V.A. “Neues Deutschland”

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ここに来て、何で?NDW (Neue Deutsche Welle: German New Wave)のコンピなん?と思うかもしれませんが、このコンピに収録されているÖstro 430がどうしても聴きたかったのと、この頃にNDWの面白さを全面的に体感したので、購入したんだと思います。もう紹介済みのグループもいますが、各グループとその曲について紹介していきたいと思います。
 A1 Östro 430 “Sechzehn”:Düsseldorfで、1979年22月に結成。メンバーはOlivia Casali (B), Bettina Flörchinger (E-Piano), Marita Welling (Drs, Vo), Martina Weith (Vo)のギターレスの女性4人組。元気一杯で性急なビートの曲。ベルリンのMalaria!とは違って、殺伐したところが無い。へっぽこなSaxはMartinaかな?
 A2 Bildstörung “Retortenkinder”:
Frieder Hüttig (Vo), Musti Ungör (G), Peter Prochir (Drs), Werner Seidel (B),Hans-Günther Vitzthum (G)の5人組。結構、ビートが強烈な曲で、突進型の音楽。
 A3 Hans-A-Plast “Spielfilm”: 1978年にHannoverで結成。この時のメンバーはJens Meyer (G), Micha Polten (G), Renate Baumgart (B), Bettina Schröder (Drs), Annie Benjamin (Vo, Sax), Wielle (Sound), Bomber (Scream)の7人組。これまた元気一杯な陽気な曲ですね。AnnieのVoが魅力的で、曲もそれなりに良くて、独逸語の語感とマッチしていてカッコいい。途中で出てくるトライアングル(?)はWielleによるものか?
 A4 Neonbabies “Spass Muss Sein”: この時のメンバーはInga Humpe (Vo), Reinhard Meermann (Sax), Nikolaus Polak (G), Toni Shanghai-Nissl (Drs), Conny Cool (B)の5人組。独逸語の語感と演奏がマッチしている。独逸のX-Ray Spexと言う感じもして、中々良いです。
 A5 RotzKotz “Tante EMI”: 1977年、Hannoverにて結成。独逸初のパンク。この時のメンバーは、Axel Wicke (B), Ernst-August Wehmer (Vo, Synth), Markus Joseph (Drs), Horst Illing (G,Vo)の4人組。シンセ・パンクなチューン。これはちょっと集めたくなりますね。 
 B1 Fehlfarben “Wie Bitte Was”: 1979年、Düsseldorfにて結成。この時のメンバーは、Uwe Bauer (Drs), Thomas Schwebel (G), Michael Kemner (B), Uwe Jahnke (G)の4人組。S.Y.P.H.のメンバーも入っているスーパー・グループで、この曲でもそのことが感じられます。フリーキーなノイズ・ギターがトッピングされて、段々シンバルとかにエフェクトが掛かっていく。今でも現役。
 B2 Reifenstahl “Je’T Air”: 1980年、Düsseldorfにて結成されたデュオで、Gerd Gaida (G, B, Vo)とMattias Rapp (Synth, Vo, G)。メトロノームで始まるが、それと無関係なテンポで、ベースラインが入って来る、彼等らしい、ユーモアと言うか毒を持った曲。歪んだギターも効果的だが、シンセのフレーズが肝な1曲。
 B3 Kuschenweich “Kein Bock” メンバーは、Phil Luland (Vo), Joe Bloeck (G), Carsten "Männlein" Gelinski (G), Peter "Cozy" Köhler (Drs), ButcherことMichael Siegismund (B)の5人組。結構、パンクな曲で、音も分厚い。結構、カッコいい。独パンク!
 B4 KFC “Wie Lange Noch”: 1978年結成のDüsseldorfのパンクバンドで、この時のメンバーは、Konrad (Drs), Tommi Stumpff (G, Vo), Käpt'n Nuss (B)のトリオ。元々独パンクバンドとして売り出したが、ここでは最早、ポストパンクとなっている。B3のKuschenweichと間違えそう。
 B5 Croox “Do The Dispo-Her Damit”: Düsseldorfのバンドで、この時のメンバーは、Mike Schmidt (Synth, B, Vo), BeinことSabine Niedergassen (Synth, Vo), Clemens Golz (Vo, Perc), Gerd Gaida (G Vo), Kay Wolde (Drs)の5人組。シンセ・ベースのシークエンスが特徴的な曲で、Voも脱臼したような音程不明で、シンコペーションでリズミカル。ギターもめちゃくちゃだぁ!
 面白い曲ばかりですので、機会があったら、聴いてみて下さい。NDWの一端が分かるかも⁉️

Östro 430 “Sechzehn”
https://youtu.be/ni21l7moqGA

Hans-A-Plast “Spielfilm”
https://youtu.be/a6cCx8KUGcY

Rotzkotz “Tante EMI “
https://youtu.be/vw1X9bV3Tqc

Fehlfarben “Wie Bitte Was”
https://youtu.be/Yi52M9CP3yo

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