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スペイン 1.5ユーロ「世界の城シリーズ」姫路城
スペインでは、コレクション要素の強い1.5ユーロ白銅貨シリーズを発行しています。2021〜2022年の「鉄道の歴史シリーズ」に続く1.5ユーロ白銅貨は、世界の古城を巡る「世界の城シリーズ[となりました。2023年に16種類発行されています。額面1.5ユーロの白銅貨で、共通面は城壁をイメージしたものとなっています。 写真の貨幣は、2023年に発行された16種のうちの1種で、日本の姫路城がモチーフとなっています。姫路城は、白鷺が羽ばたくかのような優美な外観から白鷺城とも呼ばれており、世界遺産の1つにも数えられています。スペイン、フランス、ドイツ、ベルギー、ルーマニアといった欧州の古城が16種中15種取り上げられているなか、姫路城は唯一の欧州以外で取り上げられた城となりました。
銅・ニッケル スペイン 5,000枚Hokutosei
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スペイン 1.5ユーロ「鉄道の歴史シリーズ」東海道新幹線
スペインでは、乗り物の歴史をテーマにした20種のコインコレクションが発売されています。その第三弾として、鉄道の歴史シリーズが2021年に15種、2022年に5種発行されました。額面1.5ユーロの白銅貨で、共通面は鉄道の線路をイメージしたものとなっています。20種のコインを通じて、各国の名列車が取り上げられました。 写真の貨幣は、2021年に発行された15種のうちの1種で、日本の東海道新幹線がモチーフとなっています。東海道新幹線は、高速鉄道の先駆けとなり、同新幹線の開業で他国の高速列車の開発が急がれることになります。デザインでは、富士山をバックに走る東海道新幹線の初代車両0系が採り入れられました。
銅・ニッケル スペイン 7,000枚Hokutosei
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オーストリア 10ユーロ「花言葉シリーズ」マリーゴールド
オーストリアが2021年より発行する、身近な花の花言葉を題材とした10ユーロ貨幣シリーズの1つです。2022年のタンポポに続き同年に発行された第三貨の題材には、マリーゴールドが選ばれました。同じテーマでカラー銀貨(プルーフ)、銀貨、銅貨の3種が発行されましたが、こちらは銅貨です。 片面はマリーゴールドの花そのもので、その姿が余すことなく刻み込まれています。シリーズ初貨「バラ」に引き続き、本物の花を育てて特殊技術により転写したもので、花弁の先から茎に至るまで生花の姿をそのまま刻んでいます。 一方の額面は、聖母マリアの黄金の花ともいわれるマリーゴールドの香りを楽しむ女性の姿がモチーフとなっています。マリーゴールドには困難を乗り越えるというイメージがあります。その花弁に抗炎症、抗ウイルス、抗菌作用、防腐性があることは、花のもつイメージを後押しします。また、マリーゴールドは癒しの花ともいわれ、先のイメージとも相まって、香りを楽しむ女性の姿に花言葉が集約されました。
銅 オーストリア 130,000枚Hokutosei
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オーストリア 10ユーロ「花言葉シリーズ」タンポポ
オーストリアが2021年より発行する、身近な花の花言葉を題材とした10ユーロ貨幣シリーズの1つです。2022年に発行された第二貨の題材には、タンポポが選ばれました。同じテーマでカラー銀貨(プルーフ)、銀貨、銅貨の3種が発行されましたが、こちらは銅貨です。 片面はタンポポの花そのもので、その姿が余すことなく刻み込まれています。シリーズ初貨の「バラ」に引き続き、本物の花を育てて特殊技術により転写したもので、花弁の先から茎に至るまで生花の姿をそのまま刻んでいます。 一方の額面は、花の冠をつけてタンポポの綿毛を吹く女性の姿がモチーフとなっています。タンポポの花言葉の1つには愛の信託がありますが、これは、昔のヨーロッパでタンポポの綿毛を吹いて恋占いをしていたことによるものです。そこから、タンポポの綿毛を吹くと願いが叶うといわれるようになりました。コインの図柄も、想い人の方に向かって綿毛を飛ばす女性の姿を表現しています。
銅 オーストリア 130,000枚Hokutosei
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オーストリア 10ユーロ「花言葉シリーズ」バラ
オーストリアが2021年より発行する、身近な花の花言葉を題材とした10ユーロ貨幣シリーズの1つです。記念すべき第一弾の題材には、バラが選ばれました。 片面はバラの花のデザインです。バラの図柄はイラストや図形をもとに再現するのではなく、本物のバラを育てて特殊な方法でプレスして作り上げられています。これにより、花弁から葉脈に至るまで、複雑な花の姿を自然に近い形で表現しています。もう片面は、バラの花言葉「愛」を表現するべく、花の冠をつけて見つめ合うカップルの図柄となっています。 カラー銀貨(プルーフ)、銀貨、銅貨の3種が発行されましたが、こちらは銅貨です。
銅 オーストリア 130,000枚Hokutosei