Aroma Di Amore “De Sfeer Van Grote Dagen”

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またまた来ました!ベルギーのニューウェーブの極みAroma Di Amoreの12㌅EPです! Aroma Di Amoreは、1982年に、Elvis PeetersとLo MeulenとFred Angstをコアメンバーとして結成されたカルト的人気のバンドで、40年間も活動し、2022年に解散しています。バイオグラフィーは前回、書きましたので、そちらをご参照ください。今回は、1985年にリリースされた彼等の3枚目のEPで、この時のメンバーは、Elvis Peeters (Vo, Clarinet), Lo Meulen (B, Kalimba), Fred Angst (G, Rototoms), Andrea Smits (Organ, Synth), Frits Frats (Sax, Whistle, Mouth Organ)の5人組で、A面B面共、3曲ずつ収録されています。ライブの動画とかを観ると、やはり生ドラムじゃないですね。今回もまた、独特なフラマン語のヴォーカルと1980年代ニューウェーブ全開のサウンドから成りますが、サックスがやや強調されているように思います。A1 “Hoofd In De Supermarkt”やA2 “Plaatsje Onder De Zon”, A3 “De Aarzel”のA面曲は、図太いリズムに、安っぽいオルガンとサックスの効いたニューウェーブの良いとこ取りした3曲で、特にA1はギターのカッティングが秀逸です。また、A2のリズムはまるでJoy Divisionなのですが、オルガンの音とリフが安っぽくて、全くアレンジが違う所がニクいです。B面に移ります。B1 “El Macho”は、ガラッと変わって、スローテンポで、物憂げなヴォーカルとギターのリフに単調なリズムと言う、どちらかと言うとJoy Division風のダークな曲です。B2 “Overleven”は硬く重目のリズムに煽るようなヴォーカルが、何処となくPublic Image Limitedのアルバム”The Flowers of Romance”を想起させてくれます。B3 “Moeder Gaat Neer”はこれまた意外にもアコギとヴォーカルと言う弾き語りで、サックスが良い味を出しています。ちょっとだけスパニッシュな感じもありますね。と言う訳で、ちょっと曲数は少な目ですが、楽しめました。A面はニューウェーブ路線の発展型で、B面はポスト・パンクで、意外な一面を見せてくれました。と言うか、彼等は矢張り、ちゃんと流行をリサーチして、自分達の音楽に昇華させていますね。1980年代のベルギーのニューウェーブ/ポスト・パンクに興味がある方は聴いてみて下さい❗️

https://youtu.be/EqQpjF9zcrM

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    4AD

    2023/08/18 - 編集済み

    3rd LPだけ持ってます。 

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      Dr K2

      2023/08/19

      当時は、私は全然知らなかったです。偶々、通販で買って気に入ったので、今更ですが、聴いています。

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