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Tangerine Dream “Tyger”
またかよーって言わないで下さい。まあ、まあ、まあ、Tangerine Dreamの32枚目(❗️)のアルバム”Tyger”です。もうこの頃になると、普通のシンセ・ミュージックになってますねぇ。バイオグラフィーは前回などを参照して下さい。メンバーはEdgar Froese (Synth, G), Chris Franke (Synth, Dr)とPaul Haslinger (Synth, G)のトリオです。またサンプラーが用いられており、Christian Gstettnerが担当、またリードVoとしてJocelyn Bernadette Smithも参加しています。全体の曲調は丸くなっで、ドラム、ベースライン、メロディ、サビなどの音楽としての構造は保たれており、リズムやハーモニー及びメロディもはっきりしており、既成の「音楽構造」に従って、曲が作られて、演奏されています。またVoが入ることで、何だか映画のサントラのような印象を受けますね。そうすると、結局、アブストラクトな電子音楽をの行き着く先は、映画のサントラみたいな音楽なんでしょうか?ちょっと陳腐で感傷的なので、今イチな感じもしますね。しかしながら、このバンドは1970年代よりから、ホラーやSF映画のサントラも作っていますので,逆に言えば、この時代では、Tangerine Dreamの音楽こそが映画音楽のプロトタイプになったとも言えます。また伸び伸び歌っている女性Vo自体は正直、上手いですね。ポップスではないですが、非常に聴きやすい音楽です。もし、気になった方は聴いてみて下さい。因みに,歌詞はWilliam Blakeの詩から取っているようです。 A1 “Tyger” (5:47) A2 “London” (14:21) B1 “Alchemy Of The Heart” (12:24) B2 “Smile” (6:10) B1 “Alchemy Of The Heart” https://youtu.be/3OWU1R-_K20?si=D0NZyuEl5OQ3xl55 [full album + α] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mB5ucN83CjtsWEpcuXpDZ-VD2Z6ZsicJ8&si=YmaFGaDfANm593MD #TangerineDream #Tyger #Electronic #Synthesizers #SoundTrack #JiveElectro #EdgarFroese #ChristopherFranke #PaulHaslinger #Vocal #JocelynBernadetteSmith #Programming #ChristianGstettner #Lyrics #WilliamBlake
Progressive Rock / Krautrock / Electronic Jive Electro 不明Dr K2
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Tangerine Dream “Stratosfear (浪漫)”
またまたまた、出ました❗️Tangerine Dreamの8枚目のアルバム “Stratosfear (浪漫)”です。以前に前作”Rubycon”を挙げておりますので、バイオグラフィーはそちら等をみて下さい。本作品のメンバーと担当楽器は、Edgar Froese (Mellotron, Moog Synth, 12弦/6弦G, Grand Piano, B, Mouth Organ), Peter Baumann (Moog Synth, Project Electronic Rhythm Computer, Fender E-Piano, Mellotron), Christopher Franke (Moog Synth, Organ, Perc, Loop Mellotron, Harpsichord)となっています。片面づつ2曲が収められていますが、B-2がギターやピアノを使ったアコースティックな仕上がりで、意外な感じがします。しかしながら、他の曲はドラマティックな展開が目立ち、聴いていて、ワクワクさせられます。また、シーケンスが秀逸で、気持ち良いビート(?)で走らせています。最初にアコギのアルペジオが出てきた時はちょっと焦りましたが、安定のジャーマン・エレクトロ・ロックでした。このアルバムは、それまでのアブストラクトな音作りからリズム、メロディ、ハーモニーという伝統的な音楽語法に回帰し、ファンを戸惑わせたとも言われていますが、後々の流れから考えますと、寧ろ、ここから始まったと考えていいのかもしれませんね。因みに翌年には、William Friedkin監督の映画”Sorcerer (恐怖の報酬)”のサントラを担当しています。因みに、その後の1980年代には、彼等は、結構,映画のサントラを担当することが多かったみたいです。そんな訳で、本作もより電子音楽を深化させた通過点であり、緩急の振り幅が大きく、ダイナミックな作品ですので、皆さんも是非、聴いてみて下さい。 A1 “Stratosfear” (10:04) A2 “The Big Sleep In Search Of Hades” (4:45) B1 “3 AM At The Border Of The Marsh From Okefenokee” (8:10) B2 “Invisible Limits” (11:40) https://youtu.be/f3hueHdzYSI?si=4GUyu1885p0bH4MO #TangerineDream #Stratosfear #VirginRecords #ProgressiveRock #Krautrock #Synthesizers #Suite #Acoustic #EdgarFroese #PeterBaumann #ChristopherFranke
