Wire “Pink Flag”

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出ました‼️皆んな、大好き。パンクではなく、最初からポストパンクだったWireのファースト・アルバム”Pink Flag”の登場です。長い間、探していたのです。その昔、大学の関係で東京に出ていった時に、女友達が女子高生の頃、Wireのこのアルバムのカバーを演っていたと聞いて、探していたんですが、オリジナルは高価で取引きされてましたし、日本盤も出ていなかったので、仕方なくCDでしか聴いていなかったのです。そんなこともあって、中古屋で見つけた時は狂気乱舞しましたね。Wireのバイオグラフィーは前回までで殆ど書いていますので、今回は省略します。一応、メンバーだけ書いておきます。Collin Newman (Vo, G), Bruce C. Gilbert (G), Graham Lewis (B, Vo), Robert Gotobed (Dr)で、ロックバンドとしては当たり前の編成なのですが、このファースト・アルバム以降、とても(パンク)ロックとは思えないような音楽をやり始めます。その前にリリースされたこのアルバムはジャケの、恐ろしい位簡素でニヒルな様相は他のパンクバンドとは大きく異なっていました。当時は、シュールとさえ言われてましたね。このアルバムでは、表向きこそ、2分前後の曲が21曲も並んでおり、パンクバンドの様な扱いになっていますが、内容は既にそう言う凡百のパンクバンドとは大きく異なってました。先入観無しに聴いてもらうのが一番早いのですが、何と言うか、曲の構造は単純なのですが、特に野卑にがなり立てる訳でもなく、淡々と紡がれる音が一種のミニマル・ミュージックのようにも聴こえますし、その曲の短さなんかはハードコアの走りのようにも見えます。また、彼等の良き理解者であるMike Thorneがプロデュースしていることも大きいと思います(私はこのMikeの存在がキモだと思ってますし、彼等もまたMikeの存在によってアルバムを作る気になったとも聞いています)。後、歌詞が独特で、韻を踏まない散文的な歌詞を上手く曲に乗せており、そこら辺から「シュール」と言われたのかもしれませんね。兎に角、これからバンドを始める方は一度は聴いておいた方がいいですね。まあ、私はWireは大好物なので、これからも集めていきますが、特にファーストからサードの辺りは多分一生聴き続けるつもりです。そう言えば、Wireの”Pink Flag”の曲をカバーした日本のバンドのコンピが有りましたね。それも興味深かったです。皆さんも聴きますよね?

https://youtu.be/1Wi94-JGrtc

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