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Esplendor Geométrico “40 Años Nos Iluminan”
いつもお世話になっているSuezan Studioの小柳カヲルさんの個人輸入から、またまた買いました。そうです。EGことEsplendor Geométricoの40周年記念特別盤2枚組セルフ・コンピ・アルバム”40 Años Nos Iluminan“(このタイトルを直訳すると「40年間が我々を輝かせる」となります)をご紹介します。EGのバイオグラフィーについては、以前に書いてありますので、そちらをご参照下さい。今回は、メンツがArturo LanzとSaverio Evangelistaのデュオになってからの曲をコンパイルしたものとなっています。しかしながら、ほぼリズムマシンだけで、40年以上もやってきたEGは凄いと思いますし、やり続けることの大切さを体現してきたバンドだと思います。そして、そのスタイルは、世の流行り廃りに関係無く、独自にやり続けてきたことも重要ですね。本作品は収録曲の殆どは、Arturo LanzとSaverio Evangelistaによって2020年に作られていますが、A2, C3は古い音源で、更にB1はMost Significant Beatによって、B4はMauricio Martinucci-Plasmaによって、C1はAtom TMによって改変されています。本作品は、各面4曲ずつ収録されていますが、各曲について紹介していきたいと思います。 ◼️LP1 ★A1 “Syncro”は、重くスローなリズムマシンのビートの執拗な反復に、アジるようなスペイン語Voが挿入される曲で、このパタンは初期の曲には見られなかったですね。シンセによる電子音も最小限です。 ★A2 “Mechanical IV”も、重いリズムマシンの複雑な反復ビートに、ラジオ音やモールス信号が挿入される曲です。催眠ビート! ★A3 “La La 2020”は、リズムマシンとMIDIで同期させたシンセによるリズミックな電子音から成る曲で、時々、電ノコらしきノイズや人声等のサンプリングが挿入されます。 ★A4 “Brain Fungus”は、ディレイを掛けたリズムマシンの不明瞭なリズムに、シンカッションとか電子音を挿入した曲で、不安感を炙り出します。 ★B1 “Ferro”は、リズムマシンの反復に、ホワイトノイズのスネアと持続音から成る曲で、珍しく、同期したシーケンスにメロディらしさを感じます。 ★B2 “Il Resto Indietro”は、強力な突進力のリズムマシンの反復ビートに、歌声テープ音やノイズが花を添えている曲で、やや初期の音に近い印象です。 ★B3 “Buenos Días”では、宇宙的な感じさえするリズムマシン音をバックに、淡々としたVoやノイズ音も重なり、Jean Tinguelyの機械音楽を想起します。 ★B4 “City Of Heroes”は、初期の曲の様でシンセにぶっ込んだリズムマシンに、アジテーション・テープ音やシンセ音が挿入される曲で、「駆動力」そのものです。 ◼️LP2 ★C1 “Estás Solo”も、反復するリズムマシンのヒプノティックなビートが続く中、スペイン語の語り調Voが淡々と挿入される曲で、恐らく初期に近いかな? ★C2 “Tareas”は、リズムマシンの民俗的パタンのビートに、人のコーラスみたいな音や動物の鳴き声みたいな音が時々挿入される曲で、怪しさ満点! ★C3 “Mechanical I”では、ロートルな機械の動くカタカタとした音をリズムマシンとシーケンスで作り出しており、シンセ音やアジる声も挿入される催眠ビート! ★C4 “Mockba”は、怪しげな雰囲気のリズムマシンの反復ビートとスピーク&スペルの様な声やアジるテープ音楽も加わり、背景にシンセの分厚い壁がある曲で、EGにしては珍しい。 ★D1 “40 Anni Di Luce”は、シンセにぶち込んだリズムマシンによる腐食ビートに、念仏の様な声のテープ音が重なる曲で、初期のEGを想起します。 ★D2 “Freetime”は、ゴロゴロとしたパタンのリズムマシンに、メタパーらしき音とか電ノコっぽい音等が加わる曲で、やはり催眠的です。 ★D3 “Potentissima”は、これまたモロTinguely的なロートルな機械を模したリズムマシンの反復駆動音から成る曲で、正に「インダストリアル」です!グレート! ★D4 “Vuelve A Jugar”は、トライバルなリズムマシンのビートと、背景に幼稚園の音と抑揚の無いVoから成る曲で、如何にもEGらしいです。 総じて、音質は格段に良く、音の広がりも充分に感じられて、洗練されていますが、曲としては、初期の後期〜中期前半辺りで、リズムマシンは確実に高級なものを使っていますね。そして、我が道を行くEGは、40年の間に、独自のトライバルなパタンやJean Tinguelyの動く彫刻の音のようなパタンを作り出し、独自の進化を遂げているのが、良く分かります。これにはノックアウトされました❗️皆さん、「EGなんて、テクノイズでしょ?」とか「金太郎飴みたいなもんでしょ?」とか言ってないで、このアルバムだけでも聴いてみて下さい。それ位の価値のある作品だと思います。マストです❗️ クレジット曲順 A1 “Syncro” A2 “Mechanical IV” A3 “La La 2020” A4 “Brain Fungus” B1 “Ferro” B2 “Il Resto Indietro” B3 “Buenos Días” B4 “City Of Heroes” C1 “Estás Solo” C2 “Tareas” C3 “Mechanical I” C4 “Mockba” D1 “40 Anni Di Luce” D2 “Freetime” D3 “Potentissima” D4 “Vuelve A Jugar” https://youtu.be/Ut37DAHckcc?si=RX_HGC20bDi1JFJ3 #EsplendorGeométrico #40AñosNosIluminan #Geometrik #SelfCompilation #2LPsAlbum #Industrial #Technoise #Hypnotic #JeanTinguely #SpecialEdition #RhythmMachine #Sampler #TapeManipulation #ArturoLanz #SaverioEvangelista
Industrial / Technoise Geometrik 4990円Dr K2
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Esplendor Geométrico “Arispejal Astisaró+”
これまた、EGことEsplendor Geométricoのデラックス盤をご紹介します。今回は、彼等の12枚目のアルバム“Arispejal Astisaró+”で、オリジナルはジャケも異なり、また、今回の再発盤では、内容もパッツンパッツンに詰め込まれた2枚組となり、曲順も異なっています。更に、RRRecordsが1987年に出したコンピ・アルバム”Bruitiste”に収録されていた4曲”Noising In The Rain”も”N.I.T.R.”4曲としてD面に収められています。EGのバイオグラフィーは以前に記載しておりますので、ここでは省略させて頂きます。今回のメンバーは、Arturo LanzとGabriel Riazaの2人です。曲順は変更されていますが、恐らく、本作品を”Arispejal Astisaró”から”Arispejal Astisaró+”にする際に、再考された結果だと思います。このアルバムも、いつもお世話になっているSuezan Studioの小柳カヲルさんの個人輸入より買いました(いつも有難うございます)。 それでは、本作品をご紹介します。本作品は、1988年〜1989年に制作されたものであり、オリジナルは、1993年にスペインの自主制作レーベルLínea AlternativaからCDでリリースされています。多分、EGとしては、初期から中期へと移行する時期ではないかと思われます。内容は、A面4曲/B面3曲/C面3曲/D面4曲です。それでは、各曲についてご紹介していきましょう。 ◼️LP 1 ★A1 “Es Inaudito” (5:26)は、”EG-1”よりは高級なリズムマシンによるリズムを複合/多層化した曲で、シーケンサーも用いていますが、敢えて同期はさせていないようです。背景にテープ音(や女性Vo)が挿入されています。 ★A2 “Malos Tratos” (5:02)は、より明確でトライバルなリズムマシンの自動演奏と背景のテープ音や電子音から成る曲で、初期の音源に比べて、明らかに明瞭なリズムを刻んでいます。 ★A3 “Arispejal Astisaró” (4:28)は、初期音源に近いです。シーケンサーとリズムマシンと言う組合せの曲ですが、その誤用仕方とミックスが興味深いです。 ★A4 “Ampuchao” (3:57)も、シーケンサーとマシンリズムから成る曲で、背景には不明瞭なVoとシンセ音が入りますが、決してダンサブルではないです! ★B1 “Felación” (6:00)は、不明瞭な電子音で始まり、トライバルなリズムマシンとテープ音によって成立いている曲です。ポイントはマニアックなテープ操作ですね(情熱の国らしい!)。 ★B2 “Rabúa Aromía” (5:53)も、トライバルなキックによるマシンリズムと背後や前面にも出る電子音から成る曲です。サンプラーも使っているのかな? ★B3 “Bi Bajín” (7:45)も、強力な推進力を持ったミニマルなリズムマシンを中心に、サンプラーによるテープ音/操作がマニアックな曲です。 ◼️LP2 ★C1 “Jari” (6:25)は、機械の駆動のようなシーケンサーとリズムマシンに、パーカッシヴなホワイトノイズやスネアから成る曲で、時折サンプラー音も聴取されます。 ★C2 “Cataré” (6:07)も、単調だがノリの良いリズムマシンとシーケンス及びバックの通奏低音から成る曲で、非常に不明瞭なテープ音も入っています。 ★C3 “Nu Decotora” (6:24)も、トライバルと言うよりダンサブルなリズムを刻むリズムマシンを中心に、Voやシンセ音或いはテープ音等が挿入されるミニマルな曲です。背景に不明瞭な低音電子音が唸っています。 ★D1 “N.I.T.R.I” (5:47)は、強力な駆動力を示すリズムマシンと野蛮な音質の電子スネアから成る曲で、手弾きなのか?同期なのか?が気になるところです。 ★D2 “N.I.T.R.II” (5:05)は、ディレイを掛けたリズムマシンの単調な音に、シーケンスや電子スネア等が絡まっていますが、曲全体はObscureで、野蛮です。 ★D3 “N.I.T.R.III” (4:07)も、バックにシンセ音を携え、ミドル・テンポのリズムマシンが中心と成る曲で、何故か、初期EGの「野蛮さ」を感じてしまいます。 ★D4 “N.I.T.R.IV” (2:57)でも、初期で行われていたように、リズムマシンをシンセ外部入力にぶち込んで、更に、別のリズムマシンも同期させているような野蛮なリズムを奏でています。 とにかく、リズムマシンは高級になり、曲もシンプルにトライバルと言うかダンサブルになっています。それと、サンプラー等も使ったテープ操作音が通好みで、曲としての完成度は高くなっており、聴かせてくれます。また、全体に音質が向上してスッキリしていますので、ひょっとすると、クラブ・ミュージックとしても聴けるのでは?とも思えますし、別の見方をすれば、ヒプノテックなミニマル・ミュージックとも捉えてられるかもしれませんね。ここまで来ると、「リズムマシン・マイスター(職人)」の領域です❗️初期のファンの方もここら辺のEGの作品における「リズム」に焦点を当てたアルバムも是非体験してみて下さい! A1 “Es Inaudito” https://youtu.be/JpDRcymi5Do?si=1yjdV6uazJMZQHvG B1 “Felación” https://youtu.be/dM3PxWxTEVE?si=d-pEoo6zPIIAXlcs [LP1 full album (曲順及び内容は異なる)] https://youtube.com/playlist?list=PLOrUyUVuqtSRDGTuPbBUtHndjuMIf9IJ9&si=fn_XixkmKxBpEP0j C2 “Cataré” https://youtu.be/FDKMgnmi5DY?si=74v98ymfmQHdEbQj D1 “N.I.T.R.I” https://youtu.be/5IqHf1XFMis?si=90CTh86U1If1C6QQ D2 “N.I.T.R.II” https://youtu.be/maxYJL7GD7M?si=o5FqGQ-kUQu2KGQR D3 “N.I.T.R.III” https://youtu.be/nS1uE8cEwAM?si=4rjj8gXJfhOe7pSp D4 “N.I.T.R.IV” https://youtu.be/NzTWeMLFi4c?si=ab4RcN70-pUq8oA9 #EsplendorGeométrico #ArispejalAstisaró+ #Geometrik #LineaAlternativa #Reissue #Remastering #LimitedEditions #700部 #Industrial #Technoise #RhythmMachine #Synthesizers # #ArturoLanz #GabrielRiaza #ExpandedVersion #NoisingInTheRainI-IV #N.I.T.R.I-IV #CompilationAlbum #Bruitiste #RRRrecords
Industrial / Technoise Geometrik (Linea Alternativa) 4990円Dr K2
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Esplendor Geométrico “EG-1”
スペインの機械偏執狂こと、Esplendor Geométrico (エスプレンドール・ゲオメトリコ: 以下、EGと表記)が、国際地下音楽界に初めて姿を現した作品”EG-1”。この作品は、もう何回も再発されていますが、40周年記念として、リマスターされ、限定500部(内100部はクリア盤)で再発された本作品を、いつもお世話になっているSuezan Studioの小柳カヲルさんの個人輸入から購入しましたので、ご紹介したいと思います。EGのバイオグラフィーについては、以前にも書きましたので、そちらをご参照下さい。メンバーは、Arturo Lanz, Gabriel Riaza, Juan Carlos Sastreの3人で、皆、スペインのシンセ・ポップ・バンドEl Aviador Dro y sus Obreros Especializadosのメンバーでした。そんな彼等が最初に制作したのが、この作品のオリジナルであるカセット・アルバム”EG-1”です。この頃の作品は、英国Sterile Recordsが配給を担当しており、本作品で一躍、EGはインダストリアル界で有名となり、しかも、1980年から現在まで、活動を続けている稀有なバンドです。本作品”EG-1”のオリジナルは、当時、独の自主制作レーベルDatenverarbeitung (ダーテンフェルアルバイトュンク)からカセット作品としてリリースされており、彼等の初期の代表作の一つです。当時は国際カセット・カルチャーのネットワーク華やかなりし時代で、本作品のように、他国の自主制作レーベルからのリリースもちょくちょく見られました。そんな状況でしたから、本作品もそのネットワークに乗ったのだと思います。と言う訳で、本作品”EG-1”ですが、内容としてA面5曲/B面4曲が収録されており、ジャケにもオリジナルの白黒コピーがちょんと貼られています(これも嬉しいところですね)。では、各曲をご紹介していきます。 ★A1 “Muerte A Escala Industrial” (5:41)は、シンセの外部入力を通過したリズムマシンの腐食音が延々と繰り返される曲で、EG初期の音楽を見事に体現しています。正しく、機械偏執狂! ★A2 “Neuridrina” (7:13)も、多分、シーケンサー等使っておらず、リズムマシンをシンセの外部入力に入れて、変調させている音とLFO処理されたVoから構成されている曲です。ヒステリックな電子音が素晴らしい! ★A3 “El Cabecilla Del Vaticano” (2:41)も、恐らくリズムマシンをシンセにぶっ込んだ不明瞭な反復リズムから成る曲で、グチョグチョした電子音のミニマリズムが素晴らしいです。 ★A4 “La Ciudad De Los Héroes Rojos” (4:19)も、曲の構造は同様ですが、この曲では、バックにテープ音と最小限のシンセ音が聴取されます。 ★A5 “Amor En Mauthausen” (3:06)も、金太郎飴のように腐食マシンリズムと電子音から成る曲ですが、この曲は、その中でも強靭な意志を感じますね。 ★B1 “Destrozaron Sus Ovarios” (6:07)でも、単調な腐食リズムの反復に、ナレーションのようなVoやテープ音、それに痙攣する電子音も加わり、ミニマリズムを体現しています。 ★B2 “Quince Años Tiene Mi Amor” (4:17)は、ゆっくりしたLFOシンセ音に、深いディレイの掛かったアジるVoから成る曲で、本作では少し異色です。 ★B3 “Maria Luisa” (9:07)も、単調なリズムマシンとPercシンセ、それにテープ音から構成された曲で、このシンプルさが、逆にその強靭な面を露わにしています。所々に抑制的なVoも挿入されています。 ★B4 “P.I.E. (Versión)” (2:40)も、単調なマシンリズムと最小限のシンセ音、それにアンプ内臓のスプリング・リバーブを叩いた時の音等から構成された曲であり、本来、避けられるべき雑音を積極的に取り入れています。 初期EGの音楽は、それまで聴いたことも無いようなシンプルで、それ故に強靭な反復電子リズムから成りますが、それにも関わらず、ダンサブルではなく、寧ろ踊れない程、腐食したリズムの残骸であり、それは、Jean Tingelyのガラクタ機械音楽を、リズムマシンに憑依させて、1980年初頭のインダストリアル界で具現化したものであると考えます。そして、彼等の音楽は40年以上経ても、新鮮な驚きに満ちています❗️ A5 “Amor En Mauthausen” https://youtu.be/r8pqRUQpNtc?si=TfsbBwy-Gn26ueSW [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_ltAc6ZTbJLJOoIfHL3TcZwsQE7dElFvkc&si=0L8FkA39yRzUcRiQ #EsplendorGeométrico #EG-1 #Geometrik #Datenverarbeitung #Spain #FirstCassetteAlbum #40ThAnniversary #Reissue #Remastering #LimitedEditions #500部 #Industrial #Technoise #RhythmMachine #Synthesizers #ArturoLanz #GabrielRiaza #JuanCarlosSastre
Industrial / Technoise Geometrik (Datenverarbeitung) 3990円Dr K2
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Flash Zero “Tour De La Tierra - Live”
これも、謎物件です。多分、良く分からないで、購入したアルバムだと思うのですが、「何故、これ?」って言うのも分からないです。Flash Zeroも全然知らないです。なので、少し調べてみました。先ず、Flash Zero (Flash Ceroとも表記される)は、噂では「スペインのDAF」とも言われているらしい、エレクトロ・ダンス・ミュージックを演奏するバンドです。もう少し調べてました。Flash Zeroは、1986年にMadridで、Santiago Cruz (Synth)とGuaridoことManuel A. Gonzalez Guarido (Vo, Synth)によって結成されました。その頃、彼等の持っていた機材は、Roland Juno 60を1台, Casio 5000を1台, Simmons Drum Machineを1台と数個のエフェクターに基本機材だけでした。なので、結成した2〜3週間後には、Fran Null (Kbd)とJavier Cruz (Perc)が加入しています。それで、1987年に、Flash Zeroは6トラック入りのデモテープを録音し、ショーで掛けてもらったり、レコード会社廻りをしたりして、数ヶ月後に、気に入ってくれたスペインのレーベルLa Generalとコンタクトを取り、ファースト・アルバム”1988”をそのレーベルからリリースすることができました。その時のメンバーは、Guarido (Vo: 別名 Fan Dl Kaox), Santiago Cruz (Drum Machine, Perc: 別名 Logytself), Javier Cruz (Synth), Fran Díaz (Synth, Back-Vo: 別名 Fraz Null)で、サウンド・エンジニアとしてLuis Postigoも参加しています。そこに収められていた曲“Doble Personalidad”は、DAFの名曲”Der Mussolini”に匹敵するマシーン・グルーヴとまで言われた名曲だったそうです。そして、翌年1989年には、セカンド・アルバム”Conspiracy”も同レーベルよりリリースしていますが、その辺りで作品のリリースは途絶えていますので、活動休止か解散したものと思われます。しかしながら、約27年後になって、ファースト・アルバムの影響とテクノ・ポップとしての再評価から、再び、脚光を浴び、オリジナルのマスターテープから全てのトラックをリマスターして、アートワークもバンドのプライベート写真などを使って一新し、同国レーベルMechanicaから、2015年に再発しています。それで、Flash Zeroが、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパの3大陸で2016年〜2018年に行ったツアーでの音源を纏めて、Big ToxicことJosé Tomás Martínez Blazquezがミックスして出来たのが、本作品でもあるライブ・アルバム“Tour De La Tierra - Live”で、このアルバムは2019年にスペインのレーベルFantaxtik Recordsからリリースされた訳です。今、現在、活動しているかどうかは不明ですが、流れとしてはこんな感じです。 それでは、各曲を紹介していきましょう。とその前に、先ず、このツアーのメンバーですが、Myxluydy (Kbd, Vocoder), Kamerox (Electro-Drs), Fan Dl Kaox (Vo), Big Toxic (Production & Machines)となっています(本名以外のステージ・ネームも複数持っていたりするので、ちょっとややこしいです)。 A1 “Intro”は、重厚なシンセと男性のナレーション・テープから成る序章的曲です。A2 “Conspiracy”は、強力な電子ドラムのビートに、深いディレイを掛けられた押し殺したようなヴォーカルとサビのシンセの衝突がカッコ良いダンサブルな曲です。A3 “Central Life”も、重たいキックの電子ドラムに心地良いシーケンスと呪文のようなヴォーカルが乗る曲で、サビでのシンセが何とも優しい。ちょっとデジタル臭いかな?A4 “Doble Personalidad”は完全にディスコティックでダンサブルなノリの良い曲で、欧州でヒットしたのも納得のカッコ良さです。バックに流れるシンセの音色にも痺れますね。A5 “Ciudad Estelar”は一転して、ドリーミーなシンセ・ポップ路線で、甘〜いシンセのメロディに夢想してしまいます。 B1 “Sensaciones”は、またまたマッチョなダンス・ミュージックで、重いキックの電子ドラムと重厚なシンセに、やや優しめのヴォーカルが乗っています。B2 “Madrid”はかつてのYMOのようなシーケンスで始まり、プレイク・ビーツに乗って、抑圧したヴォーカルが歌う曲ですが、バックのシンセは重厚で、メロディアスです。B3 “Alien” は、どちらかと言うと、シンセ・ウェーブっぽいアレンジがされている曲で、相変わらず、電子ドラムのビートは強烈ですが、後半はメドレーになっており、複数のシーケンスが絡み合う展開になっていきます。B4 “Raya España 21”は、如何にもEBM (Electronic Body Music)的なダンサブルな曲で、ギターの様に聴こえるのは、歪ませたデジタル・シンセかな? ヴォーカルはやや焦燥感を出しています。 とまあ、先ず、Flash Zeroは基本的にダンス・バンド、それもEBM系の激しいヤツであると分かりました。なので、このバンドの評価は、リスナーが陰キャか陽キャで受け取り方が違うかも。「スペインのDAF」とのことですが、セクシーさは、やはりGabiの方が上かな?と言うか、それ程、似てるとは思わないですねぇ。まあ、偶には、こんな音楽もポジティブで良いんじゃないかな‼️クラブ系の音楽です! A4 “Doble Personalidad” https://youtu.be/20rrNtqrPPk?si=RJDuzWXDHxAmBpFZ [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_k-8Oka44HXpB5MgSi1ja3jivcvGMevT5Q&si=51sgfIAp084oKaBi #FlashZero #FlashCero #TourDeLaTierra-Live #FantaxtikRecords #Spain #EBM #Industrial #Experimental #SynthWave #Synthesizers #ElectronicDrums #Vocal #Keyboards #LiveAlbum #FanDlKaox(Guarido) #Myxluydy #PakoKamerox #BigToxic(JoséTomásMartínezBlazquez #SantiagoCruz(Logytself) #JavierCruz #FranDíaz(FrazNull)
