナップのご紹介 vol.19)

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