-
議会開設100周年記念5,000円銀貨
議会開設100周年を記念して、平成2(1990)年11月21日に発行されました。平成2年に発行された、スターリングシルバー製銀貨3種類のうちの1種です。 明治23(1990)年11月25日、大日本帝国憲法のもとで第1回帝国議会が招集されました。途中、日本国憲法の制定に伴い議会の位置付けは変わるものの、今日では三権のうち立法権を司る重要な位置を占めています。 デザインは、表面に国会議事堂が、裏面に有翼の獅子が採用されました。この有翼の獅子は国会議事堂本館(参議院玄関ホール脇のドア上)にあり、聖マルコ福音記者の象徴と同時に平和の象徴となっています。
銀925/銅75 5,000,000枚 30mmHokutosei
-
裁判所制度100周年記念5,000円銀貨
裁判所制度100周年を記念して、平成2(1990)年10月23日に発行されました。平成2年に発行された、スターリングシルバー製銀貨3種類のうちの1種です。 日本の近代的な裁判所制度は、明治23(1990)年11月1日に施行された裁判所構成法をもって幕開けしました。ドイツの司法制度を参考にしつつ急速に司法制度を採り入れた日本の裁判所制度は、現在も形を変えて生きています。 デザインは、表面に最高裁判所大法廷が、裏面に裁判官徽章とオオハンゴンソウが採用されました。裁判官徽章は、八咫鏡に篆書体の「裁」を配したものとなっています。八咫鏡は真実をくもりなく映し出すことから、裁判の公正を表すものとされています。
銀925/銅75 5,000,000枚 30mmHokutosei
-
天皇陛下御即位記念500円バイカラー・クラッド貨
今上天皇の御即位を記念し、令和元(2019)年10月に発行されました。500円記念貨幣の通例に従って、バイカラー・クラッド貨として発行されています。平成31年2月に発行された天皇陛下御在位30年記念貨と同様に、1万円金貨も発行されており、500円バイカラー・クラッド貨とセットになったプルーフ貨幣セットも販売されました。 デザインは、表側に高御座、裏側に菊花紋章・梓・ハマナスが採用されました。
銅750/亜鉛125/ニッケル125 5,000,000枚 26.5mmHokutosei
-
長野オリンピック冬季競技大会記念 5,000円銀貨 1次 アイスホッケー
平成10(1998)年の冬季オリンピック・パラリンピックが日本の長野県で開催されることを記念し、大会に先立って発行されました。5,000円銀貨は全部で3次にわたって発行され、写真はそのうち最初の平成9年2月7日(1次)発行分です。昭和の末から平成初頭に発行されたスターリングシルバー(銀品位925パーミル)製銀貨の最後にあたり、これ以降の銀貨は純銀製のプレミアム貨幣 ※ として発行されています。 デザインでは、表面は大会競技の選手が、裏面は長野県の県獣であるカモシカが採用されました。 ※ 製造費用が額面価格を大幅に上回り、高価で販売される貨幣のこと。一般的にプルーフ仕上げで、金融機関における一般引換えはなく、造幣局を通じて販売される。
銀925/銅75 5,000,000枚 30mmHokutosei
-
天皇陛下御在位30年記念500円バイカラー・クラッド貨
上皇陛下が御在位中の平成31(2019)年、御在位30年を迎えることを記念して発行されました。儀装馬車や菊花紋章など、皇室を象徴する図柄が大きく取り上げられています。特に菊花紋章は、バイカラー貨であることを忘れるほどに異なる金属素材が違和感なく組み合わせられています。 この貨幣はバイカラー・クラッド貨と呼ばれる新しい技術を用いて造られた貨幣になります。すなわち、異なる金属素材を組み合わせて造られ、中心のコアは金属板を3層に重ね合わせた構造(中間層は外から見えない)となっています。この貨幣で採用された偽造防止技術は、2021年より発行される通常の500円バイカラー・クラッド貨でも採用されることになりました。
銅750、亜鉛125、ニッケル125 5,000,000枚 26.5mmHokutosei
-
皇太子殿下御成婚記念5,000円銀貨
当時の皇太子殿下(今上天皇)の御成婚を記念し、平成5(1993)年6月4日に発行されました。ブリスターパック入りの状態で発行されています。以前に記念銀貨の材質として立て続けにスターリングシルバー(銀925パーミル / 銅75パーミル)が使われていたなか、本貨幣は二例目の純銀製記念貨幣となりました。 瑞鳥・鶴や瑞雲など、日本らしい祝福表現がみられるデザインです。
銀1,000 5,000,000枚 30mmHokutosei