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フランス 10ユーロ「ディズニー100周年」
ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年(前身にあたるディズニー・ブラザース・カートゥーン・スタジオから数えて)にあたり、フランスで発行されました。 ディズニーは、数々の苦難を乗り越えた末に同社の看板キャラクターであるミッキーマウスが活躍すると、これまでに数々の名作アニメを世に送り出してきました。この銀貨は、そのミッキーマウスを中心とするキャラクターが、100年の夢と魔法に満ちた歴史を祝うかのようなデザインとなっています。 銀貨は、フランスの10ユーロ銀貨でよくみられる長方形の純銀製となっています。ミッキーマウスが大きく取り上げられた額面には、ディズニーキャラクターのシルエットが刻まれています。
プルーフ 38 x 29.1mm 銀Hokutosei
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フランス 10ユーロ「美術館の傑作シリーズ」民衆を導く自由の女神
世界の美術館に収まる名画にスポットを当てた「美術館の傑作シリーズ」の1枚です。2023年発行分は女性を主役とする名画がテーマで、「マリー・アントワネット」、喜多川歌麿の「ポッピンを吹く女」、「民衆を導く自由の女神」の3種が発行されました。 民衆を導く自由の女神は、ウジェーヌ・ドラクロワによって描かれました。フランス7月革命におけるパリ市街戦の場面を描いたものとされています。フランス国旗を手に民衆を導く女性の姿は、フランスを象徴する女性像「マリアンヌ」のモデルの1つであり、まさに今日のフランスに繋がる名画といえるものです。 裏側は、フランスを代表する美術館を様々な視点から描き、1つの図案に昇華させたものです。左上はオルセー美術館の館内、右にはルーヴル美術館のファサード、中央にはサレ館(現:ピカソ美術館)、下にビロン邸(現:ロダン美術館)のファサードが取り上げられ、ポンピドゥー・センターの階段が重なる図案となっています。
38 x 29.1mm 銀 フランスHokutosei
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クロアチア 4ユーロ「クロアチアの革新者シリーズ」発明家 ファウスト・ヴランチッチ
2023年よりクロアチアで発行される、同国の知性と発明を讃える「クロアチアの革新者シリーズ」の1枚です。同年にユーロを導入したクロアチアでは2番目に発行された銀貨にあたります。自然科学や技術の分野で多大なる貢献を果たしたクロアチアの人物にスポットを当てており、記念すべき第一貨は、パラシュートを実用化した偉人として知られるファウスト・ヴランチッチが取り上げられました。 今日のパラシュートの原形は、イタリアで発明されました。ヴランチッチはその図面を研究し、今日のパラシュートの原形となる図面を、著書 Machinae Novae に残しています。この図面に従ってパラシュートを作成し、初めて実験を成功させました。 貨幣のデザインは、38番目の図「空飛ぶ人」と、13番目の図「丸い塔の工場」を図案化したものです。それぞれ初めて実用化に漕ぎつけたパラシュートの図案、風力タービンを備えた屋根の図案で、今日に繋がるヴランチッチの偉業を讃えるにふさわしいデザインに仕上がっています。デザインは同時に発行された100ユーロ金貨と同じです。銀の品位は999パーミルです。
銀 クロアチア 15,000枚Hokutosei
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天保通宝 本座広郭 母銭
天保6(1835)年より鋳造が始まった、江戸時代末の銭貨です。四文銭を鋳造した銀座に対して、天保通宝は主に金座で鋳造され、小判を意識した楕円形で金貨後藤家の家押が鋳込まれています。当百=百文通用とされていましたが、銭貨としては一文銭4〜5枚分の重さしかありません。公鋳のほか相次ぐ民鋳・盗鋳により価値が下落していきましたが、明治中後まで通用していました。 本座広郭は公鋳の後期にあたる銭貨で、郭幅が広く、本座で最も多く発行されました。 母銭とは、通用銭(子銭)を造るための原型になる銭で、母銭を型材に当てがって写しとることにより子銭の鋳型になります。鋳造の性格上、原型となる母銭は子銭より彫りが明瞭で大径に造られ、当然ながら製造数も少ないです。本座広郭の母銭は、郭仕上げの方法により、郭の内側に角度がつく仕上がりとなっています。