EBM / Experimental Fantaxtik Records 1100円Dr K2
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Esplendor Geométrico “Fungus Cerebri: Selected Tracks From Cassettes 1981-1989”
久しぶりに出ました!スペインの至宝Esplendor Geométrico (以下EGと表記)の1980年代初期音源からのトラックをコンパイルした2枚組アルバム”Fungus Cerebri (「真菌[カビ]の生えた脳」の意味ですね)”です。しかも、元音源は1981年〜1989年に作製されたカセットとしてリリースされていた作品からのセレクトになっています。なので、レアトラックも含まれています。また、私の持っているのは黒盤なのですが、灰盤と赤盤とから成るスペシャル・エディションが100部の超限定でもあります。EGのバイオグラフィーは、以前に一部は書いてありますが、まだまだ未完なので、先ずはそちらから紹介しておきます。1980年に、スペインMadridのシンセ・ポップ・バンドEl Aviador Dro y sus Obreros Especializados (「Aviator Droと彼の特殊な職人達」の意で、同級生だったArturo LanzとServando CarballarがThe ResidentsやT.G.に影響を受けて1979年に結成)のメンバーであったArturo Lanz, Gabriel Riaza, Juan Carlos Sastreによって結成されたGeometric SplendorがEGの母体になっています。このネーミングは伊の未来派F. T. Marinettiの文章”Geometric and Mechanical Splendor and the Numerical Sensibility (原文では、Lo splendore geometrico e meccanico e la sensibilità numerica)”から取られたとのこと。それで、彼等は最初のシングル"Necrosis en la Poya"を1981年にスペインの自主制作レーベルTic Tacからリリースし、続いてデビューアルバム”Héroe del Trabajo / El Acero del Partido”を1982年にリリースしています。これらを配給していた英国インダストリアル・レーベルSterile Recordsでは「スペインの機械偏執狂」と広告されており、また、EG自身も1980年初期の国際的カセット・テープ・シーンで活発に活動しており、特に独Datenverarbeitungからリリースされたカセット・アルバム”Eg1”で、国際的にも高評価されます。彼等の音楽は、リズミックな電子音から成る実験的なもので、その10数年以上後に、雨後の筍のように現れるテクノイズを先取りしていました。1982年に、Juan Carlos SastreはEGを脱退していますが、アートワークなどで、EGと関わっています。1985年には、彼等自身のレーベルDiscos Esplendor GeométricoをAndrés NoarbeとGabriel Riazaが運営開始し、セカンド・アルバム”Comisario de la Luz / Blanco de Fuerza”をリリースしています。その後、1989年に、Riazaはレーベルを去り、1995年にはEGも脱退して、音楽界からも足を洗って、イスラム教に改宗して、名前もGabriel-Jairodínに改名してしまいます。その代わりに、1990年に、Romaでのライブにヘルプで出演したSaverio Evangelistaが新メンバーとなって、Lanzとのデュオ体制でEGを現在まで継続しています。なお、Lanzは現在、パートナーの関係で、上海に住んでいます。1991年に、彼等のレーベルは、Discos Esplendor GeométricoからGeometrikに改名し、現在に至ります。その間も、EGはコンスタントに作品を出してはいますが、活動が鈍っていた時期もあります。しかし、1997年にアルバム”Polyglophone” で復活し、翌年には、CoilやChris & CoseyらによるEGの曲のリミックス・アルバム”EN-CO-D-Esplendor”もリリースされます。その後、2002年には新録アルバム”Compuesto de Hierro”がリリースされ、2005年には、過去作をセルフ・コンピ2枚組CD”Anthology 1981-2003”もリリースされ、インディー・シーンでヒットしています。現在も新譜”Cinética”(2020年)を出したり、過去のカセット音源をリマスターしたCDやLPで再発していたりと活発に活動を続けています。ザックリとEGの流れは上記のようになります。 それで、今回、ご紹介する”Fungus Cerebri”は、EGの初期の音源から選出されたトラックをコンパイルした2枚組アルバムで、2016年にリリースされています。それで、この時期のメンバーは、Arturo Lanz, Gabriel Riaza (1980-1989年), Juan Carlos Sastre (1980年-1981年)となっています。各曲についてですが、各面4曲ずつ収録されてします。A1 “2-TI-2”, A4 “Comisario De La Luz VI”, B1 “Llamada Del Afropoder”, B2 “Bleno Boca”, B3 “Tarikat”, C3 “El Resto Atrás”, C4 “Uasat”, D2 “Celda De Agua”, D3 “Autolesión”は 1991年にスペインのLinea Alternativaからリリースされた2本組カセット”Diez Años De Esplendor”から、A2 “Cuarenta Años Nos Iluminan”とA3 “Fungus Cerebri”は、1982年に、西独のDatenverarbeitungからリリースされた国際コンピ・カセット”Sinn & Form”収録曲で、B4 “Allo Terre?”は1987年のライブ録音で、同年に、自身のカセットレーベルEGKからリリースされた”En Directo: Madrid Y Tolosa”から、C1 “Trans-Umma”とC2 “Atlas-Yも1989年のライブ録音で1990年にLinea Alternativaからリリースされた”Madrid Mayo'89”から、D1 “Neuridina”も1986年のライブ録音で、1996年にEGKからリリースされた”En Roma”からセレクトされています。内容なんですが、EGの音楽は、基本的にリズムマシンの進化に伴って変わっていったと言う感じなので、この1980年代はアナログのリズムマシンが主たる楽器として使われており、それに同期したり或いは非同期のシーケンスやシンセ(Korg MS-20など)による電子音とテープ音やヴォイス(D3 “Autolesión) などを最小限に散りばめた音楽形態を取っています。なので、余り、どの曲にも大きな変化はありません。基本、エフェクトなどを掛けられたリズムマシンがドコドコと鳴っています。あとスネアの音とかをシンセのホワイト・ノイズで付け加えており、それが誇張されて、レッドゾーンを越えて録音されているので、かなり暴力的な音楽に聴こえますね。そんなところも、初期EGの特徴だと思います。多分、エフェクトも単純なディレイとかアンプのリバーブとかで、あとはシンセの外部入力にリズムマシンの出力を直接入れて変調していたり、リング・モデュレーターを掛けたりもしてます。まあ、リズムマシンで有りとあらゆる実験をしていると言っても良いでしよう。個人的には、コンピ・カセット”Sinn & Form”をリアルタイムで聴いていたので、A2 “Cuarenta Años Nos Iluminan”とA3 “Fungus Cerebri”と、カセット作品”En Roma”に入っていたD1 “Neuridina”なんかは懐かしかったですね。それにしても、この頃のEGの音楽はパワフルで、駆動力があって、凄まじいです。それを再認識しました。この後、アラビックな方向へと行き、音自体は洗練されていきます。まあ、それらについてはまたの機会にして、この作品は、初期EGの実験性・機械性・駆動力・野蛮さなどが詰まった良質のセルフ・コンピですし、収録曲も殆どが再発されていないレアトラックなので、彼等の音楽を語る上でも重要な資料でもあります。なので、インダストリアルに興味のある方は是非とも体験してみて下さい‼️ A2 “Cuarenta Años Nos Iluminan” https://youtu.be/3gRe2RJvWEk [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lPqFxulOi8-pFstYSTL9cXC_Qn_oC24LY #EsplendorGeométrico #FungusCerebri #SelectedTracksFromCassettes1981-1989 #Geometrik #Spain #Industrial #Technoise #ElAviadorDroYSusObrerosEspecializados #RhythmMachines #Electronics #Voice #Tapes #ArturoLanz #GabrielRiaza #JuanCarlosSastre #DiezAñosDeEsplendor #Sinn&Form #EnDirecto:MadridYTolosa #MadridMayo89 #EnRoma
