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Monika Werkstatt, Mania D, Malaria! & Matador “M Sessions”
これは凄いブツです!NDW期に活動していた女性アーティストGudrun GutとBeate Bartelの2人が中心になって、自分達の在籍してたバンドMania D, Malaria!そしてMatadorの曲をセルフアレンジしたり、Monika Werkstattにアレンジさせたり、また、レアトラックをコンパイルしたりした、マニアが涎を出して喜びそうな2枚組です。ちょっとだけ、そこら辺のバイオグラフィーの整理をしておきましょう。Mania Dは女性4人組のバンドで、1979年-1980年位にベルリンで活動していたのですが、このメンバーにGudrun GutとBeate Bartelが在籍していました。このバンドは短命で、彼女ら2人の内Gudrun GutはBettina Kösterを誘って、1981年にMalaria!を結成します。メンバーはKarin Luner, Eva Gossling (後にDie Kruppsに入る)と(Liaisons Dangereusesのメンバーでもあった)Beate Bartelの4人がメインメンバーでしたが、他にもManon P. Duursma, Christine Hahnや後にDie Hautに加入するSusanne Kuhnkeもいました。Malaria!は基本的には電子実験ロック的な指向を持ったバンドで、1993年まで活動しています。一方で、Beate Bartel, Manon P. Duursma, Gudrun Gutは1984年から1991年頃にMatadorと言うバンドでも活動しています。ここら辺のバンドの関係はややこしいのですが、基本、Beate BartelとGudrun Gutが中心になって音楽活動を続けていたと考えて貰えれば良いかと思うます。 それで本作品ですが、LP1のA面はAGF, Annika Henderson, Beate Bartel, Gudrun Gut, Islaja, Lucrecia Dalt, Midori Hirano, Mommo G, Natalie Berifze, Pilocka Krach, Sonaeらが色んな組合せで参加して、Monika Werkstattsのアレンジで、Mania DやMalaria!, Matadorの曲をカバーすると言う内容で、B面はそのライブ・ヴァージョンになってます。LP2の方のA面はBeate Bartel, Bettina Köster, Gudrun Gut及びManson P. Duursmaが監修して、Mania D, Malaria!, Matadorのレアな曲をコンパイルした内容になっています。そしてB面はそのライブ・ヴァージョンを集めたものとなっています。個人的にはLP1のB面のライブ録音が一番面白かったですね。ライブカセット録音みたいな荒い音の粒子の放出が感じられらところが、如何にも自主制作っぽくて来てます。しかし、こんな企画、よくやり遂げたなと感心してしまいます。Mania Dが聴けるなんて、凄いですよ!そんな訳で、女性だらけの演奏・アレンジ・監修で作られた2枚組です。機会があったら、是非とも聴いてみて下さい! Malaria! “You You” https://youtu.be/HPlW2RXuNhM Matador “Schreiender Tag” https://youtu.be/VAHB873LQv4 Mania D “Kinderfunk” https://youtu.be/VAHB873LQv4 Monika Werkstatt “I Will Be Your Only Ono”(Malaria!) https://youtu.be/o2Ph-xD0daQ #BeateBartel #GudrunGut #ManiaD #Malaria! #Matador #MonikaWerkstatt #MonikaEnterprise #MoabitMusik #SelfCover #RareTrack #LiveTrack #StudioTrack
Neue Deutche Welle (German New Wave) Monika Enterprise/Moabit Musik MDr K2
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Aunt Sally “s/t”
もう皆さん、このバンドAunt Sallyのことは充分に知っていますね。強力なヴォーカルPhewさんとフリーキーなギターのBike さんが率いたバンドで、1978-1980年の間、関西を中心に活動していました。短命なバンドでしたが,1979年にこのアルバムを大阪のVanity Recordsよりリリースしており、これが噂を呼んで、幻の名盤として、好事家の間で、高額な値段で取引されてきました。彼女達の唯一のアルバムです。今回は米国のMesh-Key Recordsが、リマスタリングして初版のみに7㌅Single”全て売り物”w/c”パノラマ島”, “Cool Cold”が付いています。メンバーはPhew (Vo), Bikke (G), Mayu (Kbd), 丸山孝(Dr), Yoshio Nakaoka (B)の5人組です。時代はパンクが終わりかけてポストパンクに移り変わる時でしたが、彼女達の音楽は初めからポストパンクと言うかアヴァン・パンクでした。当時、良く言われていましたが、Phewさんの書く歌詞が強烈で、名曲”ローレライ”で歌われる「天才なんて誰でもなれる。鉄道自殺すればいいだけ」は日常と非日常が反転するくらい鋭い言葉の技であったと思います。また、Bikkeさんの不穏なメロディやコード進行も秀逸で、Phewさんの歌詞にピッタリ合っています。それから、余り語られていないのですが、Mayuさんのオルガンやピアノはある種のポップネスを持っており,これがBikkeさんのギターと相まって、バンドの音作りで重要であるのでは?と思っています。今回はリマスタリングしてあるので,Vanity盤よりも音の分離が良く、各楽器の絡みがよく分かるように思います。それと7㌅シングルがライブ録音なのですが、凄まじい演奏です。Phewさんの一線を超えたような金切り声は一聴に値します。これだけでも充分価値があります。以前にリリースされていたライブCDよりも数十倍凄い破壊力があります(アナログだからかな?)。そんな訳で、ファンには嬉しいリイシューだと思います。私はレーベルから直で買ったのですが、日本にはどれくらい逆輸入されるか分かりませんので、早めにゲットしてください。 ◼️LP A1 “Aunt Sally” (6:26) A2 “かがみ (Kagami)” (1:47) A3 “醒めた火事場で (Sameta Kajiba De)” (3:00) A4 “日が朽ちて (Hi Ga Kuchite)” (1:48) A5 “すべて売り物 (Subete Urimono)” (2:00) B1 “Essay” (4:29) B2 “I Was Chosen” (1:28) B3 “転機 (Tenki)” (0:47) B4 “フランクに (Frank Ni)” (1:44) B5 “夢遊の少年 (Muyuu No Shonen)” (1:01) B6 “ローレライ (Loreley)” (6:25) ◼️Single C “Subete Urimono” D “Panorama-tou/Cool Cold” B2 “I Was Chosen” (1:28) https://youtu.be/2yNtfi7WgUg?si=GheZmIUBEn6efNXq [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mvTz-3zP9iAv-n5c09V39MP1KK4nV1Z6Q #AuntSally #VanityRecords #1979年 #Mesh-KeyRecords #Reissue #Remastering #2021年 #7inch #LimitedEditions #PostPunk #AvantPunk #Phew #Bikke #Mayu #丸山孝 #YoshioNakaoka
Post-Punk Mesh-Key Records (Vanity Records) ¥3500位?Dr K2