銅 金座番場仮吹所 弘化期(1845年以降)Hokutosei
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慶長通宝 小字
皇朝十二銭以来途絶えていた国産の鋳造貨幣として、慶長11(1606)年に発行されたとされています(発行主体、発行年については諸説あり)。当時の文献に乏しく詳しいことは今なお不明ですが、それまで庶民の銭貨として親しまれていた明銭・永楽通宝に代わる(あるいは流通量を補完する)貨幣と考えられています。しかし、いずれにせよ慶長通宝及び元和3(1617)年発行の元和通宝は全国的に幅広く通用するほどの流通量を確保することができず、本格的に統一貨幣が成立するのは、徳川家康没後の寛永3(1626)年より発行された寛永通宝の登場を待つことになります。 慶長通宝は、鋳型を製作して整った銭文にて鋳造された大字と、永楽通宝の銭文から永楽を削除し慶長を嵌め込んだ鐚銭様の小字とに大別されます。写真は小字です。 寛永通宝のような鋳造貨幣の全国統一を果たせなかったことからも分かるように、発行枚数が比較的少なく、後の銭貨より希少です。
銅 不明 慶長期Hokutosei
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ネパール 2000ルピー ゴールドカメオ銀貨「仏陀」第三シリーズ
ネパールでビクラム暦2055(西暦1998)年に発行されました。同国に仏陀生誕の地があるとされることから、仏陀をモチーフにした貨幣が数次にわたって発行されました。この貨幣はその第三シリーズ(全五シリーズ中)にあたり、1500ルピー銀貨、50ルピー ノルディック・ゴールド貨とともに発行されました。1500ルピー銀貨とほぼ同等の規格ですが、2000ルピー銀貨は仏陀の後光に金装飾(Gold Insert)が施されています。 デザインは、仏陀の図とアショーカ王の石柱を採り入れたものとなっています。アショーカ王の石柱は、ネパールのルンビニにあり、王の即位20周年にあたり建立されました。この石柱の彫文などが決め手となり、ルンビニは釈迦生誕の地と(釈迦は歴史上実在したことも)認められ、この貨幣が発行される前年に地域として世界遺産となっています。 単に仏陀の貨幣としてではなく、ネパールの、ひいては仏教の歴史的・文化的な背景をも表す貨幣です。
銀・金 ネパール 5,000枚Hokutosei
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ドイツ 10ユーロ「社会奉仕シリーズ・消防」(J)プルーフライク
2022年より #ドイツ で始まった収集家向け #10ユーロ ポリマーリング付き白銅貨シリーズの第二貨です。2023年のポリマーリングの色は緋色となっています。 このコインは、社会生活の維持に不可欠な人々のグループに焦点を当てた「社会奉仕シリーズ」の1つです。ポリマーリングの中心にテーマとなる人々の役割を配置することで、社会生活を支える人々に焦点を当てることを表現しています。2023年の第二貨のテーマは、消防士に焦点を当てた「消防」となりました。火災現場において一般的にイメージされる「炎に立ち向かう消防士」だけでなく、火災現場から人々を救う梯子車、救出された人々も図柄に採り入れています。ポリマーリングの内側(中心)には、消火をしようとする消防士の活躍を刻み、消防のダイナミズムを表現しています。 この貨幣はプルーフライク版にあたり、鏡面仕上げとツヤ消し仕上げを組み合わせた美麗な外観が特徴です。 ドイツの貨幣に刻印されるミントマークと造幣所の関係 A: ベルリン D: ミュンヘン F: シュトゥットガルト G: カールスルーエ J: ハンブルク
プルーフライク 銅・ニッケル・液晶ポリマー ドイツHokutosei
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フランス 10ユーロ銀貨「NARUTO」ナルト対サスケ
#NARUTO のアニメ放送20周年を記念して、 #フランス で発行された銀貨です。発行元のフランス国立造幣局にもファンがいるといわれるほどフランスで大人気の作品として、貨幣に採り上げられました。日本の漫画作品が貨幣のデザインになるのは、島嶼国の事例を除き大変珍しい事例です。同時に50ユーロ金貨も発行されましたが、片面のデザインが異なります。 共通面のデザインは、木ノ葉隠れの里にある火影の顔岩と火影の執務室がある建物、NARUTOのロゴなどが採り入れられています。もう片面は原作20巻の表紙からとったデザインですが、サスケの持つ刀がクナイにアレンジされています。 貨幣は化粧箱入りで、NARUTOデザインの特製スリーブに収められて発行されました。