Industrial / Technoise Geometrik 2100円位Dr K2
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Diseño Corbusier “El Alma De La Estrella”
これまたスペイン産のエレ・ポップ・デュオDiseño Corbusier(発音はよくわかりませんが、「ディセーノ・コルブッシャー」でしようか?)のセカンド・アルバムの再発盤です。それで、何でこれに気付いたかと言うと、Neo Zelandaの再発アルバムを聴いている時に、 Neo ZelandaことAni Zincが、このバンドのメンバーであり、またAuxilio De Cientosと言うレーベルも共同運営していたのを知ったことがキッカケで探し出した次第です。Discogsによるとトリオとのことてすが、クレジットではJavier G. MarínとAni Zincのデュオとしか記載されていません。結成は1981年、スペインのグラナダでです。当初は、William Burroughsのカットアップ手法を取り入れて、テープ・ループを使った実験的ポップなファースト・アルバム”Stadia”を1983年にリリースします(このアルバムは後に米国の再発専門レーベルDark Entriesからリイシューされています)。その後は、自身のレーベルからカセット作品を出していましたが、Marinが「踊れないリズムは売れない」と言われたことから、Cabaret VoltaireやDAFを聴き、(プリミティブな)Electronic Body Musicへとシフトします。なお、結成当時、Zincは心理学を学ぶ学生で、全くのアマチュアでしだ。そんな彼女はある日、ラジオから流れてきたYoko Onoの”Remember Love”を聴いて、ショックを受け、音楽に目覚め、テープの切り貼りをするようになります(これはNeo Zelandaの所に書くべきでしたね)。そんな訳で、本作セカンド・アルバム”El Alma De La Estrella”を1986年に自身のレーベルからリリースします。MartinはKorgのシンセとRoland SH-101シンセに加えて、Dr-55と言う小さなリズムボックスにリアルなパーカッション・サウンドを鳴らせる独逸製リズムマシンMFB-512とを使ってバックトラックを作っています。それに対して、ZincはVoとその変調操作を担当しています。しかしながら、このアルバムは1000枚も売れず、その為、配給を手伝っていたNuevos Mediosは国外の方が売れるのではと考えましたが、当時はその国外への流通ルートが確保できなかったとのことで、手を引いたとのことです。そうして、Zincは心理療法士の職に就き、Marinも音楽に興味を失い、このデュオは自然消滅してしまいます。 それで、内容なのですが、確かにシーケンサーを使い、マシンビートが前面に出たエレ・ポップな音楽であり、それと同時に、浮遊するようなフィーメル・ヴォイスや不明瞭な変調ヴォイスみたいな音も聴取されます。と思ったら、シンセのホワイトノイズをパーカッシヴに鳴らしたりする曲や、テープループを上手く取り入れた曲或いはダブ的な曲もあったりと、単なるポップミュージックではなく、一癖も二癖もある独自のポップ路線を貫いています。個人的には、A面の曲に中期Cabsの影響を感じ、インダストリアルな要素も強く感じました。そんな彼等の実験的エレ・ポップな音楽を今からでも良いので、聴いてみましょう❗️ https://youtu.be/mMDDpzCyGYQ #DiseñoCorbusier #ElAlmaDeLaEstrella #MunsterRecords #AuxilioDeCientos #Reissue #1986 #Spain #ElectronicMusic #ExperimentalPop #Industrial #JavierG.Marín #AniZinc #Granada #CabaretVoltaire #Synthesizers #Sequencer #DrumMachine #EffectedVoice
Experimental Pop / Electronic Munster Records (Auxilio De Cientos) 2800円Dr K2
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Neo Zelanda “Mix Zelánea”
私は1980年代初頭にメール・アート&ミュージックをやっていた関係で、Neo Zelandaの名前(及び音楽も?)は知っていましたが、まさか、Neo Zelandaの作品がリイシューされるとは思ってもみませんでした。それで、Neo Zelandaのことを調べてみました。私はNeo Zelandaのことをグループ名と思っていたのですが、実は、スペインのAni ZincことMaría José Gonzálezのソロユニットだったのですね。先ずこれにビックリしました。そして、Diseño Corbusierのトリオ(或いはデュオ)のメンバーでもあり、レーベルAuxilio De Cientosの共同運営者でもあったということにも驚きました。更に、意外だったのが、1986年にリリースされた本作品が、唯一のアルバムだと言うこと、1982年にファースト・カセット”Radio Sabotage”位しかリリースされていないことを知りました。しかしながら、当時は良く名前を聞いていたように思ったのですが、、、。まあ調べてみても、その位しかわかりませんでしたが、彼女が当時のスペイン地下音楽を支えていたは確実ですね。それで、本作品でのメンツを紹介しておきます。Ani Zinc (Vo, Voice操作, Perc, Vocoder, Tapes, Kbd, Effects)で、ゲストにJosue (Kbd), Javier Marin (Kbd, Perc), Vox Populi! (Perc)が参加しています。この編成から分かるように、Neo Zelandaでは、彼女の自由奔放なヴォイス・パフォーマンスを中心にした音楽をやっており、その声を時には変調したり、加工したりして、そのバックに簡素なパーカッション(多分リズムマシン)やシンセが鳴っている音楽と言えばいいでしょうか?どちらかと言えば、スカスカな音で、ビートレスな曲も多いんですが(特にB面)、それを補って余る程に、彼女のヴォーカリゼーションとその加工仕方はアイデア満載で面白いです(勿論、Diamanda Galasとはタイプが全く違いますが)。B1などは鼻歌なんですが、声の重ね方や変調具合が抜群です。彼女の音楽は押し付けがましさがなく、何だかこの世のしがらみから自由になれそうなものです。なので、未聴の方は一度は体験された方が良いと思いますよ! https://youtu.be/yHocfNxcsEs #NeoZelanda #MixZelánea #MunsterRecords #AuxilioDeCientos #Reissue #AniZinc #SoloUnit #Spain #1986 #VoicePerformance #Experimental #EffectedVoice
Experimental Pop Munster Records (Auxilio De Cientos) 3000円Dr K2
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V.A. “Conspiracion”
