1979 Greco SE-600N☆
このギターは2021年6月23日に発見、26日に購入、そして8月13日に昔からのお友達のところに嫁いで行った、僕の所有したギターの中でもかなり特異な経歴を持つ一本となりました。
そもそも、6/23の時点でたまたま見かけてかなり気になって、どうしようかと悩んでいたのです。
で、某SNSにこのギターの写真をUpしたところ、昔からのお友達が
「うわー!SE600じゃないですか!これ、ずっと探してたんですよ!」
とおっしゃる。
ならばとりあえず、押さえておかねばならない、というのは私の使命(お金が足りればwww)。
慌ててお店を再訪、無事に確保できたのでした。
最初からそのお友達のところに嫁いでいくのはわかっていたのですが、お友達の了解を得ましたので
「一度は僕のものだったギター」としてこちらでご紹介です。
1979年のGreco SEシリーズは当時、高い完成度とそのシリーズ内にJeff Beck Modelをラインナップしていたこともあってとても高い人気を誇っていました。中学生で、Jeff Beckがどういう人かも知らない僕ですら、憧れたものです。
別のところでも書いたかと思うのですが、最初に手にしたギターはアコースティックだったので、ギターというものは本来木の色をしているものだ、と思い込んでいましたから、このNatural Finishのギターにはずっと憧れがありました。
ストラトのお話に疎い僕はちゃんと知らなかったのですが、このSmall Headのストラトには本来ならNatural Finishのものは存在しないのだそうです。ゆえにこの形式は日本独自のもの、なのですが、後年Fender社もこの組み合わせを出したので、Grecoは本家Fenderに先駆けて「やっちゃった」のですね(笑)。
この個体は非常に軽く(約3.3Kg)、長く持っていても疲れないのが良いですね。音の方はいわゆる「鈴鳴り」と言いましょうか、あまりパワー感で押してくるのではなく、高音域のシャリシャリ感がたまらない一本。
歪ませて使うよりはクリーントーンでじっくり弾きたいギターです。ハーフトーンも最高です。
そうそう、ハーフトーンで思い出したのですが、この子はこれまでの人生で軽く手を入れられているようです。
1. ヘッドのストリングガイド(1, 2弦)がカタログ上では丸型なのに、板型に変更されている。
2. PU Selector SWが3Way→5Wayに変更されている。
気になるのはこの位。良いコンディションで保存してくれていた前のオーナーさんにも感謝ですね。
引渡しの際に、「売るんだったら連絡してね!」とお願いしておきましたが、はてさてどうなるのだろう(笑)。
エレキギター
Greco
33000円
Kei Maeda