銀 フランス 5,000枚Hokutosei
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マルタ 10ユーロ銀貨「英国女王御在位70周年」
英国女王の在位70周年を記念して、マルタ共和国で発行されました。同国が英連邦加盟国でユーロ採用国でもあるため、ユーロ圏では珍しい英国女王関係の記念貨幣となりました。同じテーマで2.5ユーロ白銅貨も発行されています。素材はスターリングシルバー(Silver925)ですが、詳しい組成は不明です。 片側にあるプラチナジュビリー・エンブレムのデザインは、ヴィクトリア&アルバート博物館と英国王室の共催によるコンペを経て、リーズ大学の学生エドワード・ロバーツのイラストが採用されたものです。聖エドワード王冠をプラチナカラーの一本線で描くことで、英国女王の権威を表現しています。デザインには女王の在位期間70が組み込まれ、書体は女王の戴冠式で使用されたものが踏襲されています。更に、この10ユーロ銀貨ではエンブレムにカラーリングが施され、色は戴冠式で女王が着用したローブとガウンに合わせたパントン3515Cが採用されました。 10ユーロ銀貨の方は僅か2,000枚しか発行されていません(もっとも、マルタのコレクター向け貨幣は総じて発行枚数が少なく、この銀貨並みかそれ以上に発行枚数が少ないものも複数ある)。
プルーフライク 不明 マルタHokutosei
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ドイツ 10ユーロ「社会奉仕シリーズ・ケア」(G)プルーフライク
2022年より、 #ドイツ で新しい収集家向け #10ユーロ 貨幣シリーズが始まりました。ポリマーリング付き白銅貨である点は変わりませんが、2021年までのシリーズと異なり、ポリマーリングはカラー(2022年のリングの色はミントターコイズ)となっています。 このコインは、社会生活の維持に不可欠な人々のグループに焦点を当てた「社会奉仕シリーズ」の1つです。ポリマーリングの中心にテーマとなる人々の役割を配置することで、社会生活を支える人々に焦点を当てることを表現しています。2022年の記念すべき第一貨のテーマは、看護師に焦点を当てた「ケア」となりました。看護学におけるケアとは、ケアをする人とされる人との相互関係に着目した概念であり、ケアを必要とする人を理解し、配慮し、気遣うという意味を含みます。コインのデザインは、脆弱な手をとる救いの手から、信頼と暖かさ、今日の看護に期待される多様な役割を表現しています。また、手の左右の人々は、看護が様々な人の暮らしに関わる様を表現しています。 この貨幣はプルーフライク版にあたり、鏡面仕上げとツヤ消し仕上げを組み合わせた美麗な外観が特徴です。 ドイツの貨幣に刻印されるミントマークと造幣所の関係 A: ベルリン D: ミュンヘン F: シュトゥットガルト G: カールスルーエ J: ハンブルク
プルーフライク 銅・ニッケル・液晶ポリマー ドイツHokutosei
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フランス 1ユーロ バイカラー貨(2022年銘)プルーフ
#フランス の #1ユーロ 貨幣です。2022年より発行国が独自にデザインできる面が一新され、フランス共和国の国章を構成するオークの木、オリーブの木を組み合わせたものになりました。オークは力強さと堅実を、オリーブは平和を象徴し、両者の枝葉はフランスにおける多様性と連帯を表しています。このデザインは旧来の「生命の樹」デザインを発展させたものと位置づけられており、デザインを担当したホアキン・ヒメネス氏により「連帯の樹」と名付けられました。 樹にフランスのモノグラム「RF」をあてることで、フランスの標語「Liberté(自由)・Égalité(平等)・Fraternité(博愛)」は、大木(フランスそのもの)が吸い上げる価値観として表現されています。 フランスでは、この2022年銘の1ユーロ貨幣は一般流通向けに発行されず、全て貨幣セットに封入されます。 この貨幣は鏡面仕上げとつや消しを組み合わせたプルーフ貨幣となっており、新旧2ユーロ、1ユーロの計4枚を組み込んだ特製化粧箱入りの貨幣セットとして販売されました。(この貨幣セットの)造幣局販売価格は80ユーロで、販売年にちなむ2,022セットが販売されました。発行枚数は、2022年銘 記念貨入りプルーフ貨幣セット分の2,022枚を含むものです。
プルーフ 銅・亜鉛・ニッケル フランスHokutosei