久し振りにスペイン物を。と言う訳で、スペインのJuan Teruel Garcíaが運営していたDiscos Proceso Uvegrafから、第一弾としてリリースされたスパニッシュ・アンダーグラウンドのコンピです。知っているのはEspentor Geometrico (EG)位ですね。因みにこのレーベルとその前にGarciaがやっていたCassettes Proceso Uvegrafと合わせても1985年ー1986年の間の活動で、その他に2017年に1枚、2019年に1年に1枚LPを出しているだけの短命レーベルです。それでは収録グループと曲を紹介していこうと思います。 A1 Uvegraf “Refractiva Ocular. Expo N.° 1” レーベルオーナーのソロユニット。バックの音は初期EG直系のインダストリアルにTGのPeter Christopherson紛いのテープの挿入あり。 A2 EG “Comisario De La Luz V.”知らずと知れたスペインの機械偏執狂Esplendor Geometrico。はっきりしない不明瞭なリズムを刻むリズムボックスから成る簡素でミニマルなインダストリアル。流石、元祖EG節❗️ A3 Recursos Ajenos “Como Quieras” Merzのアーティストのソロ名義。リズムボックスと緩やかなシンセの音色が堪らん❗️ A4 Interaccion “Claroscuro” Jose Luis Iruretagoyena (Synth, Drum-machine)とCarmen L. Fernandez de Velasco (Vo, Synth, G)のデュオで、1980年代中盤までMadridでアクティブであったとのこと。BossのDr-55にメロディアスなシンセが絡む。 A5 Juan Teruel García “Claustral (C.S.A.T.)” レーベルオーナーの本名名義。こちらはシンセによるアンビエントで、ビートレス。こう言うこともできるのね。 B面に行きます。 B1 Ejumboeke “Heliophore” Hector Hernandezのゾロユニット。今ならEmeraldsにも匹敵するようなデジタル・シンセによる即興アンビエント。時にテープ音や展開が入るアブストラクトな音楽。 B2 Luis Mesa “Hot Wheels” Merzのアーティスト(?)。これまたシンセによる、余り展開の無いアブストラクトな音響音楽。クラウトロックっぽいが、それ程冷徹では無い。 B3 La Otra Cara De Un Jardín “El Canto De Las Silfides” Francisco Felipeのソロユニット。シンセを使った即興演奏のようなウニョウニョした曲を披露。 B4 Depósito Dental “Noche Cansada” Pedro Garhel (Vo,Kbd)とRosa Galindo (Vo)のデュオ。スペインのSuicide!? ミニマルな電子音に呻くようなヴォーカルが乗っている。 B5 II Epoca Del Hombre “Estado Natural De Comportamiento” Christina Barrera, Jesús Chacón, Miguel Box, Roberto Loyaの4人組。Christinaの冷たく狂ったようなスポークン・ワードと男性の怒号に導かれて、生ドラムと思われるリズムが入ってくる。バックには他に爪弾かれるギターや極少数な電子音も! まあ、このように一時的にユニット名や本名名義も多くで、まあ、サンプル盤としては興味深いのですが、何かEGの真似っこみたいな曲が多いなあと言う印象です。ドメスティックにやるのであれば、もっと地方からも音を集めて、色々なスタイルのバンドもコンピに入れて欲しかったので、少々残念なところですね。でもこの時期のスペイン(或いはマドリッド)の地下音楽を知るには良いと思われますので、そこら辺を知りたい方は是非入手してみて下さい。 Interaccion “Claroscuro” https://youtu.be/0v2EUa3kDxw #VariousArtists #Conspiracion #DiscosProcesoUvegraf #SpanishUndergrounds #Compilation #Uvegraf #EsplendorGeometorico #RecursosAjenos #Interaccion #JuanTeruelGarcía #Ejumboeke #LuisMesa #LaOtraCaraDeUnJardín #DepósitoDental #IIEpocaelHombre
Industrial/ dark wave / Experimental Discos Proceso Uvegraf 不明。Dr K2
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Esplendor Geometrico “Nador”
スペインの至宝、E.G.ことEsplendor Geometricoの紹介です。このアルバムは、元々1995年にDaft RecordsからCDでリリースされた作品のリマスター再発盤で、再発の際、LPに入り切らなかった2曲は7㌅シングルとして付いています。E.G.については、今までも書いていますので、前回の紹介文を参考にしてください。メンバーはArturo LanzとGabriel Riazaですが、Arturoは現在、中国に住んでおり、またGabrielは、1995年に音楽界をリタイヤし、イスラム教に改宗して、名前もGabriel-Jairodínと改名しています。その後、Gabrielに代わって、Saverio Evangelistaが加入し、現在まだ現役で活動しています。丁度、この頃(1995年頃)には音楽性も多少(?)変わってきており、ノイズ的要素を敢えて抑制する作品が多くなっています。純粋にリズムの妙を楽しむ為の音楽にシフトしてきており、その分、聴き易くなってきています。このアルバムでもその様な傾向が見られます。また、1988年リリースのアルバム”Sheikh Aljama”に収録されている”Sinaya”と ”Medinati”の別ヴァージョン、1991年リリースのアルバム”Mekano-Turbo”に収録されている”Belew 2”の別ヴァージョンが、新曲と共に収められています。内容は超簡単に言ってしまうと、殆どがリズムマシンの律動音から成ると言うことになってしまうでしよう。まあ、それは幾ら何でも酷いじゃあないと思われるかもしれませんが、買い換えたリズムマシンの音に最小限の電子ノイズとシーケンス音(ただし音階は無い)を付け加えただけと言う潔さがありますね。それから、他のアルバムでは生Voiceもあったりするのですが、本作品ではその様な「無駄な」Voiceもなく、7㌅シングルの”Tass”で辛うじて、テープに録音された誰かのVoiceが流されるだけです。これは想像なんですが、多分意識的に「リズムの妙」に集中して作製された為、無駄な音は除かれたのではないでしょうか? 確かに、電子的に作られている音色や打ち込みのパターンや組み合わせは彼等独特のものがあって、これだけは唯一無比ですね。そんな禁欲的でソリッドなインダストリアル・リズムのアルバムですが、現在のダンス・ミュージック・シーンやクラブ・カルチャーに繋がっていく重要なバンドですので、その様なシーンやカルチャーに興味のある方は、一度、聴いてみた方が良いでしょう❗️ “Nador” https://youtu.be/PKFPk3NRLjw “Dynamo 2” https://youtu.be/DlyImRjEL_g #EsplendorGeometrico #Nador #Geometrik #DaftRecords #Remaster #Reissue #Industrial #RhythmMachine #Electronics #Spain #ArturoLanz #GabrielRiaza #ClubScene #DanceMusic
Industrial Geometrik. (Daft Records) 不明Dr K2
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V.A. “Non Plus Ultra 1980-1987”
