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ガーネット(Garnet, Almandine)
6種類に分類される天然ガーネットの基本形の内、パイラルスパイト系に分類されるアルマンディンガーネットです。私のカット石のコレクションには、パイラルスパイト系に属する残り二つの、パイロープガーネットとスペサルティンガーネットがありますが、両者に比べて少し暗めの赤色をしたカット石です。ガーネットらしい控えめな赤と言っても良いかもしれませんが、落ち着いた感じの色合いをしており安心できる色…だと私は思っています。 同じパイラルスパイト系ガーネットでも、屈折率はスペサルティン>アルマンディン>パイロープとなっており、パイロープよりはキラキラしていますが、スペサルティンには適わない…と、やはり地味なガーネットかもしれません。ちなみに、このアルマンディンガーネットとパイロープガーネットの丁度中間に存在するガーネットが、ロードライトガーネットと呼ばれるガーネットです。 このアルマンディンガーネットは、スリランカ産で、重さが4.185 ctのハート型カットの石です。
Garnet(Almandine) 10.2 x 10.8 x 5.2 mm Srilankaluhna-009
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ガーネット(Garnet, Pyrope)
6種類の基本的な天然ガーネットの内、パイラルスパイト系に属するパイロープガーネットです。おそらくガーネットと言うと一般的にはこの色の宝石を思い浮かべる人が多いかと思いますが、まさに典型的な赤色のガーネットの宝石になります。定番ではありますが、定番も良い訳でして…ルビーなどの赤とはまた少し違ったガーネットの赤も良いものですね。 このPyrope(パイロープ)ガーネットは、タンザニア産で、重さが1.025 ctのオーバルカットの石です。
Garnet(Pyrope) 4.9 x 7.0 mm Tanzanialuhna-009
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黄玉(トパーズ)
11月の誕生石でもあるトパーズの結晶です。色合い的にはトパーズらしい薄い黄色の結晶で、透明感もあり非常に好きな鉱物標本の一つです(価格は、宝石系鉱物の中では安価なのですが)。ミネラルショップで購入しました。
2016年頃 Topaz Thomas Range, Jaacob Co., Utah, USAluhna-009
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紫水晶(アメジスト)
こちらはブラジル産のアメジストです。韓国・慶州のアメジストと比べると、少し色は薄めで、一つ一つの結晶は大きいです。天辺のみが少し紫になっており、個人的には少し色が寂しいかな…と思わなくもないですが、これも立派なアメジストの結晶です。ミネラル展で購入しました。
2007年頃 Amethyst Minas Gerais, Brazilluhna-009
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硫黄
元素鉱物の一つである硫黄です。日本でも一部の温泉地(硫黄泉)に行くと見る事が出来ますが、温泉地でここまでの大きさの結晶を採取するのは結構難しそうです。この結晶もミネラル展で購入。一応、乾燥した場所で保管しているため、空気中の水分と反応する事もないと思われ、特に匂いを感じるような事はありません。
2009年頃 Sulfur Desierto, Province Daniel Campos, Bolivialuhna-009
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方解石(カルサイト)
こちらも初めてルーマニアに仕事で行った際にブラショフの朝市?で購入したカルサイト。こちらのカルサイトはピンク色のカルサイトで、全体的にモコモコした感じに見える(実際には硬いですが…)非常に可愛らしいコレクションの一つです。
2003年頃 Calcite Brasov, Romanialuhna-009
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方解石(カルサイト)
ルーマニアに仕事に行った際、ブラショフの朝市?で購入。近場で採取出来たカルサイトとの事で、おそらく(ほぼ間違いなく)ルーマニア産のカルサイト。全体にビッシリと細かいカルサイトの結晶が付着しており、全体としての大きさもあり非常に綺麗なコレクションの一つです。カルサイト自体は珍しくもない鉱物ですが、これだけギッシリと細かく付いていると見栄えもよく、お気に入りの一つです。
2003年頃 Calcite Brasov, Romanialuhna-009
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霰石(アラゴナイト)
こちらも仕事で訪れたスロベニアで購入。スロベニア産のアラゴナイトは他にも持っていますが、このコレクションが初めてのスロベニア産鉱物になります。個人的には、とてもアラゴナイトっぽい標本で非常に気に入っています。やはり「霰石」ですから、これくらいの大きさの方が霰石っぽいと思うんですよね。
2005年頃 Aragonite Slovenijaluhna-009
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霰石(アラゴナイト)
仕事で訪れたスロベニアで購入。スロベニアはポストイナ大鍾乳洞を含め多くの鍾乳洞を持つ国のため、このようなアラゴナイトは結構採れるようです。今回のアラゴナイトは一つ一つの結晶の大きさも比較的大きく、全体としての大きさも結構大きいため、アラゴナイト自体のレア度は低いかもしれませんが個人的には非常に気に入っているコレクションです。
2007年頃 Aragonite Slovenijaluhna-009