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国境事変従軍記章
康徳七年 支那事変に関連する「国境事変」(ノモンハン事件)の従軍記章として満州国が制定・発行し、事変の従軍者に授与されたものである。日本軍人にも多数授与された。 表面は、下部に地球、中央に鳩と瑞雲および旭光を表し、上部に蘭花紋を掲げた意匠とし、裏面には、中央の瑞雲の上に右横書きで「国境事変」と刻す。飾版に右横書きで「従軍記章」と刻す。 丹銅章
従軍記章 満州国 不明kogan2020
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国勢調査記念章
康徳七年十月一日 康徳7年に満州国で最初に実施された国勢調査の記念として制定され、調査の関係者に授与された。 表面には、満州国の地図に国務院庁舎を重ね、上部に蘭花紋を掲げた意匠とし、裏面には、縦書き3行で「康徳七年 国勢調査記念章 十月一日」と刻す。 青銅章
記念章 満州国 不明kogan2020
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建国神廟創建記念章
康徳七年七月十五日 康徳7年の建国神廟創建の記念として制定され、神廟創建の祭典に参加した者及びそれにともなう事務に携わった者に授与された。 表面は、建国神廟の廟殿と瑞雲を表した意匠とし、裏面には、縦書き3行で「康徳七年 建国神廟創建記念章 七月十五日」と刻す。 丹銅章
記念章 満州国 不明kogan2020
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皇帝訪日記念章
康徳二年四月六日 満州国皇帝となった溥儀が康徳2年4月に日本を訪問した記念として制定され、溥儀の訪日の事務に従事した者等に授与された。 表面は、右に蘭、左に菊の花束を表し、リボンに縦書きで「一徳一心」と記した意匠とし、裏面には、縦書き3行で「康徳二年 満州帝国皇帝訪日記念章 四月六日」と刻す。 箱の上蓋に「大日本帝国造幣局製」のリボンが付けられている。 銀章
記念章 満州国 不明kogan2020
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大典記念章
康徳元年三月一日 愛新覚羅溥儀の満州国皇帝即位大典の記念として制定され、大典に招かれた者、大典の事務等に携わった者に授与された。 表面は、中央に縦書きで「帝出乎震」と記し、一対の鳳凰で囲んだ上部に金の蘭花紋を掲げた意匠とし、裏面には、縦書き3行で「康徳元年 大典記念章 三月一日」と刻す。 銀梨地章
記念章 満州国 不明kogan2020
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建国功労章
大同元年 満州国建国の功労記念として制定され、満州国の建国に功労ある者に授与された。 表面は、中央に縦書きで「建国」と記し、交差した高粱で囲んだ意匠とし、裏面には、縦書き3行で「大満州国 建国功労章 大同元年」と刻す。 銅章
記念章 満州国 不明kogan2020
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支那事変従軍記章
昭和十二年~十五年 支那事変の従軍者に授与された。表面は、交差した軍旗と軍艦旗の中央に八咫烏と瑞雲および光を表し、上部に菊紋を掲げた意匠とし、裏面には、山と波の間に挟まれた雲の中に右横書きで「支那事変」と刻す。鈕の表裏に日陰蔓の図を刻し、飾版は右横書きで「従軍記章」と刻す。最も多く授与された従軍記章と思われる。 青銅章
従軍記章 賞勲局 不明kogan2020
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昭和六年乃至九年事変従軍記章
昭和六年~九年 満州事変や第一次上海事変の従軍者に授与された。表面は、上代の楯に止まった金鵄と背光を表し、上部に菊紋を掲げた意匠とし、裏面には、散りばめた桜花を背景に陸海軍の鉄帽を配し、下部に右横書き3行で十字形に「昭和 六年乃至九年 事変」と刻す。鈕の表裏に日陰蔓の図を刻し、飾版には右横書きで「従軍記章」と刻す。 青銅章
従軍記章 賞勲局 不明kogan2020
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大正三・四年(大正三年乃至九年戦役)従軍記章
大正三~四年、大正三年~九年 第一次世界大戦(青島の戦い)およびシベリア出兵の従軍者に授与された。当初は、 大正三四年従軍記章として制定、後に「大正三年乃至九年戦役従軍記章」に改題された。表面は、交差した陸軍連隊旗と海軍軍艦旗の下部に交差した桐樹の枝花を配し、上部に菊紋を掲げた意匠とし、裏面は、制定時は中央に縦書きで「大正三四年戦役」と刻し、改題後は中央に縦書き2行で「大正三年 乃至九年」、その下に「戦役」と刻す。鈕の飾版に右横書きで「従軍記章」と刻す。 つまり、表面は同じで裏面が異なる二種類が存在していることになる。 銅章
従軍記章 賞勲局 不明kogan2020
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明治三十七・八年従軍記章
明治三十七~八年 日露戦争の従軍者に授与された。表面は、交差した陸軍連隊旗と海軍軍艦旗の上部に菊紋、下部に桐紋を掲げた意匠とし、裏面は、中央に縦書きで「明治三十七八年戦役」と記した楯を置き、交差した月桂樹の枝と戦捷草(棗椰子の葉)で囲んだ意匠としている。鈕の飾版に右横書きで「従軍記章」と刻す。 銅章
従軍記章 賞勲局 不明kogan2020
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明治三十三年従軍記章
明治三十三年 北清事変(義和団の乱)の従軍者に授与された。表面は、中央に縦書き2行で「従軍記章」、下部に鳳凰を配し、上部に菊紋を掲げた意匠とし、裏面には、中央に右横書き2行で「大日本帝国 明治三十三年」と刻す。鈕の飾版に右横書きで「清国事変」と刻す。 銅章
従軍記章 賞勲局 不明kogan2020
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明治二十七・八年従軍記章
明治二十七~八年 日清戦争の従軍者に授与された。 表面は、交差した陸軍連隊旗と海軍軍艦旗の上部に菊紋を掲げた意匠とし、裏面には、上縁に「明治二十七・八年」、中央に縦書き2行で「従軍記章」と刻す。 銅章
従軍記章 賞勲局 不明kogan2020
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従軍記章(明治七年)
明治七年 台湾出兵の従軍者に授与された最初に制定・授与された従軍記章です。 表面は、中央に縦書き2行で「従軍記章」と記し、交差した桐樹の枝花で囲んだ意匠とし、裏面には、中央に右横書き2行で「明治七年 歳次甲戌」と刻す。鈕の飾版に右横書きで「台湾」と刻す。 銀章
従軍記章 賞勲局 不明kogan2020
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支那事変記念章
支那事変において、銃後において総力戦遂行業務に従事する者を表彰する記念章が必要であるとして、支那事変従軍記章とは別に、支那事変の遂行に関して特別の貢献があり、支那事変従軍記章の授与対象ではない者に授与されるものとして制定されたが、授与に向けた作業が進まないうちに終戦を迎えることとなり、本来の目的を達しえなかった最後の記念章。 表面は、桜花を全面にあしらった上部に菊紋を掲げた意匠とし、図裏面には、中央に縦書きで「支那事変記念章」と刻されている。 青銅章
記念章 賞勲局 不明kogan2020
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紀元二千六百年祝典記念章
昭和十五年 紀元二千六百年を記念して制定され、昭和15年の紀元節または紀元二千六百年式典に招かれた者、および式典に関与した者に授与された。 表面には、瑞雲中に見える宮中三殿と宮城および二重橋の上部に菊紋を掲げた意匠とし、裏面には、中央に縦書きで「紀元二千六百年祝典記念章」、下縁に右横書きで「昭和十五年」と刻されている。 アルミニウム青銅章
記念章 賞勲局 不明kogan2020