このレコードをいつ買ったのか?何故買ったのか?よく分からない。と言うか、多分、これは1980年代のシンセ・ウェーブのコンピだから、買ったのでは?と思います。ここに収録されているグループは全部スペイン産ですが、グループも曲も全く知らないのばかりです。でも、私には、音楽自体は凄いド・ストライクなんですよ。こう言う1980年代のシンセ・ウェーブって、やっぱり、単音シンセを使ったり、リズムマシンを使ったりで、私がK2以前からやっていた宅録テクノ・ポップを思い出して、涙が出ますね。まあそれは置いておいて、本作品ほ内容に行きますね。このアルバムは、スペインのバルセロナのDomestica Recordsからリリースされており、Carlos PanequeとJordi Serranoによってコンパイルされたアルバムです。 少し、グループや曲について書きますね。A1は U.H.P. “Quién Lo Ve”ですが、U.H.P.はUníos Hobreros Proletariosの略で、メンバーはJuan AntonioとRogelioとLopez Cuenca兄弟にAntonio Jaime Urbanoに加わったらしいです。更に1987年にAlain Pineroが加入。この曲はスペーシーなイントロSEからプリミティブなシンセ・ポップですね、熱いVoがスパニッシュですね。A2はVam Cyborg “Actos De Maldad”で、本作品の中でも、ディスコ色と言うかラテン色が強いダンサブルな曲です。スペインのマツケンサンバ⁉️元々はVicente Aguileraを中心に1970年代後半に結成されましたが、通常のロックバンドからエレ・ポップ・バンドへと変わり、Jesús Aparicio (Synth, Vocoder, Perc, Vo), Gloria Nadeau (Vo), Vicente Aguilera (Synth, G, Perc, Vo), Ricardo López (Synth, Perc, Vo)と言う布陣になっています。GloriaのVoが気の強そうな感じで、良いです。A3はTodoTodoの”Megaciclos De Verano”で、未発表曲で、メンバーはCarmelo Hernández Ramos, Francisco García Roma, Pedro Vidalのトリオです。これまたスペーシーな効果音を多用した曲で、Voとヴォコーダーの掛け合いが面白いです。A4はM.A.D.の”Transmigración”で、Kと言うバンドが解散して出来たAntonio Terrestrial とCarlos Delgadoのデュオです。ユニット名はMutual Assured Destructionの略で、珍しく生ドラムを使っています。少しだけHeldonっぽい感じもしますが、矢張りそこはシンセ・ウェーブですので、チープです。A5はFernando Gallegoの”Almuerzo Desnudo”と言う曲ですが、メンバーはJosé Luis FerrerことTeru(Vo), José Héctor Marco (Synth, Dr Machine), Hilario Traver (Kbd), Juan Vicente Vernia Juanón (B)です。Juan Luis Montoliú以外のFuneraria Vergaraのメンバーが結成したバンドで1984-1986年は、このバンド名で活動していたそうです。BPM高目のドラムマシンと煽るようなVoが暑苦してい如何にもスパニッシュです。 B面に移ります。B1はKalashnikov “Ultraviolencia (Versión Casete)”で、SPKやPortion Controlなどに影響を受けたバンドで、メンバーはEileiter Perez Cors, Juan Jose Relano, Victor E. Alonsoです。これもBPM高目ですが、インダストリアルというよりもEBMっぽいですね。Portion Controlは近いかも?それにしてもメロディアスなシンセ・リフがあって、少し泣けますね。B2はAviador Dro “Ballet Parking 1er Acto”で、1979年にこのバンドの母体てあるEl Aviador Dro y Sus Obreros Especializadosが結成されています。この時点で既に、彼らはスペインのエレ・ポップの元祖と言われ、1979年末には自分達の音楽を「テクノ・ポップ」と称しています。曲自体はどちらかと言うとダークな曲調に仕上げています。B3はLínea Vienesa “La Isla De Las Sirenas”で、メンバーはRicardo Llorca (Kbd), L. Ramon G. Del Pomar (G), Mavi Margarida (Vo, Dr.Machine), Patricia Alvarez de Lorenzana (B)で、珍しくギターやベースが入っています。こちらも、ギターとかが入っているからか?女性Voだからか、4ADのような物憂気な曲調でしっとりと決めています。B4はAutoplex “Clockwork Mirror”で、メンバーはFrédéric Callis (Synth, Piano, Chrus)とFrans Beltran (Vo, G, Synth, Dr Machine, Revox Sequences)がオリジナルで、ライブ要員としてRamon Rotllan, Enric Marin, Catherine Olivaが加入している様です。リズムがエレクトーンのリズムボックスみたいですが、曲自体は紛うこと無きシンセ・ウェーブです。B5はLa Caida De La Casa Usher “Insecticidios”で、この曲はヴィデオクリップの為に作られた曲だそうです。メンバーは、Gabriel S. Arias (G), Luis R Velázques, (Korg MS-20) Rafael Gordo (Anvil, Perc, Korg KR-55), Victor Díaz-Cardiel (Korg MS-10)です。この曲は、本作の中で一番、実験的かな?単音シンセ2台使ってるし、ギターもフリーキーだしね。 と言う訳で、各のバンドのこと調べるのに手間取ってしまいました(途中でデータも飛んだし)。何でも”Vol.2”もあるとのこと。そちらも聴いてみたいですね。もし、スパニッシュ・シンセ・ウェーブに興味がある方は聴いてみて下さい。 https://youtu.be/st6JcYQwX8o #NonPlusUltra1980-1987 #VariousArtists #DomesticaRecords #Spain #SynthWave #U.H.P. #VamCyborg #TodoTodo #M.A.D. #FernandoGallego #Kalashnikov #AviadorDro #LíneaVienesa #Autoplex #LaCaidaDeLaCasaUsher
Synth Wave Domestica Records 不明Dr K2
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Mecanica Popular “Baku: 1922”
Wha Wha Recordsの偉業ですね。スペインのミニマル・実験ポップ・デュオMecanica Popularのセカンドアルバム”Baku: 1922”のリイシューです❗️前作ファーストアルバムの時にバイオグラフィーは大体書きましたので、省略させて頂きます。Mecanica Popularと題されたデュオは、サウンドエンジニアであり、キーボーディストでもあるEugenio MuñozとサウンドエンジニアでもあるLuis Delgadoであり、1978年に結成されました。以後、スローペースではありますが、3〜4年に1作品と言うペースでアルバムをリリースしています。本作品は1987年にリリースされたセカンドアルバムで、”Baku:1922”と題されています。彼等の面白いところは、サンプラーも余り出回っていない時期に、テープループをやってミニマルなリズムを作り上げ、それをポップな曲に落とし込んだところでしょう。流石、マドリッドのRCAのスタジオ・エンジニアです❗️本作品も、前作の曲作りを踏襲してはいますが、より音を素材扱いしているドライな点でしょう。何となくリズムは作られていますが、その実、クールな音作りをやっています。兎に角、作り込んだミニマル・ミュージックで、後々仏のVivanzaやベルギーのHuman Fleshにも通じる音楽形態をこの時代にやっていたのには驚きますね。しかも元音は結構アコースティックな音や声などを使っているのが渋いです。もし、反復する音に敏感なリスナーさんは聴いてみて下さい。結構、ハマると思いますよぉ〜❗️ https://youtu.be/r6_1vqPGJZw #MecanicaPopular #Baku:1922 #WahWahRecords #Spain #TapeLoop #EugenioMuñoz #LuisDelgado #RCAStudio #MinimalPop
Experimental Pop Wah Wah Records (Grabaciones Accidentales) 3597円Dr K2
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Mecanica Popular “¿Qué Sucede Con El Tiempo?”