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フランス 1ユーロ バイカラー貨(2021年銘)プルーフ
#フランス の #1ユーロ 貨幣です。片側の発行国が独自にデザインできる面には、六角形を背景に大樹を配するものを採用しています。この大樹およびこれを採用するデザインは「生命の樹」と呼ばれ、生命と連続性と成長を表しています。一方、hexagone と呼ばれる六角形は、フランス本土の形であり、こちらも同国を象徴するものです。更に、フランスのユーロ貨幣に共通するRFのモノグラム、ユーロ以前より貨幣に使われていた「Liberté(自由)・Égalité(平等)・Fraternité(博愛)」の標語も配され、まさにフランスらしいデザインへと仕上がっています。 フランスの2ユーロ・1ユーロ貨幣は、2022年発行分より独自デザイン面のデザインが新しいものに変更されたため、2021年銘はユーロ導入以来続いてきた旧デザインの最終年銘となります。 この貨幣は鏡面仕上げとつや消しを組み合わせたプルーフ貨幣となっており、新旧2ユーロ、1ユーロの計4枚を組み込んだ特製化粧箱入りの貨幣セットとして販売されました。(この貨幣セットの)造幣局販売価格は80ユーロで、販売年にちなむ2,022セットが販売されました。発行枚数は、2021年銘プルーフ貨幣セット分の7,500枚を含むものです。
プルーフ 銅・亜鉛・ニッケル フランスHokutosei
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ドイツ 10ユーロ「飛行シリーズ・水上」プルーフライク(A)
#ドイツ で発行された収集家向けの #10ユーロ 貨幣で、2019年より年1種ずつ発行される「飛行シリーズ」の1つです。どれも風の力だけで楽しむスポーツが題材となっており、2021年に発行されたこちらの貨幣はウィンドサーフィンがモチーフです。 同国の5ユーロ「地球の気候帯シリーズ」同様に液晶ポリマー製のリングが嵌め込まれていますが、その意匠は異なります。5ユーロの方は素材が同一で、発行年によりポリマーリングの色が異なります。一方、10ユーロ「飛行シリーズ」は全てポリマーリングが無色透明で、材質が異なります。2021年発行分は白銅貨ですが、外側はニオブメッキが施され青い金属光沢を放ちます。 この貨幣はプルーフライク版にあたり、鏡面仕上げとツヤ消し仕上げを組み合わせた美麗な外観が特徴です。 ドイツの貨幣に刻印されるミントマークと造幣所の関係 A: ベルリン D: ミュンヘン F: シュトゥットガルト G: カールスルーエ J: ハンブルク
プルーフライク 銅・ニッケル・ニオブ・液晶ポリマー ドイツHokutosei
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ドイツ 5ユーロ「地球の気候帯・極地」プルーフライク(D)
ドイツで発行された収集家向けの5ユーロ貨幣で、2017年より年1種ずつ発行される「地球の気候帯シリーズ」の1つです。2016年に発行された「惑星・地球」5ユーロに引き続き、中央のコアと外側のリングとの間に、セパレーターの液晶ポリマー製リングが嵌め込まれています。シリーズ最後となる2021年発行分は極地デザインで、液晶ポリマーリングの色はバイオレット。デザインモチーフは、棚氷とヒョウアザラシ、アドラー(国章の黒鷲)で、下半分が潜水艦視点になるようなデザインとなっています。 この貨幣はプルーフライク版にあたり、鏡面仕上げとツヤ消し仕上げを組み合わせた美麗な外観が特徴です。 ドイツの貨幣に刻印されるミントマークと造幣所の関係 A: ベルリン D: ミュンヘン F: シュトゥットガルト G: カールスルーエ J: ハンブルク
プルーフライク 銅・ニッケル・液晶ポリマー ドイツHokutosei
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50円白銅貨 平成23年銘 プルーフ
現在も発行されている50円貨幣です。そのうち平成23年銘のものは、貨幣セットにのみ封入され一般向けに発行されておらず、収集価値が高くなっています。また、平成23年銘は(令和3年現在)50円白銅貨で最も発行枚数が少なく、なおのこと収集価値が高まっています。 プルーフ貨幣とは、収集家向けに特殊な処理を施して製造された貨幣のことで、極印を二度打ちして図柄を際立たせています。日本のプルーフ貨幣は、鏡面仕上げと図画部のつや消しで仕上げるのが一般的です。
銅750/ニッケル250 456,000枚 21mmHokutosei