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リトアニア 2ユーロ「ウクライナと共に」
ロシアによる侵攻を受けているウクライナを支援するため、2023年にリトアニアで発行されました。 各国デザイン面のデザインは、Egle Zemaite 氏によるものです。ウクライナ国花でもある向日葵の図柄を採り入れ、花びらが手を繋ぎ団結する人々に見えるよう工夫されています。また、空を飛ぶ鳥は自由・希望・勇気を象徴しています。 この貨幣は流通発行分とコインカード形態の2種類が発行され、前者は495,000枚、後者は50,000枚発行されました。
銅・亜鉛・ニッケル リトアニア 495,000枚Hokutosei
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リトアニア 1リタス白銅貨「バスケットボール欧州選手権」
2011年のバスケットボール欧州選手権(FIBAヨーロッパ選手権)がリトアニアで開催されたことを記念して発行されました。リトアニアではバスケットボールが最も盛んなスポーツで、国際大会でも数多くの実績を残しています。 デザインは、バスケットボールの表面を描き、リトアニア国章のヴィーティス(剣を振り上げる乗馬の騎士)を配したものとなっています。貨幣全体が1個のバスケットボールに見えるデザインで、大会の開催をシンプルに表現した記念貨幣となっています。
銅・ニッケル リトアニア 1,000,000枚Hokutosei
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エストニア 2ユーロ「エラスムス計画35周年」
エラスムス計画の創設35周年を記念し、ユーロの貨幣を発行する国々共通の特別デザイン版2ユーロ貨幣として、2022年7月1日に発行されました。写真はエストニアで発行された分で、エストニア語の国名 EESTI が入っています。 デザインは、欧州各国のコンペを経て、フランス造幣局のホアキン・ヒメネス氏の案が採用されました。中央にエラスムスの執筆する姿を配しています。また、欧州の国々を現す星は多数の直線によって接続され、ヨーロッパでの学生間に広がる無数の知的・個人的交流を表現しています。その直線を活かして、35周年を現す数字も入れられました。 ユーロ圏共通デザインで発行された特別版2ユーロ貨幣の中では発行枚数が少なめとなっています。エストニアでは100万枚が発行され、うち12,000枚はコインカード形態にて販売されます(写真はコインカードではない一般流通分)。 ※ エラスムス計画 ヨーロッパでの学生間・高等教育機関間の交流を通じて、学生流動を高めようとする計画で、1987年に創設されました。幾度かの発展的解消を経て、現在はエラスムス+ 2021-2027 として、年々支援の幅が拡がっています。プログラムの名称は、16世紀に活躍した学者 デジデリウス・エラスムスの名をとって命名されました。
銅・亜鉛・ニッケル エストニア 1,000,000枚Hokutosei