このスペインのデュオ、知ってる人方は相当なマニアですね。もうバンド名からしてそそりますよね?このスペインのデュオはEugenio MuñozとLuis Delgadoとによって1978年に結成されました。EugenioはKbd兼サウンド・エンジニアで、1972-1978年はMusigramaで働いており、その後、1979年からスペインのRCAのスタジオで働くようになりました。このデュオの前にもCarlos Martosと一緒にやってたみたいです。一方、Luisもサウンドエンジニアで、RCAのスタジオに雇われたみたいです。当時のマドリッドのRCAのスタジオは、24チャンネルのレコーダーに24チャンネル・ミキサーを完備して、最新の機器が揃えられており、それらを使って、EugenioとLuisは納得行くまで約4年も要してファーストアルバムである本作品”¿Qué Sucede Con El Tiempo?”を作り上げます。タイトルの意味は「そんな天気で何があったの?」或いは「そんなテンポで何があったの?」と言うことらしいのですが、本当は、スペイン語による単なる言葉遊びによって名づけられたみたいです。彼等の渾身の作品は.このデュオの魅力を解ってくれる人Servando Carballarの為に作ったと言っても過言ではありません。このServandoはAviador Dro y sus obreros especilizadosのリーダーであり、Discos Radioacivos Organizados (DRO)のCEO に最近なった人です。結果、Servandoはこれ大層気に入り、直ぐに、DROからのリリースを決めたとのこと。その後、1987年にセカンドアルバム”Baku: 1922”をリリースします(この作品については別に紹介します)。このデュオは2019年までに4作のアルバムを出していますが、結構、時間をかけて作り込むタイプだと思います(3-4年に1作ぐらいのペースで)。 それで、本アルバムですが、どうも彼等は楽器を演奏するのではなく、演奏された/音が発せられた素材を使って異なる再生スピードで重ね合わせて曲を作っているらしく、当然、ピッチのズレやタイミングのズレが生じますが、それを含めて曲に仕上げると言う、如何にもサウンド・エンジニアらしい曲作りだなぁと感心します。当然、ループを多用するので、一種のミニマル・ミュージックとしても可聴できます。それとシンセなどの電子機器も使っているのですが、パーカッションには非楽器なモノの音がも使っているのが特徴でしょう。そこら辺はある種ののノイズ・ミュージックともリンクするようです(特にB面)。私が入手したのはリイシューされたものですが、気の利いたジャケやシールなども復刻されており、マニア心を揺さぶりますね。そんな一風変わったミニマル・ウェーブなMecanica Popular、聴いてみませんか?玄人好みですが。 [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_n0hXdPB1Onl3km54Dr-P8oFXvbnTvTmU8 #MecanicaPopular #¿QuéSucedeConElTiempo? #DRO #SoundEngineer #MinimalWave #Loop #StudioWork #Spain #Sampling
Experimental Pop Wah Wah Records (DRO) 3597円Dr K2
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Esplendor Geometrico “El Acero Del Partido - Héroe Del Trabajo”
やっと辿り着きました。スペインの機械偏執狂E.G.ことEsplendor Geometricoのスタジオアルバムです。この作品の前に”eg1”と言うカセットアルバムがあり、後々レコード化もされるのですが、最初からレコードでリリースされたのは本作なので、実質,これが彼等のファーストアルバムになります。まず簡単に彼等のバイオグラフィーを。元々、Aviador Dro (El Aviador Dro Y Sus Obreros Especializados)に参加していたArturo Lanz, Gabriel Riaza, Juan Carlos Sastreにより、1980年代初頭に結成されています。彼等はそのバックボーンにKraftwerkやDevoを挙げていますが、そこから作られた音楽はちょっと似ても似つかむ異形の音楽になっています。最初に国際的にその名前を知ったのは国際コンピ”Fix Planet!lでですね。1981年に、”eg1”と言うカセット作品と”Necrosis en la poya”と言うシングルをリリースし、その存在を知られるようになります。翌年、本作品をスペインのレーベルTic Tacよりリリースし、配給元の英国Sterile Recordsに「スペインの機械偏執狂」と評され、世界的に注目を浴びることになります。その後もメンバーはArturo LanzとSaverio Evangelistaになり、音楽性の変化を伴いながらも、コンスタントに作品をリリースしています。現在ではArturoは上海に、Saverioはローマに住んでいますが、活動は活発です。来日も4回程していますね。 それで、本作品ですが、まず、彼等(この時点ではメンバーはArturo LanzとGabriel Riaza)の音楽は最初はほぼほぼリズムマシンの音と何だか腐ったような電子音やマニアックなテープ音の挿入からなります。後にもリズムマシンはどんどんグレードアップしていきますが、音楽性は基本的には変わっていません。なので、彼等の音楽は、単調なんですが、その強度は最強です。ここでは、多分BOSSのDR-55と思われるチープなリズムマシンの音をシンセの外部入力に入れて加工したり、直にエフェクターに入れたり、兎に角、やれる実験は全てやっていると言う感じで、潔いですね。初期のE.G.のエッセンスが詰まった作品です。因みに、この頃の作品は日本では多くが,リイシューされています。ロートルな機械音が鳴り響く様を是非とも体験してみてください。 [full album] https://youtube.com/playlist?list=PL7UuHRJPgDX3_TCfJMp67djizif21t83V [“Necro en La poya”シングル] https://youtu.be/fumQagclH0M #EsplendorGeometrico #ElAceroDelPartido-HéroeDelTrabajo #FirstAlbum #Spain #Industrial #RhythmMachine
Industrial Tic Tac 不明Dr K2
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Esplendor Geometrico “Live In Utrecht”
通称EGとも呼ばれるEsplendor Geometrico(エスプレンドール・ゲオメトリコと読む)は、1980年代最初期にスペインで結成されたインダストリアル・グループで、噂ではKraftwerkやDevoに憧れて結成したとのこと。しかしながら、彼等の音楽はリズムボックスにエフェクトかけて鳴らし、ちょっとだけテープ操作やシンセの音が被さると言うプリミティブさが特徴であり、彼等の作品はリズムボックスの進化と平行であった。最初に配給を行った英国Sterile Recordsでは「スペインの機械偏執狂」と宣伝されていた。本作品は初のライブ盤で、オランダ・ユトレヒトのEKKO Culture Centreでの1989年11月25日のライブ音源で、メンバーは、Arturo Lanz とGabriel Riazaの2人になってからの音源。ちょっと洗練されてきている印象はあるが、しかし、リズムのみと言う潔さに痺れる。東京時代に輸入盤屋で購入したのかな❓ “Signos De Energia” https://youtu.be/3BUIJrzI6wE [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lI1T_OlUbzFNA2DHDuQrVMG3VHo_iaULw #EsplendorGeometrico #LiveInUtrecht #Industrial #Technoise #DiscosEsplendorGeometrico #RhythmBox #Effects #ArturoLanz #GabrielRiaza #LiveAlbum #TheHolland #Utrecht
Industrial / Technoise Discos Esplendor Geometrico 2500-3000円位Dr K2