レトロ図版の魅力拡散法
初版 2020/11/04 23:28
改訂 2020/11/04 23:59
図版研で架蔵しているレトロ図版資料のうち著作権保護の切れているものは、まぁいってみれば「フリー素材集」として使えないことはない。
日本のレトロ図版がマイナーな存在に留まっているのは、単に知られていないから、だけなんじゃないか? と考える図版研としては、そういう「素材」を使って「オリジナルグッズ」を作ったら、少しはその魅力をひろめられるんじゃないかな〜、とおもう。
とはいうものの、いざ製品化しようとするとある程度の数を注文しないとならなくなるので、「初期投資」がそれなりの金額になってしまう。
ただでさえ資料蒐集費だけでひーこらいっている図版研で、売れるかどうかわからないものを量産するために投資するのは無理! ということで、今までなかなか実現できないできた。
それでもできることならば、先にデザインだけお示しして希望者を募り、ある程度の注文数が確保できたものだけ拵えられたら……と考えてあれこれ調査検討してみた結果、鋳造ゴム印ならばイケるかもしれない、という可能性が出てきたので、そのうち開設予定のマイクロライブラリ「レトロ図版博物館」のオープン記念企画としてやってみようかという話になり、 ねこの隠れ処 でサンプル品の試作に踏み切った。
試作した元データ☟はもうちょいヴァリエーションがあったのだが、大きいヤツを1つづつだけ外注すると単価が何千円にもなってしまって堪らないので、実際に見本を注文するときは小さいヤツだけに絞った。
http://kuronecosiloneco.seesaa.net/article/478190692.html
いずれは会員向けに月イチ頒布会をやったり、あるいは受注生産したりできたらいいなぁ、とおもうけれど、雑貨作家をやりたいワケじゃないしこれでひと山当てよう! という積もりでもないので、あんまり量産しないでレア物路線にした方がいいだろう、と内輪で話しているところ。
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図版研レトロ図版博物館
「科学と技術×デザイン×日本語」をメインテーマとして蒐集された明治・大正・昭和初期の図版資料や、「当時の日本におけるモノの名前」に関する文献資料などをシェアリングするための物好きな物好きによる物好きのための私設図書館。
東京・阿佐ヶ谷「ねこの隠れ処〈かくれが〉」 のCOVID-19パンデミックによる長期休業を期に開設を企画、その二階一面に山と平積みしてあった架蔵書を一旦全部貸し倉庫に預け、建物補強+書架設置工事に踏み切ったものの、いざ途中まで配架してみたら既に大幅キャパオーバーであることが判明、段ボール箱が積み上がる「日本一片付いていない図書館」として2021年4月見切り発車開館。
https://note.com/pict_inst_jp/
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