メキシコ 25ペソ銀貨「メキシコシティーオリンピック記念」1968年銘

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1968年のメキシコシティーオリンピック(東京オリンピックの次の夏季大会)開催を記念し、同年にメキシコで発行されました。片面には踊るインディオ、もう片面にはメキシコの国章が彫金されており、かつてはこの貨幣自体がジャンピング・インディアンと呼ばれていました。一方の国章は「湖の真ん中にある岩に生えたサボテン上で蛇をくわえる鷲」で、その場所に帝都ができたというアステカの伝説によるものです。

直径は38mmと大きく、日本の明治期に発行された1圓銀貨に並ぶサイズです。この大径に、両デザインが余すことなく表現されています。品位720の銀貨ですが、詳しい組成は不明です。

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