Progressive Rock / Krautrock / Electronic Virgin Records 1000円Dr K2
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Tangerine Dream “Rubycon”
とうとうやってきました、独逸のプログレの生き字引Tangerine Dreamです❗️今回、取り上げるのは彼等の7枚目のスタジオアルバム(サントラは除く) ”Rubycon”です。私はそんなに詳しくはないし、もっと良く知っている方も沢山いらっしゃると思いますので、ここで私が解説する必要もないかも知れませんが、好例ですので、少しだけバイオグラフィーを。Tangerine DreamはEdgar Froeseを中心に1969年に結成されたクラウトロック或いはプログレッシヴ・ロック・バンドです、Edgarはその前にThe Onesと言うバンドォ1962年からやっていましたが、スペインでシュールレアリストのSalvador Dalíに会ってから、より実験的な音楽を追求すべく、バンドを解散、新たにConrad SchnitzlerとKlaus SchulzeとのトリオでTangerine Dreamを1968年(1969年とも?)に結成し、1970年にファーストアルバム”Electronic Meditation” を発表。このアルバムは言う程、電子的にはなく、電子的処理を施されたG, Organ, Cello, Flute, Dr等によるFree musicであった。その後、ConradとKrauseは脱退。EdgarはChristopher Franke(Agitation FreeのDr)とSteve Schroyderをスカウトしましたが、Steveはその後Peter Baumannと交代。この頃から、現代音楽家のThomas Kessler の影響で、急速に電子音楽化していき、1971年の”Alpha Centauri”から1973年の”Atem”は難解な音楽ながらも、高い評価を受けています。この頃から世界的に知られるようになります。そして、1974年作”Phaedra”や1975年作”Rubycon”をリリース。最初期のポップミュージック的作品と評価されています。しかし、1976年作”Stratosphere”でリズム、ハーモニー、メロディと言う伝統的音楽に回帰した為、ファンを困惑させています。1977年に米国のWilliam Friedkin監督の「恐怖の報酬 (“Sorcerer”)」のサントラを発表、その後、1980年代は、この手の映画のサントラが多くなってきました。ライブも盛んにやっており、演奏を繰り返すことで曲を練り上げていく「半即興」と言う手法を取っています。1987年にChristopher Frankeが脱退。1990年にEdgarの息子Jerome Froeseが加入。しばらく父子で活動していましたが、その後、Jeromeも脱退。2011年に日本人ヴァイオリニストHoshiko Yamaneが加入。2015年1月20日、主宰のEdgarがウィーンにて肺塞栓症で死去。しかし,残ったメンバー(Thorsten Quaeschning, Ulrich Schnauss, Hoshiko Yamane, Paul Frick)でグループを続けていき、今でも活動しています。少々長くなってすいません。 それで本作品”Rubycon”ですが、片面1曲づつ長尺の曲が収められおり、時折出てくるシーケンスやゆったりした優しい電子音同士が絡まっていくと言う,この時期の典型的楽曲になっています。そして、電子音による半即興が組曲風に奏でられており、長尺でも飽きませんね。Tangerine Dreamに対する、私のイメージもこの頃の音楽であり、また極上のアンビエンスであると言えますね(最近のは聴いていないので、なんとも言えませんが)。これまた、仏のHeldonとかとは違った電子音に対するアプローチですね。シンセはEMSみたいですね。アルバム通して聴くと、最後にはうっとりしてしまう音楽なので、未聴の方はその極楽感も是非味わってみてください。 A “Rubycon (Part One)” (17:18) B “Rubycon (Part Two)” (17:35) https://youtu.be/jd6XL_IOS3I?si=_UHlBJaOSX5-uQP5 #TangerineDream #Rubycon #VirginRecords #EdgarFroese #PeterBaumann #ChristopherFranke #Electronic #Synthesizers #Ambient #Krautrock #ProgressiveRock
Progressive Rock / Krautrock / Electronic Virgin Records 2000円Dr K2