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Asmus Tietchens “4K7”より”Musik Unter Tage” LP4 & “Musik Hinter Gkas” 7inch EP
Asmus Tietchensボックス、最後のアルバムは”Musik Unter Tage”です。この作品は1983年に米国Aeonからカセットではリリースされたものです。この時期に、Asmusは丁度、Sky Records(一応、独プログレとしてはメジャー)から自身のソロアルバムを出してした頃なので、その習作的な作品とも捉えられます。本作品では再びアブストラクト路線に戻り、更にはA-1では電子音の寄るドローンをやっていたり、B-1では重低音から成るループを使っていたり、中々侮れない引き出しを持っているだなあと感心しました。「たかが電子音、されど電子音」と言う感じですね。誰でも出来そうで、誰も追いつけない、そんな音楽を奏でています。特にB-1は20分弱の大作なんですが、逆回転ヴォイスが挿入されるところは、私のツボですね。最後B-2はビキビキした電子音のインプロみたいな小曲で締めます。 ついでに、ボーナス7”EP”Musik Hinter Glas”についても。これはこの時期にAsmusが作っていた曲の中でも未発表曲らしいです。とは言ってもクオリティが低い訳ではないです。A面”Sonde Im Herzen”は軽いパルス的リズムのある落ち着いた小曲。B面”PR 622, 61-65”はドローンにドラマティックなストリングス・シンセが乗る伸びやかな小曲で、Asmusの作品にしては楽曲的ですね。 と言う訳で、Sky Recordsがら出していた時期の私的音楽をコンパイルした、このボックスは是非ともプログレ・ファンには聴いて欲しいですね! “Maschine 6B” https://youtu.be/qw7WPIh0wmY #AsmusTietchens #4K7 #MusikUnterTage #VinylOnDemand #YHRTapes #Drone #ElectronicMusic #Loop #Heaviness #MinimalMusic #MusikHknterGlas #7inchEP
Electronic Music / Experimental Vinyl on Demand €85.00Dr K2
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Asmus Tietchens “4K7”より”Musik An Der Grenze” LP3
Asmus Tietchensボックスの3枚目”Musik An Der Grenze”は1982年にYHR Tapesからリリースされたカセット作品のリイシューです。1987年にAuricleよりカセット作品として再発されています。ここに来て、Asmusらしからぬシーケンサーを用いたリズミックかつヒプノティックなミニマル電子音楽をA面では演っています。何層にも重なり合うレイヤーが心地良いです。代わってB-1のマントラの様な声明をループにした曲は異色中の異色。ヘビーでディープな音像が堪能出来ます(個人的にはCabsの”Three Mantras”を想起させられました)。リズミックな作品とは言え、彼の手に掛かると、非常にエキセントリックな音楽に変容しますね。B-2は反復ではなく、序破急なる展開を持った電子音楽です。やはりこの時代(1982年)の音楽なのでしょうか? 個人的には最も親和性を感じます。なので、皆さん、1980年初期の実験電子音楽を聴きたいと思えば、この作品を聴いて下さい❗️損はしないと確約します。 “Kultmusik Für Ein Altes Land” https://youtu.be/DLq5xtSPXog #AsmusTietchens #4K7 #VinylOnDemand #YHRTapes #1982 #Experimental #MinimalMusic #Rhythmic #Chant #ElectronicMusic
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Asmus Tietchens “4K7”より”Musik Im Schatten” LP2
Asmus Tietchens ボックスセット”4K7”(このセットのタイトルは4種類のカセット[業界ではカセットはK7と評記される]と言う意味でしようか?)の2枚目は、1982年に米国Aeonからリリースされた”Musik Im Schatten”です。この作品は1988年に英国Auricleよりカセット作品として一度再発されています。シンプルで機能的なデザインと一緒で、音の方もシンプルなんですが、ミニマルと言う訳でもなく、説得力のある5曲が収められています。音程とか明確なリズムはないのですが、音色とか音同士から成る構造みたいなものを楽しむ「音楽」ですね。前作よりも音の輪郭がハッキリしていて、メリハリがあるので、然程、アブストラクトな感じはしないのですが、それでも彼の意図したところには中々触れられない感じは残りますね。多分、シンセを主に使っているみたいですが(辛うじてリズムボックスの音も聴こえる)、その表現力は流石といか言いようのない程の完成度で、彼の才能が窺い知れます。またB-2”Du Darfst”ではねじ曲がったシンセ音に彼の変調ヴォイスが被ると言う新しい面も見られます。この盤も名曲ばかりなので、機会があったら、音の構造な音色に興味のある方は是非とも聴いてみてください❗️ハマりますよーぉ! “Undine” https://youtu.be/tnYQJ1S9gnM #AsmusTietchens #4K7 #MusikImSchatten #VinylOnDemand #Aeon #ElectronicMusic #Synthesizer #音色 #音の構造
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