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サンマリノ 5ユーロ白銅貨「サンマリノ社会保障研究所」
コロナ禍に直面したサンマリノで、2020年9月17日に発行されました。 サンマリノ社会保障研究所は、1876年発足のサンマリノ共和国相互扶助組合協会に端を発し、1955年12月22日に協会が改組されて発足しました。サンマリノの保険制度を担い、市民に向けて医療情報を提供する任務も担っています。コロナ禍においては、ワクチンに関する情報も発信し続け、サンマリノの市民にとってますます重要な機関となっています。 コインのデザインは、高齢患者のケアをする看護師を通じて、新型コロナウイルス感染症の流行による健康上の緊急事態に対抗するサンマリノ共和国の各機関の取り組みを表現しています。このコインは特にサンマリノ社会保障研究所を讃えており、貨幣の販売益はサンマリノ社会保障研究所に寄付されます。背景には、グアイータの塔が採用されました。
銅・ニッケル サンマリノ 20,000枚Hokutosei
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サンマリノ 10ユーロ「十二支シリーズ」2023年 辰年
サンマリノで発行された収集家向け10ユーロ白銅貨です。2022年からスタートした十二支シリーズの1枚で、2023年には他にも卯年、巳年も発行されています。 十二支は古代中国に起源をもち、十二の動物を充てて暦や方角を表すために用いられてきました。十干と合わせて干支と呼ばれています。サンマリノでは、この十二支全てにちなむ収集貨幣を発行する予定とされています。 共通面となる表側には、中心にサンマリノの三塔(グアイータ・チェスタ・モンターレ)が刻まれ、左右にはそれぞれ月桂樹、オークの枝が配されています。下部には雲間から除く太陽が配されました。 裏側は辰年の竜を描いており、宝玉をもつ竜図が朱色でカラーリングされています。竜は古来より強力な縁起をもち、高貴な存在の象徴、一方の朱色は中国において永遠不変の高貴な色とされており、この竜図の貨幣を瑞祥にふさわしい特別なものへと昇華させています。辰年は相場の世界で「辰巳天井」といわれるように上昇相場の年でもあり、辰年のもつ意味合いは計り知れないでしょう。
銅・ニッケル サンマリノ 20,000枚Hokutosei