Amon Düül II “Yeti”

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出ましたねー、クラウトロックの中でも名盤と言われているAmon Düül IIの”Yeti”です。彼等にとってはセカンド・アルバムになります(私の持っているのは再発盤です)。この時のメンバーは、Dave Anderson (B), Shrat (Bongos, Vo), Peter Leopold (Drs), John Weinzierl (G, 12弦G, Vo), Falk Rogner (Organ), Chris Karrer (Vln, G, 12弦G, Vo), Renate (Vo, Tambourine)の7人です。またジャケもグーですね。また、Amon Düül IIのバイオグラフィーについては、前回、書いていますので、ここでは省略させて頂きます。それで本作ですが、LP1 (A面/B面)はガッツリ作り上げた曲から成り、LP2 (C面/D面)は即興演奏からなっています。まあ、即興演奏と言っても、ある程度、モチーフがあって、その上でのフリーな演奏ということで、所謂フリー・ミュージックやフリー・ジャズとのそれとは違いますね。また、D2 “Sandoz In The Rain”では、Ulrich Leopold (B), Thomas Keyserling (Flute), Rainer Bauer (G, Vo)がゲストで参加しており、何らかのモチーフがあったのか、泣きのメロディやヴォーカルが聞こえてきて心に沁みます。また、D1 “Yeti Talks To Yogi”ではほんのりと中近東風のメロディが聴取できます。一方、C面は、アルバム片面全て使った曲にしてタイトル曲”Yeti”が収められていますが、これも即興演奏です。緊張感が白熱するインタープレイが心地良いですが、フェイド・アウトしているので、元の演奏はもっと長かったものと思われます。順番が逆になりましたが、LP1ではまあかっちりと曲が決まっていますので、LP2とは違った音楽が聴取できます。A1 “Soap Shop Rock”ですが、組曲風になっており、4パートから成ります。Chris Karrerのヴァイオリンが結構弾きまくっていて、カッコいいです。また録音そのものも、遜色無く、今聴いても全然古臭さは感じさせません。B1 “Archangels Thunderbird”のギターのリフやヴォーカルは聴きものですね。B2 “Cerberus”のボンゴとアコギの絡みから、エレキとドラムへの対比も面白いです。B4 “Eye-Shaking King”のヘビーなサイケ調の曲もヴォコーダーのような変調ヴォーカルも中々カッコいいです。それで、このアルバムで、私が最も注目したのは、Dave Andersonのベースで、彼がいるので、演奏が引き締まっているように思います。やっぱりベースは肝心な楽器ですね。初めて聴いた時は、それ程ピーンとは来なかったんですが、今回、聴き直してみて、その良さをビンビン感じましたねぇ。ちょっと纏まらない紹介になってしまいましたが、機会があれば、是非聴いて欲しい名盤です❗️

B4 “Eye-Shaking King”
https://youtu.be/jO5jeFiQn_U

C1 “Yeti”
https://youtu.be/CObZMlzlkBE

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