C58ラストナンバー

C58ラストナンバー

0

<C級コレクション C58のラストナンバーにC63の幻影を見た>

今回、C級コレクションから選んだのは番号板の中でも、あまり人気の無いC58。

最後まで残るであろう幸運機とまで、呼ばれていたのにその座を9600に譲ってしまい、不運機に。

そんな人気の無いカマの番号板でも、お召牽引機は別格(だと思う)。

また、ファーストナンバーやラストナンバーもその「別格」の扱いになると、小生は(ひそかに)思っていた。

ファーストナンバーやラストナンバーは、資料(昭和48年6月 国鉄工作局蒸気機関車ナンバープレート保転計画一覧表)を見ても、表向きは大抵が「当局で保存扱い」になっている。

C58 427。

最終配置は志布志機関区。同機の最後の働き場所となった志布志線は、これと云った撮影地も無く(ガキ鉄時代なので、撮影場所を知らなかったと云うのが適切なのかもしれない)、画像に遺せたのは、都城にたたずむ姿を捉えたワンカットのみ…。

同機を初めて見た時、小工改造のK-7を装着した姿に、C63の幻影? と一瞬思った。

C63のデフには、アールが付いていたり、逆転機が動力式ではあるが、雰囲気は十分醸し出していたのではないだろうか。

同機は戦後に造られているので、プレートは製造工場の「汽車会社製」の純正品。

新制配置区は宮地。次の転属先の大分では、プレートの地色は所属機関区を表す緑色に塗り替えられ終生、緑プレートで過ごしました。

裏面には、「F」(フロント)の刻印がなされており、正面のプレートが手に入った事になります。

自分で現役時代の姿を撮った事があるカマのプレートを所有できるのは、たとえ不人気でも愛着がわくものです。

他にはてっぱくに一枚収蔵されていることが判明している、C58のラストナンバー。

残りのプレートは現在、何処に収蔵されているのでしょうか…。

Default